2015/10/28 エディー・ジョーンズの指導法が、大きな話題を呼んでいる。 ラグビーW杯で見せた日本代表の快進撃の裏には、午前5時半起きの早朝練習や、1日4部練習も当たり前というハードトレーニングがあった。世界のコーチングの流れに逆行するかのような指導は、時に批判にさらされながらも大舞台で確かな結果に導いた。 W杯で過去1勝のみだった日本を、世界で勝てる集団に変貌させたマネジメントとは──。 日本ラグビー協会コーチングディレクターとしてエディー・ジョーンズと交流を持ち、コンサルティング・ビジネスサービスを行うTEAMBOXの代表も務める中竹竜二に話を聞いた。 第1回:【ラグビーW杯解説】選手がコーチを超えたときにチームは進化する 第2回:【ラグビーW杯解説】五郎丸歩の一番すごいところは「自己認識力」 組織はリーダーでつくる ──エディー・ジョーンズヘッドコーチ(以下、エディーHC)は、
2015/10/27 今回のW杯で唯一敗れたスコットランド戦にも、日本のハイライトがある。 7-12の前半終了間際、自陣インゴール直前でトライ態勢に入ろうとするスコットランド選手に五郎丸歩が猛然と突っ込み、鋭いタックルで相手をタッチラインの外に弾き飛ばしたシーンだ。 敗れたものの、大会第1週のベストタックルにも選ばれたプレーには、世界から称賛が送られた。かつて、タックルができないという定評もあったという五郎丸は、初の大舞台ながら日本の1大会個人最多得点を更新して攻守でチームをけん引した。 現在は日本ラグビー協会コーチングディレクターを務め、早稲田大学の監督時代に指導した中竹竜二が、「先頭に立って引っ張っていくようなタイプではない」という教え子のリーダーシップについて語る。 第1回:【ラグビーW杯解説】選手がコーチを超えたときにチームは進化する 一番のすごさは自己認識力 ──日本代表の五郎丸
2015/10/26 奇跡は偶然ではなかった。 ラグビーW杯の初戦で優勝2度の南アフリカを下した“ブライトンの奇跡”も、史上初となる1大会での複数勝利も、突然降って沸いたわけではなかった。歴史を動かした背景には、スポーツの枠を超えた普遍性が見え隠れする。 ラグビー日本代表は、なぜ世界に衝撃を与え、壁を打ち破ることができたのか。 日本ラグビー協会コーチングディレクターを務め、ヘッドコーチのエディー・ジョーンズと個人的な交流がある中竹竜二が解説した。 チームが本当の組織になるのはメンバーが固定されたとき ──ワールドカップでの日本の戦いぶりはいかがでしたか。 中竹:最後の最後でピークを持ってきたという感じがしますね。エディー・ジョーンズのもと、チーム力が本当に伸びたのは大会直前の8月末からでした。 ──8月のパシフィックネーションズカップでは、3連敗(最終順位は4位)を喫しました。 大会を前に
前回は「新番組の秋」だったので今回は「読書の秋」。最近読んだアニメ関係のオススメ3冊をご紹介します。「宇宙戦艦ヤマト」の西崎義展プロデューサーの思い切り刺激的な評伝、「鉄腕アトム」の声優・清水マリさんのジーンと感動的な自伝、「北斗の拳」などを翻訳したフランス人トリスタン・ブルネさんの愉快な体験的オタク文化論です。 牧村康正さんと山田哲久さんによる「『宇宙戦艦ヤマト』をつくった男 西崎義展の狂気」(講談社)は、まさに待ち望まれていた1冊。業界に様々な伝説を残し4年前に事故死した希代のプロデューサーの実像に迫った読み応えたっぷりのルポルタージュですが、他のアニメ関係のノンフィクションとはかなり毛色が違う印象です。創作や制作面の話は(相対的に)控えめで、グッと重きが置かれているのは「カネと女」。そりゃま、そっち方面のスキャンダルに事欠かなかった人ですから当然ですが、共著者であるフリージャーナリス
「落第都市アスタリスク」と「学園騎士の英雄譚」、じゃなくて正しくは「学戦都市アスタリスク」と「落第騎士の英雄譚」という今季のアニメ新番組が冒頭でヒロインの下着姿を見てしまう「ラッキースケベ」(注:アニメやラノベで頻発するエッチなアクシデントを指す言葉)から始まったことが話題のようですが、ネタかぶりなんて気にしない気にしない。 東宝が世界に送る歴史大作「杉原千畝」(12月5日公開)序盤でも、後に「命のビザ」で6千人のユダヤ人を救うことになる外交官・杉原千畝(唐沢寿明さん)が酔って泊まり込んだ友人宅でガラッとふすまを開けたら女性(小雪さん)が着替え中で「キャー!」。バチーン!と強烈ビンタで自分を吹っ飛ばした彼女と恋に落ち夫婦になるという、誠にめでたいラッキースケベ。世界を救うラッキースケベ。 というわけで、またも秋の新番組シーズンが来ました。地上波とBSで見られるのは50本弱といったところでし
皆様ご覧になったでしょうか、公開中のCGアニメ映画「GAMBA ガンバと仲間たち」。1975年のテレビアニメ版「ガンバの冒険」が好きだっただけに、企画とキャラクターのビジュアルを見た時には「大丈夫なんだろうか?」と胸騒ぎがしましたが、見終わっての感想は、キャラの外見はまずまず無難、脇役の実力派声優が力演、やっぱり燃えるクライマックス、毛並みはいまいち、月の光はビューティフル、てなところでしょうか。しかしまあ、映像化するには厄介なところがある原作で、それゆえスパンと物語に入り込みにくいところを感じたのですが、翻って出崎統監督の「ガンバの冒険」は周到にその陥穽(かんせい)を回避していたのだなぁと思い至りました。 原作は斎藤惇夫さんの「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」。白イタチのノロイとその手下によって皆殺しにされようとしている島ネズミの危機を知り、ガンバと船乗りネズミたちが助けに駆けつけ、
アニメ業界で「2016年クライシス」というのがささやかれている、とちょうど1年前の本欄で書きました。アニメの本数がこのまま増えたら2016年に作る側のキャパシティーを超えて破綻(はたん)するのでは?という懸念です。日本動画協会の「アニメ産業レポート」2014年版が出たのに合わせ執筆者を集めた刊行記念セミナーが開かれ、そこでアニメ・特撮研究家の氷川竜介さんが「クライシス」を提起しました。 さて今年も出ました「アニメ産業レポート2015」。気になるその中身をちょっとご紹介しましょう。 テレビアニメのタイトル数(継続作品+新作)は、2010年195本、11年220本、12年222本、13年271本、14年はなんと322本! かつて私が新聞記事で「アニメバブル」と書いた06年の279本を抜き史上最多です。ミニ番組が増えたという事情もあるのでテレビアニメ制作分数で見てみますと、10年9万445分、1
