現下の経済情勢の変化速度は、グローバル化・IT化などによる経済主体の範囲拡大や意思決定・取引活動の迅速化等を通じて、急激に速まっている。 そのため、政府としてもマクロ・ミクロの経済情勢・景気概況やそれらの相関性等の把握のためには、従来からの大まかな属性(産業別、地域別等)ごとの集計で公表までに一定の期間が必要な政府統計・業界統計や、定性的な企業等からのヒアリング情報だけでは十分でなくなりつつある。こうした現状を補完するため、最近のIT技術の進展により活用が可能となって来た民間等保有のビッグデータを基にした、新たな速報性の高い「ナウキャスティング(Now-casting、足元予測)」・「フォーキャスティング(Forecasting、将来予測)」や膨大な相関分析といった分析手法(アナリティクス)による、マクロ・ミクロの新指標を開発する期待・実現性が急速に高まっている。 本事業では、民間企業