1.「続・オープンサイエンスのいま」連載中! 前回の連載では特集号によって支えられる新型メガジャーナルの動向を紹介したうえで、その問題点については『情報の科学と技術』誌で始まる新連載、「続・オープンサイエンスのいま」第1回[1]をぜひ読んでください、と、露骨な宣伝で原稿を〆たのでした。みなさん読んでくれましたか? 「続・オープンサイエンスのいま」の各記事は最新号からフリーアクセス(CC BY公開なのでオープンアクセスとも呼べます)ですので、お気軽に読んでくださいね! ……読んでくれましたね? 読んでくれたみなさんにはわかっていただいたとおり、オープンアクセス雑誌の特集号の問題とは、ゲスト・エディターによる査読の管理体制が甘くなりがちな点にあり、そこを昨今はびこる「論文工場(paper mill)」に利用されることがあります。「論文工場」とは近年急成長している、研究不正ビジネス(地下ビジネス
図書館はこれまで、知識にアクセスする機会をすべての人に平等に与えるという重要な使命を果たしてきた。だが、図書館によるデジタル化を認めない判決を米国の控訴裁判所が下したことで、危機的な状況にある。 by MIT Technology Review Editors2024.09.18 7 この記事の3つのポイント 図書館のデジタル貸出を制限する判決が米国で下された 判決は「制御されたデジタル貸出(CDL)」をフェアユースとして認めない内容 図書館を電子書籍のエコシステムに閉じ込め、危機的状況に陥れる可能性 summarized by Claude 3 私は1980年代から90年代にかけて育った。私の世代やその前の世代にとって、公共図書館はあらゆる町で平等を実現する力となっており、アメリカンドリームを目指して前進するすべての人を助ける存在だった。私が育ったヴァージニア州シャンティリーでは、コンピ
大阪大学でスーパーコンピューターなどを運用するサイバーメディアセンターが2025年3月までに、学内ビッグデータ基盤を刷新する構想を進めている。学内で運用する大容量ストレージと各研究室との間を毎秒100ギガビット(Gbps)の高速イーサネットで接続し、データを活用する研究を進めやすくする。 サイバーメディアセンターは2021年5月から、学内でデータ集約基盤と呼んでいるストレージシステム「ONION」を運用している。ONIONは、同大学のスパコンである「SQIID」から利用できるファイルシステムである「EXAScaler」や、SQIIDからAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)経由などで利用できる「ONION-file」、SQUIDとは独立して運用するAmazon S3互換オブジェクトストレージの「ONION-object」などで構成する。 このONIONを2025年3月
YOASOBI NHKスポーツテーマ2024となった楽曲『舞台に立って』のMVスペシャルバージョンをMUUUSEの巨大スクリーンでイマーシブ体験! コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraからなる“小説を音楽にするユニット”。2019年のデビュー曲「夜に駆ける」は、公開直後から注目を集め、ストリーミング累計再生回数は史上初の11億回を突破。2023年の楽曲「アイドル」は、海外チャートで次々と首位を獲得し、J-POP史上初となる記録を打ち立てている。全米での単独公演成功を経て、この秋には大阪と東京でドーム公演を控えるなど、国内外で顕著な活躍を見せている。 TM NETWORK デビュー40周年を記念するアリーナライブから『Get Wild』のスペシャルライブ映像をMUUUSEの巨大スクリーンでイマーシブ体験! 小室哲哉(Key)、宇都宮隆(vo)、木根尚登(g)によるユニット。1984
