ブックマーク / sorae.info (12)

  • 小惑星「アオ(Ao)」命名 『恋する小惑星』にちなんだアプリによる市民科学的発見

    太陽系に無数に存在する「小惑星」は、一定の条件を満たすことで名前を付けることができます。命名に関するルールは比較的緩いため、フィクション作品に登場する架空の人物に由来する名称も多数あります。 国際天文学連合(IAU)の小天体命名作業部会(WGSBN)は、提案された小惑星の名称が適切かどうかを審査する作業部会です。このWGSBNが2024年9月2日付で発行した速報にて、697402番小惑星「2017 BX232」の名称として提案された「アオ(Ao)」が承認され、正式に命名されたことが公表されました(※1)。これは漫画作品『恋する小惑星(アステロイド)』の2人の主人公が交わしたある “約束” に由来しています。その理由は、同漫画の略称にちなんだ未発見小惑星検出アプリ『COIAS』を通じて発見されたことにあります。 COIASを通じて発見・命名された小惑星はアオが初めてであり、市民科学の成功の一

    小惑星「アオ(Ao)」命名 『恋する小惑星』にちなんだアプリによる市民科学的発見
    pribetch
    pribetch 2024/09/08
    「アオいいよね」「いい…」
  • “天の川銀河の恒星” だと思われていた天体、実は史上最も明るいクエーサーだったと判明!

    「クエーサー」は中心部に巨大なブラックホール(超大質量ブラックホール)を抱えており、100億光年以上離れていても観測可能なほど明るく輝いています。クエーサーはこれまでに約100万個発見されていますが、極めて明るいクエーサーの発見はごく少数に留まります。 オーストラリア国立大学のChristian Wolf氏などの研究チームは、「J0529-4351」という天体がクエーサーであり、その明るさは太陽の約500兆倍、典型的なクエーサーの約200倍と、観測史上最も明るいクエーサーであることを突き止めました。J0529-4351は天体カタログの上では「99.98%、天の川銀河にある恒星」と誤ってラベル付けをされていたことから、既に観測されているのに極端に明るいクエーサーだとは気付かれていないものが他にも多数存在するとWolf氏らは考えています。 【▲図1: 非常に明るいクエーサー「J0529-435

    “天の川銀河の恒星” だと思われていた天体、実は史上最も明るいクエーサーだったと判明!
    pribetch
    pribetch 2024/03/09
    とにかく明るいクエーサー
  • 約7億年前の全球凍結「スターティアン氷期」はなぜ起きた? その謎に迫る研究

    地球はその歴史の中で、表面全体が氷河に覆われる「全球凍結(スノーボールアース)」が何度か起こったと推定されています。しかし、なぜ全球凍結が起きたのか、またどのように “解凍” されたのかについてのメカニズムはほとんど分かっていません。 約7億年前に起こったとされる全球凍結レベルの極端な氷河期「スターティアン氷期」の発生原因を、地質記録とシミュレーションによって調査したシドニー大学のAdriana Dutkiewicz氏などの研究チームは、火山からの二酸化炭素放出量が少なくて岩石の風化による二酸化炭素の吸収が多かったために、大気中の二酸化炭素濃度が現在の半分以下まで減少したことが原因であると推定した研究成果を発表しました。興味深いことに、この状況は遠い未来に地球で起こる状況と似ています。 【▲図1: 全球凍結した地球の想像図(Credit: Oleg Kuznetsov)】■赤道すら凍りつく

    約7億年前の全球凍結「スターティアン氷期」はなぜ起きた? その謎に迫る研究
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    pribetch 2024/02/26
    ブラタモリの御題みたい
  • ビッグバンは「2回」あった? 暗黒物質を生み出した「暗黒ビッグバン」が提唱される

    【▲ 図1: 宇宙における普通の物質、暗黒物質、暗黒エネルギーの割合。暗黒物質は普通の物質の4倍以上も存在する(Credit: 彩恵りり)】この宇宙に銀河が存在している以上、その回転速度は重力で恒星を引き留められる限界の速度よりも低いはずです。ところが銀河の回転速度を実際に調べてみると、恒星の数をもとに見積もった銀河の質量から推定される重力では、恒星を引き留めるの不可能なほどの高速で回転していることがわかっています。この観測データは、光 (可視光線) などの電磁波では観測することができず、重力を介してのみ間接的に存在を知ることができる「暗黒物質 (ダークマター、Dark matter)」の存在を示唆しています。暗黒物質は電磁波で観測できる普通の物質の4倍以上もの量があると算出されているにもかかわらず、その正体は現在でも不明です。 暗黒物質という名前は、この物質が光では観測することができない

