東京のような大都市は、とにかく建物の入れ替わりが激しい。ひと昔前にはその町のシンボルだったようなものも、気がつけば姿を消してまったく違うビルになっていたりする。 そんな風景の移り変わりが、お台場でまさに起きている。長年のシンボルだった大観覧車とパレットタウンが営業を終え、目下取り壊しの工事が進んでいるのだ。 10月上旬、実際にお台場を訪れてみると、もうこれはひとつの時代の終わりなんじゃないかと思うくらいに、ものの見事に観覧車が分解されている。観覧車よりも背の高いタワークレーンが脇にそびえ、観覧車の骨組みを次々に取り外している。お隣のヴィーナスフォートもMEGA WEBも閉鎖されていて、あとは取り壊しを待つばかり。跡地(の一部)にはプロバスケットボールBリーグ・アルバルク東京の試合会場などに使われる多目的アリーナが建設される予定だという。