本連載は、以前の連載を.NET Frameworkの新しいバージョンである「.NET Framework 1.1」に対応させ、全面的に加筆・修正を行った改訂版です。
Visual Studio .NET には作成したソフトを配布するときに使うインストーラ作成機能があります。 名称はよくわからないのですが、「Visual Studio Installer」などというようです。 (Windows Installerは有名ですが、それとは違います。) どんなことができるかといいますと、色々簡単に作れますし、様々なカスタマイズも行えます。 ・スタートメニューにショートカットを登録 ・デスクトップにショートカットを作成 ・拡張子をファイルに関連づける ・市販されているソフトのようにシリアル番号入力 ・.NETFrameworkがインストールされてない場合は自動インストール ・以前のバージョンのファイルがあるかどうか確認して、存在しない場合だけファイルをコピーする 一例としてこうしたことなどができます。 1つづつみていきましょう。 ソフトに
@IT 向けに書いた記事が公開されました。 フリーズしないアプリケーションの作り方 これもまた、裏ではいろいろと思うところあり。 タイミングよかった いやー、題材が題材だけに、C# 5.0 とか .NET Framework 4.5、VS11 の正式版が出る頃に出そうかなーなどと思って書き貯めてあった文章だったり。 諸事情あって、実は意図せず今月完成させて出すことになって、今日の公開だったわけですが、意図せずいいタイミングになったなぁ。 BUILD での発表内容がもうほんと非同期処理だらけで。「WinRT では50ミリ秒以上かかる処理は非同期APIにします」とか、C# 5.0 の async/await 構文の再説明も多々入っていたり。 ついかっとなってやった。後悔なんてあるわけない。 まあ、非同期処理は一応、年々ホットな話題になってきているので、他にも記事はあるにはあります。 ただ、自分
連載目次 「エンド・ユーザーは、0.5秒のフリーズでストレスを感じ、3秒のフリーズはバグだと思う」。昔、冗談半分に言ってみた言葉だが、回りの反応を見るに、割とみな思っていることらしい。 特にモバイル端末向けのOSでは、応答性の悪いアプリケーションはOSによって強制終了されたり、マーケットプレイスでの審査に落ちたりする。フリーズしないアプリケーション作りがますます重要になっている。 そこで、本稿では、フリーズしないアプリケーション作りに必要となる「非同期処理」*1について説明していく。 *1 時間のかかるAPIに対して、そもそも非同期版しか提供しないケースが増えてきている。Windows 8の新しいWindows API(WinRT)では、50ミリ秒以上かかるAPIを、すべて非同期なメソッドとして提供するそうだ。 ■非同期処理の今までとこれから ネットワークI/Oのように待ち時間の発生する処
DPI DPI:1インチあたりのドット数。値が大きいほど1ピクセルのサイズが小さくなる。また、値が大きいほど実サイズ(インチ)に変換したときに小さくなる。 例)420*350ピクセルのイメージ 解像度が100の場合 幅:420pix / 100 = 4.2インチ 高さ:350pix / 100 = 3.5インチ 解像度が600の場合 幅:420pix / 600 = 0.7インチ 高さ:350pix / 600 = 約0.58インチ 異なるDPIの描画先への描画処理 例)小DPI画像を大DPI描画先へ描画する 1ピクセルサイズでは、描画元>描画先 となる。画像描画を行う際、描画元ピクセルが描画先ピクセルサイズになる様に縮小して描画される。(全体では、元画像より小さくなる)逆の場合も同様に考える。ピクセルサイズが拡大して描画される。(全体では、元画像より大きくなる) //挙動確認用コード p
Visual Basic 中学校 > 初級講座 > 第35回 印刷 VBの機能だけを使った印刷について説明します。プリンタがない環境でもプレビューを使って試すことができます。本格的な印刷にはサードパーティー製のコンポーネントを使用することをお勧めしますが、VBの印刷機能でもある程度のことはできますし何より手軽さが嬉しいです。 この回の要約・印刷内容はPrintDocumentコントロールのPrintPageイベントで書き込む。 ・PrintPreviewDialogコントロールを使うと簡単にプレビューできる。 ・複数のページを印刷する場合はHasMoewPageプロパティを使用する。 ・テキストファイルを印刷するときは自動改行、自動改ページなどに注意する必要があって意外と大変。 1.印刷 今回は早速印刷を行うプログラムを作りましょう。印刷を行うためにはプリンタが必要ですが、プログラムを
C#やVB.NETで使えるテキストエディタコントロール(エディタコンポーネント)でライセンス条件が緩く、無償のものを集めてみました。 .NETで、テキスト編集の機能を実装する場合には、TextBoxやRichTextBoxでは、機能不足なことがありますが、自分で作るのは一つのアプリを完成させるくらいの労力が必要です。ここに挙げたものを検討してみると良いと思います。 ScintillaNET 配布サイト:ScintillaNET 世界的に有名なC++用のコンポーネントの.NET対応版です。 MITライセンス。 色分けや、ブロックの折りたたみなど、高度な機能をサポートしています。 海外製なので日本語のサポートが微妙です。単語をダブルクリックでの選択時に、日本語とアルファベットを区別してくれません(混在した状態で選択されてしまう。改造すればなんとかなるかもしれない)。 行の折り返しは、文字数で指