    ビッグバンは「2回」あった? 暗黒物質を生み出した「暗黒ビッグバン」が提唱される
    pribetch
    pribetch 2023/03/18
    ブチャラティ「ビッグバンは『2回』あったッ! 」
  • 打ち上げ45周年の惑星探査機「ボイジャー1号」地球へ届いたデータの一部に問題が見つかる

    【▲ 星間空間に到達した惑星探査機「ボイジャー1号」の想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech)】1977年9月5日に打ち上げられた「ボイジャー1号(Voyager 1)」は、木星と土星のフライバイ探査を行ったアメリカ航空宇宙局(NASA)の惑星探査機です。太陽系の外へと向かって飛行を続けたボイジャー1号は、太陽風の影響が及ぶ領域である「太陽圏(ヘリオスフィア)」を今から10年前の2012年8月に離脱し、星間空間に到達したことが確認されています。 関連 ・ボイジャー1号が星間空間でプラズマ波を検出 打ち上げから40年を越えての偉業 ・【解説】ボイジャーが到達した星間空間との境界とは 打ち上げから45年近くが経った2022年5月現在もボイジャー1号は稼働し続けており、地球から約233億km(約155天文単位)離れた星間空間を時速約6万1000km(秒速約16.9km、太陽に対

    打ち上げ45周年の惑星探査機「ボイジャー1号」地球へ届いたデータの一部に問題が見つかる
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    pribetch 2022/05/21
    誰か拾ってくれ…
  • 3000万光年先の銀河「M51」に存在するかもしれない太陽系外惑星の候補が報告される

    【▲ X線連星「M51-ULS-1」を公転する系外惑星の想像図。ブラックホールもしくは中性子星(中央)には大質量星(右)から落下したガスによって降着円盤が形成されており、その手前を系外惑星が横切る様子が描かれている。画像では連星のすぐ近くを系外惑星が公転しているように見えるが、実在すれば太陽から土星までの距離の2倍程度(約20天文単位)離れているとされる(Credit: NASA/CXC/M. Weiss)】ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのRosanne Di Stefanoさんを筆頭とする研究グループは、渦巻銀河「M51」にある連星「M51-ULS-1」の周囲に太陽系外惑星が存在する可能性を示した研究成果を発表しました。M51(NGC 5194)は「りょうけん座」の方向およそ3000万光年先にあり、近くにある銀河「NGC 5195」とあわせて「子持ち銀河」とも呼ばれています。

    3000万光年先の銀河「M51」に存在するかもしれない太陽系外惑星の候補が報告される
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    pribetch 2021/10/29
    ヒロツクの~ 子持ち銀河~
  • 宇宙から見たロケット打ち上げ光景 ISSからの眺望が美しい動画

    いまの時代、ロケットを打ち上げる光景はめずらしいものではなくなりました。しかし、その光景はロケットが地上から宇宙へと空高く上がっていく様子がほとんどでしょう。こちらの動画では、ISSから見た、地上から地球軌道上へと上昇していくロケットの小さな姿が紹介されています。 写っているのは、2018年11月にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたロシアのソユーズFGロケットで、ISSに必要な物資を運ぶためのプログレスMS-10補給船(「71P」とも呼ばれています)モジュールを搭載しています。 約15分の映像を90秒に凝縮した動画の最大のハイライトは、ロケットがスラスタ(thruster:ロケットエンジン)を噴射し、切り離された下段が地球の大気圏へと落下していく様子です。動画内に示されている矢印に注意してご覧ください。 左下に見える地球の街明かりや雲、画面の中央を斜めに走る青色や金色に彩

    宇宙から見たロケット打ち上げ光景 ISSからの眺望が美しい動画
  • オウムアムアの正体に新説、冥王星に似た天体の破片が数億年かけて飛来した可能性

    アメリカ惑星科学研究所の名誉上席研究員William Hartmann氏による扁平な形をしたオウムアムアの想像図(Credit: William Hartmann)アリゾナ州立大学のSteven Desch氏とAlan Jackson氏は、2017年10月に発見された観測史上初の恒星間天体「オウムアムア(’Oumuamua)」について、冥王星のような天体の破片だった可能性を示した研究成果を発表しました。両氏は同様の天体の観測を通して太陽系外の冥王星に似た天体の表面組成を直接調べる機会が得られるかもしれないと期待を寄せています。 ■発見時点で最大50メートルに満たない窒素の氷でできた天体だった可能性太陽系の天体にはあまり見られない細長い形あるいは扁平な形をしていると予想され、彗星のようにガスを噴出する様子が観測されなかったにもかかわらず重力だけでは説明できない速度の変化を示したオウムアムアの

    オウムアムアの正体に新説、冥王星に似た天体の破片が数億年かけて飛来した可能性
    pribetch
    pribetch 2021/03/19
    はやぶさ3行っちゃう?
  • SFさながらのスペースコロニーを準惑星「ケレス」上空に建設する計画 最大収容人数は世界人口の約1万倍!

