国会の同意が必要な日銀の審議委員について、5日の参議院本会議で採決が行われましたが、「金融緩和に消極的な人物だ」などとして、野党側の反対で同意が得られず、人事案は白紙に戻りました。 5日の参議院本会議では、先に政府が国会に提示していた、4機関、合わせて8人の人事案の採決が行われました。 その結果、人事院の人事官など7人は同意されましたが、日銀の審議委員に、BNPパリバ証券の経済調査本部長を務める河野龍太郎氏を充てる人事案については、自民党や公明党など、野党側の反対多数で同意されませんでした。 これについて、野党側は「デフレ脱却に取り組んでいるなかで、河野氏は金融緩和に消極的だ」などとしています。 国会同意人事は、衆・参両院の同意が必要なことから、参議院で不同意となった日銀の審議委員の人事案は白紙に戻りました。 また、参議院で不同意となったことを受けて、河野氏が辞退したことから、5日夕方、予