■保守性を考慮したパッケージ分割の指針 それでは、このパッケージ分割の指針としての6つの設計原則を紹介しよう。これらの設計原則は第2回のGRASPパターンで説明した「凝集度(Cohesion)と結合度(Coupling)」を基に分類されている。高凝集性と疎結合性に注目することがオブジェクト指向設計の要であることを再認識していただきたい。 以下に、『アジャイルソフトウェア開発の奥義』に記載されている、パッケージに関する6つの設計原則を紹介する。
前回はVisual Studio .NET(以下、VS.NET)でのAPIリファレンスの作成方法とその内容について解説した。今回は、APIリファレンスを生成する仕組みである「ドキュメント コメントのタグ」の書き方や、APIリファレンスの応用・関連知識について解説しよう。 1.「ドキュメント コメントのタグ」の概要 Visual Studio .NETでは、プログラムのソース・コードからAPIリファレンスを自動生成することができる。APIリファレンスを生成するために、VS.NETは、ソース・コード内に記述されたXMLタグを元にAPIリファレンス用のコメントを抽出する。このようなXMLタグは「ドキュメント コメントのタグ」と呼ばれている。 ■APIリファレンスとXMLドキュメント・コメント Visual C# .NETには、「ドキュメント コメントのタグ」を使った機能が2つある。1つ目が本稿の
.NETの命名規則「変数や関数にどのような名前をつけるべきか?」という.NETの命名規則について、ヘルプでは次のようなページで触れられています。 名前に関するガイドライン、名前付けのガイドラインコーディング技法Visual Basic の名前付け規則 補足:オフィシャルではありませんが、中西庸文さんが「VB.NET コーディング標準」を、河端善博さんが「C#コーディング標準」を公開されています。両者は平鍋健児さんの「Javaコーディング標準(オブジェクト倶楽部バージョン)」を参考にして作られたものとのことです。「コーディング規約の会」から入手できます。 これらを読んでいただければ.NETの命名規則について理解出来ると思いますが、ここでは私なりにこれ以上はないというほど簡単に.NETの命名規則を説明させていただきます。 まず基本は、「単語で構成された、誰でも分かるような名前をつける」というこ
はじめに 仕事で Subversion と Trac を使っていますが、残念ながら、活用できているとは言えません。継続的インテグレーション(以下CI)?何それおいしいの?って状態。そもそも CI やるために Trac とか諸々導入したはずなんですけどね…。 CI 導入しなきゃと思い続けて結構な期間が経過しました。その間、定期的にリリースビルドを行っていたんですが、コミット忘れや修正し忘れにより、何度もビルド環境がぶっ壊される…。その度に手作業で修正してたんですが、さすがに堪忍袋の緒が切れて CI 導入を開始しました。 やりたいこと ひとまず次ができれば OK。 Subversion を定期的に監視して、変更があったらビルドとテストを実行。 失敗したら管理者にメールを送信する。 ビルドぶっ壊した人にメール送る。 CI ツールは Jenkins、ソースコード管理システムは Subversion
本連載では、新たに.NETで開発を始めようとしている新人プログラマを対象に、.NETアプリケーションが動作する仕組み、つまり「.NETの動作原理」について解説する。 もちろん、有能なプログラマや優秀なアーキテクトを目指している読者は、これまでも普通の人よりはコンピュータを使ってきただろう。だから、メール・ソフトやブラウザなどのアプリケーションはある程度思いのままに操れるし、Windows OSのトラブルにも何とか対処できる自信があるに違いない。 しかしこれからは、そのような「ソフトウェアがうまく使える能力」を磨くだけでは済まなくなる。これからは、「普通の人に役立つ、面白くて、便利で、使い勝手の良いソフトウェアを開発するための能力」を伸ばしていかなくてはならないはずだ。 「そのために、まずは.NET開発を極めたい。それにはプログラムが実行される仕組み、とりわけ.NETの動作原理の基礎はきちん
よくTwitter上などでMVVMパターンの学習は難しいという話を聞きます。最近その理由と認識のずれが少しづつ解ってきたので、書いてみる事にしました。 ネット上には様々なサンプルコードがありますが、「MVVMパターンを使う」という視点で学習する場合、用意した開発環境によって学習する事は異なってきます。 何故なら、設計パターンの思想の再現度は「その設計パターンのためのライブラリと環境」によって大きく異なるものだからです。 ASP.NET MVCが導入できない状況でASP.NET MVCをやろうとしますか?。そんな事をしようとすると業務ドメインのロジックに注力するどころか、MVCの概念を正しく理解しているのはもちろんの事、ASP.NETパイプラインの仕様に詳しく精通している必要もあります。他の環境(例えばRubyにおけるRails)でMVC補助がどうやって成立しているかも踏まえた上でインフラス
既に発売されている「MonoTouch」と併用すれば、開発者はC#と.NETを使って構築したコードをiPhone、iPad、Android、Windows Phone 7のモバイルアプリで共有できる。 米Novellは4月6日(現地時間)、米MicrosoftのVisual StudioでC#や.NETを使って米GoogleのAndroid向けアプリを製作できる開発環境「Mono for Android」をリリースしたと発表した。Novellのサイトからダウンロード購入できる。価格は、企業向けの「Enterprise Edition」が開発者1人当たり999ドル、企業向けの5ユーザー版が3999ドルで、個人向けの「Professional Edition」は399ドル。いずれも1年間のメンテナンスおよびアップデートサービスが付く。 Monoは、Linux、Solaris、Mac OS X、
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