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bookに関するprevious_boneのブックマーク (8)

  • トマス・アクィナス『君主の統治について』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    アクィナスの文庫初登場。その昔、経済学者の上田辰之助が『聖トマス経済学』の中に訳したことがあるが、今回のものはやはり時代に合わせて非常に読みやすい訳文。また丁寧で詳細な解説がついているのも助かる。柴田平三郎氏の次の一文が書におけるアクィナスの主張を簡潔にまとめている。 「ただ、そこでトマスがアリストテレスに倣って、人間を自然的性として「社会的および政治的動物」であると強調している点について、いま一度注意を喚起しておきたい。トマスはそうした人間性のうちにあるもろもろの共同社会的な徳性(友愛・真実)を相互に培いながら、なによりも「共通善」の実現に配慮する権威を中心として「単に生きること」ではなく、「善く生きること」を求めていこうとしている。このトマスの思想は西欧中世という、私たちのとって遠く、無縁な過去の世界に封印されてしまってよいものではないと思う」(文庫版へのあとがき、237頁)。

    トマス・アクィナス『君主の統治について』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
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    previous_bone 2009/09/24
    そういえば、10年ほど前に中世神学関係も含めたヨーロッパ経済思想史の研究論文を読んだことがあったような。
  • 飯田泰之ほか『経済成長って何で必要なんだろう?』(光文社×シノドスリーディングス)発売 - 荻上式BLOG

    経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS) 作者: 芹沢一也,荻上チキ,飯田泰之,岡田靖,赤木智弘,湯浅誠出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/06/25メディア: 新書購入: 41人 クリック: 414回この商品を含むブログ (77件) を見る シノドスから新しい一冊が発売です。今回のテーマは「経済成長」。皆様おなじみの飯田泰之さんが、岡田靖さん、赤木智弘さん、湯浅誠さんとの対話を通じて、「経済学思考」の意義と課題を明確にしていくための一冊です。 飯田さんのスタンスを理解するためには、下記エントリがリーダブルかなと。 http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20090201#p1(まずは三択だって言うことに気づかねばならない) http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20090202#p1

    飯田泰之ほか『経済成長って何で必要なんだろう?』(光文社×シノドスリーディングス)発売 - 荻上式BLOG
  • 中二病とは何か?『カリスマ入門』(古屋雄作) - さよならテリー・ザ・キッド

    カリスマ入門 作者: 古屋雄作出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2009/05/14メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 18人 クリック: 224回この商品を含むブログ (8件) を見る古屋雄作さんの『カリスマ入門』というが面白かった。 古屋さんは『温厚な上司の怒らせ方』シリーズや『スカイフィッシュのつかまえ方』シリーズのDVDを作った人です。それを知らないとただの自己啓発書の類と思うだろうし、来はサブカルコーナーに置かれるべきものなのにビジネスのコーナーに…なんていう可能性もあると思います。というか僕は実際に屋で見つけられなかったので店員さんに「『カリスマ入門』ありますか?」と聞いたので「こいつ、カリスマになりたいんだ……」と思われていることでしょう。 でも、自己啓発の類じゃないことは読めばすぐに分かります。簡単にいえば「有名人のインタビューなどから発言を集め、分類・解

    中二病とは何か?『カリスマ入門』(古屋雄作) - さよならテリー・ザ・キッド
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    previous_bone 2009/06/19
    こういうの好きだな。
  • 意味論的転回―デザインの新しい基礎理論/クラウス・クリッペンドルフ: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 すでに何度か紹介してきたクラウス・クリッペンドルフの『意味論的転回―デザインの新しい基礎理論』ですが、まとまった書評を書いていなかったので、あらためて紹介してみようと思います。 なんといっても、これからのデザインの意味、そして、今後の人間社会の意味を問い直すためには非常に有効なだと思いますので。 さて、書のなかでクリッペンドルフは、 デザインとは物の意味を与えることである。 と述べています。 また、別の箇所では、 デザインは他者に対し現実化可能な人工物を提案することである。 とも言っています。 「物の意味を与える」というのは、僕は人と物とのあいだにインターフェイスをつくることだと理解しています。 もちろん、ここでいうインターフェイスはコンピュータやデジタル機器のGUI

  • 松岡正剛の千夜千冊『陰翳礼讚』谷崎潤一郎

  • いまさらながら〈戯言シリーズ〉を語りたおしてみるよ。 - Something Orange

    ペトロニウスさんが〈戯言シリーズ〉の面白さがわからないと言っているので、少し解説してみる。 もっともぼくが『クビキリサイクル』や『クビシメロマンチスト』、『クビツリハイスクール』を読んだのは既に数年前のこと。記憶があいまいな点も多々あるので、うっかりいいかげんなことを書いてしまうかもしれないが、そのときはツッコミよろ。 さて、『クビキリサイクル』に始まる〈戯言シリーズ〉は、いまに至るも西尾維新の代表作である。 正直、『化物語』が楽しめて〈戯言シリーズ〉が全然おもしろくないというのはよくわからないのだけれど、あれですかね、あの青臭く殺伐とした空気を受け付けないのでしょうかね。それとも、ミステリ仕立てになっているせいでしょうか。 該当記事のコメント欄でid:genesisさんが詳しく解説している通り、西尾は初めミステリ作家として登場し、周囲もかれをそう遇した。 しかし、当時流行っていたエロゲ系

    いまさらながら〈戯言シリーズ〉を語りたおしてみるよ。 - Something Orange
  • ダンディ進化論 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    コーヒーという言葉の語源は、アラビア語の酒または飲みものを意味するガーウェーから、トルコ語のガーヴェーを経てコーヒーとなったものといわれている。 と、小粋なマメ知識から始まるこのは、仏文学者であり、劇作家であり、脚家であり、博報堂取締役であり、雑学博士であり、ダンディ評論家であり、梅田望夫のパパでもある、梅田晴夫のエッセイ集『紳士の美学』(1977/青也書店)だ。 『紳士の美学/梅田晴夫』(1977年/青也書店) ネット界隈では息子の方が圧倒的に有名なので、ここでは「梅田さん」ではなく、あえて「晴夫さん」と、いや、親しみを込めて「は・る・お」と呼ばせてもらうが、とにかく晴夫のエッセイは粋だ。いままでロータスの車種ぐらいでしか耳にしたことのないエスプリが、そこにある。コーヒーについて語ったそばから煙草やパイプについて語り、和製英語を論じたかと思えば香水についての深い造詣も匂わせる。ともか

    ダンディ進化論 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
  • ついに復刊! 高田瑞穂『新釈現代文』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    書店の棚をみてて、思わずわが目を疑う。ついに復刊。しかも文庫でか。 このを読むまでは現代国語の成績のばらつきが激しかったけれども、これを読んでからは完全に「受験の現代国語を解く自分の立場」と「ふつうの読書する自分の立場」を峻別できるようになった。いいかえると受験国語をやたら客観視して取り組めるようになったわけ。懐かしい。いままで復刊ドットコムでも投票してたり、もう大学教員の地位を利用して(笑)、他大学で所蔵しているのが全国に数校あるのでそこから取り寄せるか、と思っていたわけだけど(自分のは屋根裏のどこかにw 探すとなると引っ越すのが早いくらいのコストがかかる)。いまの学生にどこまで役にたつのかわからないが、石原千秋氏がそこらへんのことをフォローしてえくれるはずなので迷わず買い。子供やゼミ生なんかに見せるために二冊買って保存しておく。 新釈 現代文 (ちくま学芸文庫) 作者: 高田瑞穂出版

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