新卒採用の時期になると、企業側は「採りたい人物像」を決める。面接でどのような質問をすれば、望ましい人物が採用できるのかを検証し、採用の質を向上させるためだ。 この「望ましい新卒を一括で採用する」という日本独特の採用慣行が「日本的風土の会社」を生み出してきた。 だが「採りたい人物像」の変化が、最近では大きくなっているように感じる。 例えば、政府統計において20年前と比べて大きく変化したのが以下の項目だ。 1990年代との比較では、「コミュニケーション能力」(14.3%ポイント増 加)、「積極性、チャレンジ精神、行動力」(10.1%ポイント増加)、「仕事に対する熱意・意欲、向上心」 (8.7%ポイント増加)の割合が大きく増加した。 (http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/13/dl/13-1-5_01.pdf 平成25年版労働白書) ただ、統計では「本