    フィンランド気象研究所の宇宙物理学者であるPekka Janhunen氏が、火星と木星のあいだに広がる小惑星帯(アステロイドベルト)にある準惑星「ケレス」に人類を入植させる新しいアイディアを展開しました。Janhunen氏は、太陽風の荷電粒子を受けて宇宙船を推進する「エレクトリックセイル(電気帆)」の考案者としても知られます。 火星や月の表面は低重力環境であり、人の健康への長期的な影響が懸念されることから居住に適さないと考えている宇宙科学者らは、火星や月の代替案として自転することで得られる遠心力で人工的に重力を作り出すスペースコロニーの建設を提案してきました。古くは、米国・プリンストン大学教授のGerard O’Neill教授が1974年に超巨大な「シリンダー(円筒)」状のスペースコロニーのアイディアを論文誌上に発表しています。 O’Neill教授が発案したスペースコロニーの内部(Cred

    SFさながらのスペースコロニーを準惑星「ケレス」上空に建設する計画 最大収容人数は世界人口の約1万倍!
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    pribetch 2021/01/29
    アステロイドベルトまで行った人間が 戻ってくるっていうのはな…
  • はやぶさ2が作った「人工クレーター」の大きさや深さが判明!

    小惑星探査機「はやぶさ2」の想像図(Credit: DLR)宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」は、小惑星「リュウグウ」において昨年2019年2月と7月にサンプル採取を実施し、現在は地球への帰路についています。2度目の採取ははやぶさ2によって人工的に形成されたクレーターの付近で行われたのですが、この人工クレーターの大きさや深さを分析した論文が、クレーター形成の瞬間から数分間の様子を捉えた画像とともにサイエンスの電子版に掲載されました。 ■形成されたクレーターの直径は14.5m、深さは1.7mはやぶさ2によって形成された人工クレーターの分析結果を示した図。クレーターの直径(赤い点線)は14.5m、最深部(ピット、緑の点線)の深さは1.7mとみられる(Credit: Arakawa et al.,Science 2020)荒川政彦氏(神戸大学)らの研究チームによって今回

    はやぶさ2が作った「人工クレーター」の大きさや深さが判明!
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    pribetch 2020/03/21
    宇宙兵器の実験に反対する市民の会
  • ボイジャーが到達した「星間空間」との境界とは 徹底解説

    既報の通り、NASAの無人探査機「ボイジャー2号」の観測データを用いた論文5が、11月4日付で「Nature Astronomy」に掲載されました。 史上2番目に「星間空間」に到達したボイジャー2号のデータから、太陽圏と星間空間の境界がどのような様子なのか、新たな知識がもたらされています。 ボイジャーが越えたのは、星々の世界へ向かう途中に存在する「境界」太陽圏(Heliosphere)の模式図。青が末端衝撃波面(Termination Shock)、水色の縁がヘリオポーズ(Heliopause)、その間にある領域がヘリオシース(Heliosheath)(Credit: NASA/JPL-Caltech)太陽から日々放出されている太陽風(プラズマ)は、惑星の軌道を超えて外側へと広がっていき、星間物質(星々の間に広がる星間空間にあるガスや塵)に衝突して速度を落とします。衝突後の太陽風は減速し

    ボイジャーが到達した「星間空間」との境界とは 徹底解説
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    pribetch 2019/11/08
    誰かに拾われるといいなあ
  • インド着陸機、月面にて発見も依然シグナルなし。衝突して破損か

    インドの月面探査機「チャンドラヤーン2号」の探査機が2019年9月8日、ミッションに失敗した着陸機を発見しました。なお、依然としてシグナルは確認できていません。 チャンドラヤーン2号のミッションでは、まず月周回探査機が軌道に投入され、そこから分離した月に着陸する着陸機(ランダー)の「ヴィクラム」、と月面を移動する探査車(ローバー)の「プラギャン(Pragyan)」が、軟着陸を目指していました。 しかし、ヴィクラムは9月6日の降下ミッションの最中、月面から高度約2.1kmの地点で信号がロストし、ミッションの失敗はほぼ確実だと思われているのです。 そして今回、月を周回している探査機が、着陸機の存在を確認しました。ただし、ヴィクラムからの信号はなく、月面に衝突して破損していることが想定されます。 なお、チャンドラヤーン2号では今後もミッションが続けられ、探査機による月上空からの観測が続けられます

    インド着陸機、月面にて発見も依然シグナルなし。衝突して破損か
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    pribetch 2019/09/10
    切ない
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