台湾・桃園の空港に到着した、チェコのミロシュ・ビストルチル上院議長(2020年8月30日撮影)。(c)Sam Yeh / AFP 【8月30日 AFP】チェコのミロシュ・ビストルチル(Milos Vystrcil)上院議長率いる代表団が30日、台湾・台北に到着した。今月に入って、外国の高官が台湾を訪問するのは2度目。民主制の台湾を世界から孤立させ続けようとする中国にとっては痛手となる。 約90人から成る代表団の訪問の2週間前には、米国のアレックス・アザー(Alex Azar)厚生長官が訪台。台湾を訪問した米閣僚としては、1979年に米国が台湾と断交し中国と国交を樹立して以来、最高位となった。 台湾に5日間の日程で滞在するビストルチル氏は、立法院(議会)で演説し、蔡英文(Tsai Ing-wen)総統と会談する予定。台湾政府は同氏の訪台を「独裁体制の中国の脅し」に立ち向かうものと評している。