10年前の今日 私が24歳の頃、池袋西口のキャバクラに面接に行った事がある。 大学卒業後、アルバイトを転々とするが何一つ長続きせず、消費者金融からも20万円ぽっち借りただけですぐに借りられなくなった。 親には何度も泣きついて、ついに「もうあげられるお金はないから、地元に帰って来なさい」と最後通告されてしまった。 私はどうしても田舎に帰りたくなかった。 もう私にはキャバクラしかない、と思った。 アルバイトも長続きしない人間が、キャバクラで接客なんてまず出来ないのは明白だが、人間窮地に追い込まれれば出来ない事はないと当時の私は思った。 ならしっかり定職に就けば良いものを、地道に働くより短い時間で沢山稼ぎたいと欲だけは深かった。 昼のアルバイトが続かないなら、夜のアルバイトなら続くかも?というよく分からない希望もあった。 インターネットのキャバクラ求人サイトで歩いて行ける池袋西口の店に早速面接の