昨日のエントリでリンクしたクルーグマンNYTコラムのokemos氏翻訳に対し、稲葉振一郎氏が以下のブクマを付けられていた。 「高学歴化は普通学歴プレミアムを下げる」とはむしろ常識的な話なわけだが、一見これに反した「技能偏向的技術進歩」が起きるのはどういう場合か、今一つまだ理解していない私。 はてなブックマーク - shinichiroinabaのブックマーク / 2011年3月9日 その問い掛けへの直接的な回答にはならないかもしれないが、内容的には関連すると思われるサンフランシスコ連銀論文がEconomist's Viewで紹介されていた。以下はその要旨。 The wage premium for high-skilled workers in the United States, measured as the ratio of the 90th-to-10th percentiles
高等学校「政治経済」「現代社会」「マクロ・ミクロ経済学」に関するブログです。教科書 資料集 新聞記事 書籍 ニュース について解説いたします。 <世界経済を破綻させる23の嘘> ハジュン・チャン著『世界経済を破綻させる23の嘘』徳間書店 2011 日経新聞電子版の書評コーナーで、1月によく読まれた記事ベストテンの1位の書籍です。 原題は『23Things they don't tell you about capitalism』『資本主義について誰も教えてくれなかった23のこと』だそうです。 下記の主題23が全部「間違い=真逆である」ということを指摘しています。 1市場は自由でないといけない 2株主の利益を第一に考えて企業経営せよ 3市場経済では誰もが能力に見合う賃金をもらえる 4インターネットは世界を根本的に変えた 5市場がうまく動くのは人間が最悪(利己的)だからだ 6インフレを抑えれば
【お知らせ】中川秀直は、デフレ脱却国民会議の日銀法改正陳情行動の趣旨※に賛同し、デフレ脱却を志す同志議員とともに、経済評論家の勝間和代さんが中心となる、日銀法改正のための明日の各党政調陳情行動にご一緒します。 ※大胆な金融緩和によって徐々に景気に明るさを取り戻しつつある欧米とは対照的に、デフレ下で増税が実行されれば、永久に「日本独り負け」の状況が続いてしまいます。日本経済を復活させるためには増税よりもデフレ脱却が最優先です。なぜなら、税収は名目GDPの伸びに依存して増えるのであり、増税によってデフレを加速すれば名目GDPが減少するという本末転倒を招きかねません。 日時:平成23年3月11日(金) 8:40 ―9:50 各党政調への陳情行動 10:20 記者会見(院内)
2011/3/912:11 定数格差とねじれ国会 斉藤淳 昨年2010年7月の参議院選挙で民主党が敗北して以来、衆議院、参議院の多数政党が異なる、いわゆるねじれ現象がつづいています。ねじれは2009年8月の衆院選挙で政権交代が起こり、民主党が両院の多数を握った段階でいったんは解消されましたが、わずか1年もたたないうちにねじれが復活してしまいました。 ◇ねじれの意味◇ 周知の通り日本国憲法では首班指名、予算の編成、条約の批准において衆議院の優越が認められています。しかし実際には、予算の執行や条約の履行には、関連法案の成立が不可欠です。憲法条文の名目的な解釈とは異なり、実質的には衆議院の優越は首班指名に限られているとみることができます。つまり内閣を生み出した衆議院の多数派と、参議院の多数派の意見が食い違ったときに、ねじれ現象が起こるのです。それではなぜ、政権を握る与党勢力が参議院で敗退し、ねじ
1955年、東京都に生まれる。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年、大蔵省入省。理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、総務大臣補佐官などを歴任したあと、2006年から内閣参事官(官邸・総理補佐官補)。2008年退官。金融庁顧問。2009年政策工房を設立し会長。2010年嘉悦大学教授。主要著書に『財投改革の経済学』(東洋経済新報社)、『さらば財務省』(講談社)など。 高橋洋一の俗論を撃つ! 元財務官僚の経済学者・高橋洋一が、世にはびこるもっともらしい「俗論」の過ちをズバリ解説。 バックナンバー一覧 米国経済はゆっくりながらも回復している。2008年9月のリーマンショック以降、FRB(連邦準備制度)はバランスシートを拡大して強烈な金融緩和措置をした。10年11月にも、追加的な金融緩和を決めた。 マーケット関係
浜田宏一イェール大学教授「日銀の政策は"too little,too late"だ」 憂国のインタビュー第2回 聞き手:高橋洋一 第1回はこちらをご覧ください。 浜田: バーナンキは恐慌の専門家の世界的権威と呼んでもいい人ですけど、リーマンショック後、彼が議長を務めるFRBでは大幅にバランスシートを膨らませた。いってみれば、貨幣の供給量を増やしたわけです。 それから非常に尊敬されたファイナンスの学者・マーヴィン・キングが総裁を務めるイングランド銀行も、アメリカ以上に増やしたんです。 高橋: 欧州中央銀行もそうだった。イギリス同様、非ユーロ圏のスイス、スウェーデンもそうでしたね。 浜田: アジアでは、韓国も金融を大幅に緩和しました。自国通貨も従って下落しました。 そういう国々ではこの政策が非常に上手くいっていて、少なくともその政策を続けている間は物価の下落を反転させて、不況からもある程度回
谷沢永一氏がお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。文献考証的な面で僕の研究分野と接点があるいくつかの研究がありますが、やはり最も注目したものは、03年に出た『高橋亀吉 エコノミストの気概』です。以下ではこの著作の内容を振り返りたいと思います。 この著作は、評論家として筆一本で生活し、戦前から戦後まで長い時代に活躍したエコノミスト高橋亀吉の事跡を追うことで、おそらく谷沢氏自身の生活、評論活動を自省する試みであった。 「世には評論家と呼ばれたり名乗ったり、数え切れないほど同業者は知られているけれども、実際のところそのほとんどは、大樹の陰に宿って固定給にありついている」 だからサラリーマンの気楽な稼業として評論をやっている。それに対して高橋亀吉は身銭をきって眼光を光らせて、資料を精査し、「高橋学派」とでもいうべき彼個人だけの主張を構築したのだ。 「私は独立独歩の高橋亀吉を敬愛する。そして
秘書です。 日本銀行法第2条に何と書いてあるでしょう? (通貨及び金融の調節の理念) 第二条 日本銀行は、通貨及び金融の調節を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することをもって、その理念とする。 昨日の衆院内閣委員会は、与謝野経財相は安定的な物価上昇を物価上昇率0%プラスと考えていること(海江田大臣はGDPデフレーターで1%以上のプラスが1年以上と昨年述べていて全く違う)がわかりましたが、フランクフルトで白川総裁は、物価偏重はダメだということです。 ■日銀総裁「物価偏重の政策、金融安定を阻害」 2011.3.10 05:00 SANKEI BIZ . 日銀の白川方明(まさあき)総裁はドイツのフランクフルト大で8日(日本時間9日未明)に講演し、「足元の物価上昇率の動きだけに過度に焦点が当たると、金融システムの安定を阻害することにもなりかねない」と述べ、資
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