身近なところから哲学は始まるとよく言われるが、昨今の情報論、データベース論が実は日常生活に深く関わる重要な問題であったのだなと実感する出来事が最近あった。 というのも、今、私が住んでいる市は4月から指定ゴミ袋制(有料制)に変わるのだが、住民登録している世帯のみ指定袋の一定枚数の無料交換券が得られる。だが、住民登録していない人はもらえませんとのこと。だから、買って下さいという。まあ、たしかに住民登録していなければ、住民サービスが受けられないのは当然のことなのだろうが、なんだか釈然としないものが残る。 それは結局、住民登録というデータの登録がここでは問題なのだ。要するに、データを他人に(あるいは国家に)預けなければ、人は人として認めてもらえないのである。極端に言えば、私たちの生きている世界はこういう仕組みになっているのだ。サルトル風に言えば、データは実存に先立つということになるだろうか。もちろ
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
禁断の惑星 [DVD] 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2006/02/10メディア: DVD クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見るSF映画の古典的名作として誉れ高い作品なので、当然存在は知っていたが、この作品に出てくる、潜在意識が産み出す恐ろしいモンスター「イドの怪物」という概念や、愛らしいロボット「ロビー」の造形についてい知見があったぐらいで、映画自体は未見であった。前々から観たいとは思っていたし、追体験中の「伝説巨神 イデオン」のモチーフとなっている作品でもあるので、遅まきながら観ておかなければと、980円の DVD を購入し鑑賞。 期待を裏切らない作品で滅茶苦茶面白かった。もっと早く観ていればよかった。50年前に公開された映画だけあって、メカニックや特撮表現などは、流石にすごくレトロなのだが、それもまた、味わい深くて良い(丸い円盤型の宇宙船な
白塗りの校舎とその影と、青すぎる空の三色がこれ以上なく夏の感傷を沸き上がらせる。まるでアニメのような夏の中で、二人の学生が言い争っている。 「すまんな、加野瀬。わしはお前をDISらなあかん。DISっとかな気がすまへんのや。ウェブの荒野の果てへ置き去りにしたわしの断片を遠慮の欠片も無しに引きずり出して周知に晒すその無遠慮な態度が気にいらん。入学式当日、めかした服着て同級生に溶け込もうと努力しているど真ん中へ、昨晩の新作アニメの感想を大声で問いかける高校時代の漫研仲間に匹敵する貴様のはた迷惑さが気にいらん。大手ブロガーや言う己の慢心がそうさせるんか。それともワレの習い性か。とにかくわしは、お前をDISらなもう、いてもたってもいられへんのや」 黒いジャージ姿の少年が肩をいからせ、米国人じみた身振り手振りで自身の怒りとふいに食らった平手打ちに対する驚きを表現した。古い記事に突然殺到するアクセス、そ
YOUTUBEは白く塗れない。少なくとも現状の儘では。 Web, 著作権 私はYOUTUBEという存在が、映像コンテンツおよび著作権のあり方を考え直す良いきっかけとなって欲しいと考えている。 しかしながら同時に著作権が現状の儘でもYOUTUBEの本来的な良さは失われないのではないか、つまり「YOUTUBEを白く塗る」事は出来るのではないか、とも考える。 YOUTUBEを「白く塗る」為に著作権を変える必要は無い。 YouTubeを批判する方々はこの事実をどう受け止めてるのだろう?YouTubeが起爆剤となって、著作権の考え方が大きく変わるのを期待するのはそんなに愚かな事ではないはずだ。 音極道茶室: YouTubeを白く塗れ!常識が変われば景色も変わる 確かに説得力のある文章だ、と思った。 しかし本当に著作権法を変えなければ、YOUTUBEを「白く塗る」事は出来ないのだろうか、というのが私の
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