元朝日新聞記者の植村隆氏(59)の慰安婦記事をめぐる名誉毀損損害賠償訴訟の本人尋問後、札幌市内で23日夕、植村氏が行った記者会見の要旨は以下の通り。 ◇ ■植村隆氏 長時間傍聴取材ありがとうございました。この裁判が提訴されて以来、非常に厳しい日々を送ってきたわけですが、今日は私の本人尋問と被告の櫻井さんの尋問が行われ長時間にわたってやりとりがありました。私は、自分の記事が捏造ではない、ということを十分に尋問のなかで証明できたと思います。一方で、櫻井さんがいかに取材をせずに、(元慰安婦の金学順氏らが平成3年に東京地裁で謝罪や賠償などを求めて日本政府を提訴した際の)訴状も見ないで、訴状にないことを書いて、私が捏造記者といっている事実を皆さん、見てくださったと思います。 この裁判は、私の名誉毀損の裁判であるだけではなく、ジャーナリスト、記者が書いた記事、それが、ある勢力が気に入らないということに