皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【160】バットを振りました。 色にちなんだ小説を読みながら、 バットを振ってます。 今日は藍色です。 田中貢太郎の 『藍微塵の衣服』の出だしです。 これは怪談なので、お化けが出てくる前でストップしました。 青空文庫より 田中貢太郎『藍微塵の衣服』 これは東京の芝区にあった話である。芝区の某町に質屋があって、そこの女房が五歳か六歳になる女の子を残して病死したので、所天(ていしゅ)は後妻を貰った。 後妻と云うのは、気質の従順な、何時いつも愉快そうな顔をしている女で、継子ままこに対しても真の母親のような愛情を見せたので、継子も非常に懐なついて、所天も安心することができた。 10行にして、1行4回ずつ繰り返し 【言って振り】ました。 東京の芝区に質屋があり、 その女房が五、六歳になる 女の子を残して病死した。 所天(亭主)は後妻を貰った。 後妻は、気質の従順