ブックマーク / science.srad.jp (13)

  • ハチノスツヅリガの幼虫の唾液にポリエチレンを分解する酵素 | スラド サイエンス

    ポリエチレン (PE) の酸化と解重合を可能にする酵素がハチノスツヅリガの幼虫の唾液から発見された (論文、 マルガリータサラス生物学研究センターのプレスリリース、 The Register の記事)。 研究を率いた Federica Bertocchini 氏は趣味の養蜂家でもあり、蜜蝋をべる養蜂の害虫であるハチノスツヅリガの幼虫 (以降、幼虫) を捕まえてPE製の袋に入れておいたところ、袋に穴をあけて逃げ出してしまったことが研究のきっかけとなった。 Bertocchini 氏の研究グループは幼虫が PE をべて生分解できるという研究成果を 2017 年に発表しており、2020 年には別の研究グループが幼虫の腸内細菌叢とのかかわりを示唆する研究成果を発表している。 微生物による PE の生分解は非常に長い時間を要するだけでなく、紫外線照射や加熱といった非生物的な事前の酸化処理が必要と

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    pribetch 2022/10/10
    夢の「服だけ溶かす液体」が
  • イノシシを乾燥させて粉末にする機械 | スラド サイエンス

    佐賀県武雄市で駆除したイノシシを乾燥・粉末化して堆肥に加工する取り組みが行われているそうだ(日農業新聞) 灯油を1時間に10リットル使用し、70~80度に熱しながら回転させて粉砕し、5時間程度かけて粉末状にする。一度に400キロ前後を処理できる。同市では年間2000〜3000頭を駆除しているが、ジビエ化できるのは1割程度という。8割は埋却だが、2メートルほど掘らねばならず、大変な苦労だという。イノシシなどの有害鳥獣の減容化処理には焼却や微生物処理等あるが(農林水産省)、堆肥化は珍しいようだ。

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    pribetch 2020/08/11
    ピアノの粉末は高尚な趣味
  • 普段行かないような場所を乱数発生器で目的地として設定し探検する「ランドノート」 | スラド サイエンス

    海外のスラドで投稿された通り、ランドノートランドノート(直訳すると「乱数飛行士」)というコミュニティが広がりつつある(Reddit)。 チャットボットに自分の現在地を送信すると、量子乱数発生器を使って付近に集中されるアトラクターに基いた近くの経緯度が返される。このような普段生活の中で寄らない場所(すなわち身近な現実で歩まない道 )に行ってみることで、予期せぬ不思議な経験をするという。決定論から外れ、人間の思考と現実が謎のようにつながっているというコンセプトでもある。

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    pribetch 2019/10/07
    深夜バスがあって安心した。
  • 作業中のBGMが創造性を低下させるという研究結果 | スラド サイエンス

    作業中のBGMが創造性を低下させるという、英国とスウェーデンの研究グループによる研究結果が発表された(論文、 ランチェスター大学のニュース記事、 SlashGearの記事)。 BGMは認知機能に影響を与える環境刺激として知られており、描画のように空間的能力に関連する作業の創造性を向上させるという研究もある。しかし、BGMが創造性に与える好影響を支持する実験結果は少ない。研究グループは創造性テストとして使われる複合遠隔連想課題(CRAT)を用い、実験1)被験者が理解できない歌詞の音楽、実験2)歌詞のない音楽、実験3)被験者が理解できる歌詞の音楽、を被験者に聴かせて無音の場合と成績を比較した。課題は3つの英単語(例: stick/maker/point)が提示され、それらと共通して組み合わせてることのできる語句(例: match)を答えるというものだ。 実験1で使用した音楽は1990年代に英国

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    pribetch 2019/03/04
    いや作業用北斗の拳や作業用銀河万丈は効率上がるって
  • 厚生労働省、糖尿病患者にブタの膵島などを移植する異種移植を国内でも認める方向へ | スラド サイエンス

    近年、ブタの細胞や臓器を人間に移植する治療法の研究が進められている。たとえば3月には、ブタの膵島をカプセルに封入して糖尿病に移植する臨床研究が大塚製薬工場によって行われている(読売新聞)。しかし、日ではこのようなブタの「異種移植」については、ブタの遺伝子内に組み込まれているレトロウイルスについて人間への感染の危険性があるとして、事実上認められていなかった。これに対し、移植を禁止していた指針を厚生労働省が一部緩和するとのこと(毎日新聞、朝日新聞)。 国際学会等でレトロウイルスの人への感染例がないことが確認されているとし、危険性の評価を見直して指針からブタのレトロウイルスに関する感染リスクの記述を削除する方針だという。

