あらゆるものがインターネットに繋がりはじめたIoT時代。私たちの行動パターンなどの個人データは、ビッグデータになって企業によって分析されています。では、データを提供した私たちは、そのデータを上手く使えているのでしょうか?
![【60秒解説】個人情報は誰のもの?:データポータビリティ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4dc738bc431a2dfbecf42d5e90cdf84f82ff70e2/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.meti.go.jp%2Fmain%2F60sec%2F2017%2Fimages%2F20170126001l.jpg)
KDDI総合研究所は2月1日、電子レシートシステムの実証実験の個人情報保護機能として参加すると発表した。 これは経済産業省からの委託事業として東芝テックなどトライアルカンパニーなどが実施する実証実験。通常は紙で提供される買い上げ商品の明細レシートを電子化するもので、買い物履歴の確認のほかポイント付与やレシピ情報などの付加価値を付けるもの。 購買履歴などによって便利に利用できる反面、消費者の個人情報データを事業者が管理するため、必要なデータを取り出しつつ個人情報はマスク処理してデータ流出を防止する工夫が必要となる。KDDI総合研究所は人情報保護機能としてプライバシーポリシーマネージャーの提供として参加する。 実証実験はトライアルカンパニーのメガセンタートライアル新宮店(福岡県糟屋郡)において、3月1日から3月12日までの間実施される。
様々な情報がビッグデータとして収集・分析されるようになった現在、 個人データの管理が大きな注目を集めています。特に、データの集中管理に 起因する大規模な情報漏洩が社会問題になっています。これに対して、各個人 が本人のデータを電子的に保有し、自分の利益を高めるようにそのデータを 自律的に流通させることができれば、利活用の面でもリスク管理やコストの 面でも大きなメリットが生まれます。 東京大学では、このような個人ごとの分散管理により個人データを安全かつ 効率的に流通させ効果的に活用するための「分散PDS」の研究を進めてきました。 この分散PDSの普及により、個人の尊厳とビッグパーソナルデータの利活用を 両立させ、日本の産業や学術を大きく飛躍させられるものと期待されます。 この展開を加速するため、「集めないビッグデータコンソーシアム」を2014年 10月に設立し1年間活動してきました。 本報
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