「スピーチ・バブル」(ふきだし)は、Webページでコメントを表示するときに効果的なデザインテクニックだ。たとえば、Twitterのトップページのデザインでもふきだしが採用されている。 ふきだしのデザインは従来、Photoshopなどで三角形や角丸の画像を作成し、CSSで位置を調整するといった手間がかかり、作成が非常に面倒だった。だが、 CSS3なら画像を一切用意することなく、スタイルシートの記述だけで作れる。また、文書構造上不必要なdiv要素などを記述する必要もなく、シンプルに記述できるのもポイントだ。 今回のCSS3道場では、CSS3を使った「ふきだし」のデザインテクニックを紹介しよう。 基本的なふきだしをデザインする もっとも基本的なふきだしを作ってみよう。実装のポイントは、三角形で表現される「しっぽ」の部分だ。この三角形は、前回の「ドッグイヤーデザイン」と同じ手法を使う。 ■HTML