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    pribetch 2016/04/16
    ロースおじさんから膵島を移植されて以来、小4女子に興味津々なんよ。
  • 火星が地球から独立していなければならない理由 | スラド サイエンス

    さまざまな組織や国家間で火星に人間を送り込むための競争が始まっているが、企業の宇宙資源の領有などに関するルールは明確には定められていない。そんな中、Blue Marble Space研究所のJacob Haqq-Misra氏は、火星が最初から完全独立している必要があるとする「The Transformative Value of Liberating Mars(火星の解放と変革の価値)[PDF]」というエッセイを発表した。同氏はこのの中で火星では地球の過去の文明と違うものを造り出さなければならないと主張、次の5つのアイデアを提示した(BBC、Slashdot)。 「火星に上陸する人は、地球上の公民権を停止して火星人とする」「政府、企業、地球上の人々は、火星の政治や経済に干渉できない」「火星の独自開発に干渉しなければ、火星における科学的な探査は認められる」「火星の土地利用は火星人によって決

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    pribetch 2015/12/26
    火星独立ジオン軍
  • 「太陽系から最も近い太陽系外惑星」、実際には存在していなかった | スラド サイエンス

    このほど発表された研究によると、太陽系から最も近い太陽系外惑星として話題になったケンタウルス座α星Bbは実際には存在せず、観測データ上にのみあらわれた「幽霊」だったことが明らかになった(ナショナルジオグラフィック)。 ケンタウルス座α星Bbはドップラー法という手法によって発見されたが、データがまばらだったために誤って「存在しない惑星を出現させてしまった」という。 2012年にこの惑星の存在が報告されたときには、推定質量が地球程度だったこともあり、画期的な発見と評された。ケンタウルス座α星系は、地球からの距離がわずか4.3光年で、『アバター』や『トランスフォーマー』などのSF作品の登場するキャラクターの故郷に設定されている。

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    pribetch 2015/11/10
    そう、はじめから惑星Bbなどなかった。…すべては天文学者たちが生み出した共同幻想だったのかもしれん。
  • メートル法への移行を提案する米大統領候補 | スラド サイエンス

    では、国際単位系(SI)等の、法律によって使用が認められた計量単位以外を、取引又は証明への使用することは犯罪です(罰則有り)。また、目盛などに使用が認められた計量単位以外が記載(併記を含む)された計量器などを販売、又は販売の目的で陳列することも犯罪です(罰則有り)。 例えば、「インチ」を目盛などに記載したメジャーや「ポンド」を目盛などに記載した計量器などを販売、又は販売の目的で陳列することは、計量法第9条 [e-gov.go.jp]によって固く禁止されています。違反した場合、50万円以下の罰金に処せられます。気軽な気持ちで違法な「メジャー」などをネットで販売してしまう愚か者 [venustap.jp]も居るようですが、逮捕されて有罪判決を受けるかもしれないので気をつけて下さい。 ちなみに、グレーゾーンが色々ありまして、不動産の契約書に、「○○坪」などと表記することは明確な犯罪で、不動産

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    pribetch 2015/06/07
    イギリスだけは最後まで「フランス人の作った単位なんか使わない」というプライドを貫いてほしい。
  • JAXA、全世界の陸地の標高データを集めたデータセットを無償公開 | スラド サイエンス

    JAXAが全世界の陸地の起伏を水平方向30mの細かさで表現できる標高データセット(30mメッシュ版)の無償公開を開始する(JAXAの発表)。陸域観測技術衛星「だいち」による観測画像を元にしたデータで、「30mメッシュ版としての高さ精度も世界最高水準」だという。 まずは日を含む東アジア・東南アジア域のデータが公開され、続いて順次全世界の陸地についてのデータを公開する予定とのこと。 データはダウンロードページ経由で入手可能だが、ダウンロード前にユーザー登録が必要。また、平和利用目的以外の利用や再配布・転売などは禁止されている。

