日本はアニメ大国だ。街を見渡せば、至る所にアニメのキャラクターが宣伝を担う商品のポスターやラップ広告があるし、1クールのアニメ放送は、全てをチェックするならば睡眠を犠牲にしなければならないほど多い。内閣府はクールジャパン戦略で、外国人がクールと捉える日本の魅力のひとつとして「アニメ」を推進させている。国家お墨付きだ。 だが、すべての日本のアニメが成功しているのかと言うと、必ずしもそうとは言えない。外国人から高い評価を受けている日本のアニメは『AKIRA』や『攻殻機動隊』、『新世紀エヴァンゲリオン』といった80年〜90年代に発表されたものばかりだし、実際に海外のアニメファンに話を聞くと、昔の2Dアニメは他の追従を許さないほどのクオリティだったが、今の日本のアニメはかつてほど人を圧倒させる力はないという。 では、今の日本のアニメとはどういったものなのだろうか。ロボットや背景、プロップをCGで作
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