科学技術振興機構(JST)が運営する電子ジャーナルプラットフォームJ-STAGEは、9月19日・10月22日に、「オープンアクセス誌移行セミナー」および「オープンアクセス基礎セミナー」の第2回を開催する。 J-STAGEでは2019年より、J-STAGEが推進するOA(オープンアクセス)に関する基礎的な事項を説明することを目的としたミニセミナーを開催してきた。 2024年度は、本セミナーを2つの異なるセミナーとして開催。「オープンアクセス誌移行セミナー」では、ジャーナルをOA誌とするための実践的な手順に焦点をあてて説明し、「オープンアクセス基礎セミナー」では、OA、CCライセンス、DOAJ(Directory of Open Access Journals)に関する基礎的な事項を説明する。 今回は、7月および8月に開催したそれぞれの第1回と同一の内容だという。 <「オープンアクセス誌移行セ
この度、九州大学データ駆動イノベーション推進本部研究データ管理支援部門は、国際シンポジウム「大学における研究データサービスの導入と展開」(同時通訳付)を開催いたします。政府からの学術論文や根拠データの即時オープンアクセスの方針が示される中、各大学においてもそれらの環境・支援体制の整備を進めることが求められています。本シンポジウムでは、米国ニューヨーク州立大学バッファロー校と英国エディンバラ大学の研究データサービスの実務家を招聘し、先進的な事例をご紹介いただくとともに、日本における課題を議論し、日本の大学において必要な研究データサービス、またそれらを実現するために必要なことについて皆で考える機会としたいと思います。なお、本イベントは対面とオンラインのハイブリッドで開催します。参加者同士で情報交換できるよい機会ですので、多くの方の対面でのご参加をお待ちしております。 日時:2024年10月11
時下、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 さて、RUC(研究大学コンソーシアム)に設置されております「学術情報流通の在り方に関する連絡会」では、オープンアクセスを巡る諸問題についての連続セミナーを開催しております。このほど第5回「オープンアクセスと日本の学会誌の展開」を下記のとおり実施することになりましたので、ご案内いたします。 今回のセミナーでは、長く学会誌の出版に携わられている永井裕子氏(特定非営利活動法人 UniBio Press 代表)に、歴史的経緯を踏まえての日本の学会誌の今、そして、今後について伺います。このテーマにご関心のある皆様の参加をお待ちしております。 記 1.セミナー演題: 「オープンアクセスと日本の学会誌の展開」 2.開催日時:令和6年10月11日(金)13:30-15:00 3.開催方法:ハイブリッド(対面+Zoom 配信) 4.開催会場(対面): ビジョンセ
Journal of Informetrics誌の18巻4号に、オープンアクセス(OA)と学術ジャーナルビジネスの関係に関する論文“Is open access disrupting the journal business? A perspective from comparing full adopters, partial adopters, and non-adopters”が掲載されています。著者は、ドイツ・イルメナウ工科大学のZhang Xijie氏です。 OA出版が始まってから20年が経過し、その影響は依然として学術的な議論の焦点となっているとし、論文では、「破壊的イノベーション」(disruptive innovation)の概念を用いて、OAが従来の購読出版システムにどのように、またどの程度影響を与えているかが検証されています。 具体的には、ゴールドジャーナル(OA完全採
リソース不足によるデスマーチは珍しくもありませんが、そうしたプロジェクトが真に崩壊する時は目標の達成の見込みが無くなった時です。 具体例として名前を出して申し訳ありませんが、過去の特許庁や京都市のシステム更改案件などが典型です。 デスマーチに陥ったプロジェクトにおいて、出来ることと出来ない事を整理し、優先順位をつけて対応するのは重要な事です。しかし、その結果目標達成の見込みや効果が見いだせなくなった時、モラルハザードに陥りプロジェクトは急速に崩壊に向かいます。 その意味で、全国のシステム標準化プロジェクトは今極めて危うい状況です。 "全国のシステム標準化事務に従事する自治体職員に伝えたい事"にも書きましたが、システム標準化の表向きの目標は標準化基準への適合ですが、真の目的は国の重点計画にあるトータルデザインの実現です。 言い換えれば、今多大な労力をかけてこのシステム標準化を遂行し、標準化基