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    pribetch 2015/05/25
    中国の地形は把握してるアピール大切。
  • 薬物で時間の感覚を狂わせることで「懲役1000年」が実現できる可能性 | スラド サイエンス

    哲学者であるRebecca Roache博士率いるチームは、「未来の技術」によって変化する懲罰の形態を探っているという。その一つに、「薬物を使い懲役に服する期間を伸ばす」というものがあるそうだ(The Telegraph、slashdot)。 これは既に存在しているという「時間の感覚を歪める薬物」を使い、服役者の時間の感覚を遅くする、もしくは脳の働くスピードを速めることで、長い年月分の心の働きを短期間に収めるというもの。これを利用することで、「1000年の時間の単位に値する懲役」を実現できるという。 しかし、死ぬまで閉じ込めておくことと、脳を操作して長期間の懲役を実現した後に自由にすることのどちらが道理的なのだろうか。このような問いかけは単に「未来的」な懲罰を探るのではなく、未来の目から現在を見ることで懲罰の道理を再考することが目的であるとのことだ。

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    pribetch 2014/03/25
    生物に過剰な生命エネルギーを与えることで、意識や感覚を暴走させる。結果、全ての動きがゆっくりに見え、動きも非常にスローになってしまう。
  • 遺伝子操作で絶滅種を復活させられるとしたら、やるべき? | スラド サイエンス

    Atlantic記事が、もし現代遺伝学の力で絶滅種を復活させることができるとしたらやるべきだろうか、と問いかけている(家/.、The Atlantic記事)。 地球上では30億年以上に渡って、500億種を超えるかもしれない、あらゆる種の絶滅が繰り返されてきた。地球に誕生した種のうち90%以上が絶滅しているとする専門家もいる。気候の変動など自然環境の変化に生物種の絶滅はつきもので、適応しきれずに絶滅する種がいる一方で、新しい環境に適応する新種が誕生してきた。しかし、種を絶滅に追い込むまで生息地を奪ったり狩猟を行うなどする人間が、いまや生物種絶滅の元凶となっている。 現在のところ、種が絶滅してしまえばそれっきりとなっていまう。だがもし、遺伝子操作で絶滅種を復活させることができるのであればやるべきなのだろうか。絶滅種を復活させるということは、人間の起こしてきた害を帳消しにできる一方で、今日の生

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    pribetch 2012/09/03
    たまのりしこみたいね
  • NASA の研究課題は「宇宙での性交渉」 | スラド サイエンス

    The Journal of Cosmology において火星へのミッションの特集号が発行されたそうだが、そのなかに「Sex on Mars (火星での性交渉)」と題された章があるそうだ (家 /. 記事、Journal of Cosmology, Volume 12 の ToCより) 。 NASA は宇宙での性交渉に関しては口を閉ざしてきたが、これがかえって人々の興味を引くこととなり「どうやってするの?」「今まで誰か試したことはあるのか?」「無重力空間で子供を作ることは可能なのか?」といった疑問は尽きない。動物実験は数回行われているようだが、人間においての実験はまだ行われていないに等しく、この件に関する科学的な分析や見解は皆無といっていい。 米カリフォルニア州の Brain Research Laboratory の Rhawn Joseph 博士は今回の特集にて、宇宙飛行士が性交渉に

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    pribetch 2011/01/17
    『さよならジュピター』の三浦友和。
  • 人間の最高速度、理論上は「時速64km」 | スラド サイエンス

    LiveScienceに「Humans Could Run 40 mph, in Theory」という記事が出ている。内容はタイトルの通り、「理論上は、人間は時速40マイル(約64km)で走ることができる」というもの。 記事によると、優れたスプリンターが走っている際に片足にかかる負荷は800〜1000ポンド(約362〜453kg)だそうだが、人間の足はもっと大きな衝撃に耐えられるようになっているらしい。 たとえば、スプリンターが全力で走っている場合に足にかかる負荷は、片足で跳ねるような動作をする場合に足にかかる負荷の30%程度しかなく、余裕があるとのこと。つまり、筋肉の収縮速度をより速くすることで、まだまだ人間の走る速度は向上できる、ということだそうで、その限界は(理論上は)時速35〜40マイル(56〜64km)程度と考えられるそうだ。 ちなみに、「世界最速」と言われるウサイン・ボルト選手

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    pribetch 2010/01/29
    誰も聖闘士に言及していないだと!?
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