前回の続き。 ◇Part2 物語と身体性 (上井草スポーツセンター前) 良輔 今でもここで泳いでんでしょ、たまに。 富野 たまにじゃなくって、週に3日は行ってますね。 良輔 ええっ?!そう?今?あそう。じゃあ結構健康に気を遣っているんだ。 富野 あの、健康に気を遣っているんじゃなくって、これは違う。この年になって仕事…デスクワークをやっていく上で、一番大事なことっていうのは、机にかじりついていることじゃなくって、身体でものを考えるということを本当に必要だということを実感するようになったからなんで、この2・3年特にそれは意識している。そのことで感じることとか考えることはかなり違ってきた…というのはこれは年寄りの感覚かもしれないけど、それはありますね。 富野 臨床心理学を専攻してカウンセラーをしてらっしゃる方の話を聞いて、やっぱそれをとても痛感しているんだけれど、1960年代以後明らかに社会構
今日は『映像の原則』を読んでいる途中、突然この部分に惹かれた。 演技というのは、記号にちかい性質もあるのですが、もともとは人間の感情を表現する技術です。 演出の仕事とは、ひとつひとつの役柄(キャラクター=人物)を創造し、その感情の流れを的確以上に表現できる手法をそれぞれの役者にあてはめていき、そのうえで、いくつもの役柄をドラマ・ラインにそって、複合的に構成して、物語の語り口の方向性をさだめていくことだといえます。 すべからく情の流れを見極める仕事となります。 役者は、それを個々の問題として意識して、劇中に身を投じます。そこには静止感覚は皆無です。 しかも、その情を人格としてとらえて表現させようとすれば、千差万別の感情のラインを想定しなければなりませんから、役づくりにはトメ(静止)はあり得ません。 これがまさに富野作品の一番の特色ではないか。 要は演技の繋ぎ方をどうするべきかのことである。
『機動戦士ガンダム』は、1979年4月に放映がスタートしたTVアニメだ。現在でも多くのファンに支持されているビッグタイトルである。巨大ロボットをモビルスーツという兵器としてとらえ、リアリティのある世界観でドラマを展開する等、様々な新機軸を打ち出した。今さら紹介するまでもないだろうが、原作と総監督(原作は連名)は富野喜幸(現・由悠季)、キャラクターデザインとアニメーションディレクターは安彦良和。日本サンライズ(現・サンライズ)の作品である。 本放送開始前の期待は、あまり大きくなかった。あくまで新しいロボットアニメの1本だった。当時の「アニメージュ」の新番組特集では、同時期に始まった『未来ロボ ダルタニアス』に1ページを割いているのに、『ガンダム』は3分の1ページの扱いだ。『無敵鋼人ダイターン3』の最終回についた予告で、ハードなロボットアニメらしいという事は分かっていた。『ダイターン3』最終回
脚本:上代務 絵コンテ:木村延景 演出:木村延景 作画監督:青木哲郎 『キャシャーンSins』 第8話まで “アートアニメーション”のにおいがする! 囚人022の避難所 囚人022さんのブログで私とのやり取りを取り上げていただきました。 ですが、私はアートアニメーションといわれると「はたして?そうだろうか??」と思います。というか、アートという言い方は本当に広いし、しかも個人でバラバラだし。実験や絵面だけのアニメかと言うとそうではないと思いますし。いや、人間が作る物は総じてアートなのだ。と言う所まで広げる事も出来ますし。むむむ。 ストーリーが説明しすぎず、解釈が一つに固定できないからアートか? いや、それはハリウッドアクション感性がエンターティンメントだと決め付けるような物で他の映画はこういうものも多いし。 とりあえず、今週も超面白かったです。それは確か! レッテルはともかく面白いんでオッ
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