11月5・6・7日の会期中、連日たくさんの様々な講演・ディスカッション・ワークショップ等が開催されます。参加に事前申込の必要なものが多いので、各イベント紹介ページでご確認のうえ、お早目のお申込みをおすすめします。 ★時間割(pdf版=印刷用)はこちらから ◆フォーラム時間割 第1会場~第6会場(アネックスホール)、第7会場~第9会場(展示ホール2階コンコースぞい、ホールCの階上) 11月5日(火) 11月6日(水) 11月7日(木) ◆スピーカーズコーナー時間割 展示会場内(ホールC右奥)に会場があります。 スピーカーズ・コーナー11月5・6・7日
御影の地には、いくつもの素敵な美術館やホールやサロンがあり、地域の人々や旅行者たちの憩いの場となってきました。 その一つである世良美術館が2025年3月末に閉館することを館長からお聞きし、大変残念に思い、何かやれることはないかと考えてきました。 世良美術館は、ピアノ指導者であった、世良臣絵さんがこの地に移り住み、小磯良平画伯の指導のもとに画家としても活動を開始、1992年に開館された個人美術館です。 大理石の床の響きのよい造りを生かして、2001年にホール用のスタインウェイ グランドピアノ(B-211ハンブルク)が装備され、サロンコンサート開催が可能になりました。 地下はギャラリースペースとして利用されています。瀬戸本淳氏設計のこの館は、神戸市建築文化賞はじめ、多数の賞を受賞しています。 この貴重な館を残して、皆様に引き続き利用していただけるよう、「みかげ芸術堂」として新たに運営を始めるこ
国立国会図書館は、オープンサイエンスの取組とその成果を社会につないでいくために、国立国会図書館を含む図書館に期待される役割について話し合うフォーラムを開催します。 フォーラムのご参加には、申込フォーム(国立国会図書館のページ)から事前にお申込みが必要です(先着順)。申込期限は、10月18日(金)17時までです。ただし、定員に達した場合、締切前に受付を終了することがあります。 社会に対して学術研究をより開かれたものとしていくオープンサイエンスは、2021年の第41回ユネスコ総会における「オープンサイエンスに関する勧告」(文部科学省のページ)の採択及び2023年の「G7科学大臣コミュニケ」(内閣府のページ)の採択を経て、国際的に大きな潮流となっており、市民科学やオープンアクセスなど国内でも様々な分野で取組が行われています。 国内唯一の納本図書館として学術情報流通の一翼を担う国立国会図書館も、従
■フォーラム概要 NIIが提供する学術知識検索CiNii Reseachのサービスの現状や今後の計画について紹介します。 CiNii Researchでは現在、CiNii DissertationとCiNii Booksの統合を進めています。統合の実際やスケジュールをご紹介します。 また、新しい機能を現在、開発中です。この開発中の機能のいくつかをご紹介します。 ■お申込み方法 お申込先のURLは後日公開予定です。
OASEは「学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた基本方針」の実現を目標に、政府からの体制構築の支援を受け、グローバルな学術出版社等との大学を主体とする集団交渉のために、2024年に発足したチームです。
うめきたで関西から日本を盛り上げるボトムアッププロジェクト (仮名) 産学官民を問わず色々な人がつながる起死回生のボトムアップ文化形成を楽しく実現します。 プロジェクトは2024年の秋から開始しますが、その前の9月18日に大阪駅のちょっと南でプレ会を実施します( プレ会のチラシ )。 内容はもちろん食事もリーガロイヤル直営のレストランでフリードリンクなのでイイ感じだと思いますから是非! 参加登録はこちらから(登録締め切りは9月10日正午です!): https://forms.gle/PYK1pyronYU36bkQ9 うめきた(JR大阪駅北側)で 恒常的な月一の活動 等を通して、産学官民(というか単に色んな人)が一体となったボトムアップ文化形成を楽しく実現します。 産学官民を問わず色々な人が緩くつながることは、各個人にとって良いのはもちろんのこと、 それによるボトムアップ文化形成を通して、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く