【村上晃一】 1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。 ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。 87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。
【村上晃一】 1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。 ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。 87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。
【村上晃一】 1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。 ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。 87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。
【村上晃一】 1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。 ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。 87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。
【村上晃一】 1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。 ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。 87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。
【村上晃一】 1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。 ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。 87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。
2023/12/12「お金より大事なもの」にどうやって気づくか 2023/12/5個人の資産運用における人的資本とライアビリティ 2023/11/28資本主義の始まり・終わりとAIに関する試論 2023/11/21お金が持つ3つの自由~その論理的帰結~ 2023/11/14「お金」、「金利」、「会社」の本質をどう説明するか 2023/11/7意味ある分散・無意味な分散投資とは、投資から人生まで 2023/10/24最晩年期の資産管理法 6つのポイント(序説) 2023/10/17一コマで、一生役立つマネーリテラシー講座 2023/10/11あなた自身が大きな「資産」かも知れない。個人の株価「人的資本」について考える 2023/10/3「運用力」とはどのような能力なのか 2023/9/27賢い人は恐れない!「老後2000万円問題」を正しく理解する7つのポイント 2023/9/20「搾取」から
カタルーニャ自治州の独立に向け、着々と手続きが進められている。アルトゥール・マス州首相は27日に独立宣言文書を州議会に提出。11月9日までに採択される見通しとなっている。スペインの憲法では自治州の独立を認めていないが、大きな一歩を踏み出したことになる。 サッカー界にも激震が走っている。カタルーニャの独立が成立すれば、バルセロナとエスパニョールがスペイン国外のクラブになってしまうのだ。スペイン国内の法律では国外チームの国内リーグへの参戦を認めていないため、リーグ脱退を余儀なくされることになる。 世界屈指のバルセロナの動向だけに、世界中のサッカー関係者、ファンが行方を見守ることになるが、『アス』によると、フランスのマニュエル・バルス首相がこの問題に言及。もしバルセロナがリーガ・エスパニョーラ脱退となった場合、フランスのリーグ1に迎え入れたい考えを示唆したという。 同首相は父がカタルーニャ出身の
スペイン政府・スポーツ上級委員会のミゲル・カルデナル委員長は、もしカタルーニャがスペインから独立すれば、バルセロナのクラブ規模が縮小されるとの見解を示した。 9月27日に自治州議会の解散・総選挙を行うカタルーニャ。アルトゥール・マス州知事が率いる独立派カタルーニャ民主集中党(CDC)と、同じく独立派のオリオル・ジュンケラス率いるカタルーニャ共和主義左翼(ERC)が過半数の議席を獲得すれば、独立への道が本格化することになる。そうなった場合、同州に拠を構えるバルセロナは、リーガエスパニョーラから脱退する可能性がある。 この問題についてカルデナル委員長は、もしバルセロナがリーガから離れる場合、現在のメガクラブとしての地位を維持することは困難との考えを口にしている。 「現代のサッカークラブの収入は、テレビ放映権によって決定づけられる。なので、もしカタルーニャが800万人の国民がいる国となれば、アヤ
2015スーパーラグビー優勝後、ダニーデン空港で出迎えたファンと写真を撮る田中史朗 (Photo: Getty Images) 今年のスーパーラグビーで念願の初優勝を遂げたハイランダーズ(ニュージーランド)が28日、来季のスコッドを発表し、地元ファンにも人気が高いSH田中史朗(30歳)は同チームで4シーズン目を迎えることが明らかになった。日本代表として今秋のワールドカップで大活躍した田中は、11月13日に開幕するジャパンラグビートップリーグでパナソニック ワイルドナイツの一員としてプレーし、日本シーズン終了後にダニーデンへ戻ることとなる。 田中は2013年2月22日に日本人として初めて、世界最高峰リーグともいわれるスーパーラグビーでデビュー。ハイランダーズにはニュージーランド代表のSHアーロン・スミスがいるため9番を獲得するのは容易ではないが、3年目の今年は15試合(先発2試合)に出場して
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