乱世を真面目に生き抜く姿に共感 「北条早雲」主人公の漫画『新九郎、奔る!』が人気 作者ゆうきまさみさん背景を読み解く
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一つは、地震学者たちが「科学的に問題がある」と言っている三十年以内の発生確率「70~80%」という値を最新科学で証明されたかのように公表している違和感だ。 私は「南海トラフは危険ではない」と言っているわけでも「備えはしなくてもいい」と言っているわけでもない。発生したら日本の大動脈に甚大な被害をもたらす可能性があるのは、その通りだ。だが、南海トラフ対策ありきで都合のいいモデルを選択しているのなら問題だ。
南海トラフ地震について、他の地震と同じ算出法での確率も示し、「低い確率を正直に出すべきだ」と訴えた地震学者らの主張は、国の予算獲得や防災意識の低下の懸念を理由に高確率を維持すべきだという防災学者らの主張に押し切られた。その焦点になったのは「公表」の仕方だった。 二〇一二年十二月と翌年二月に相次いで開かれた合同部会では、地震学と防災学の研究者・識者が協議。公表の仕方を巡り、記者会見の発表資料となる文書の「主文」で、高確率と低確率の扱いをどうするか、が問題になった。 南海トラフ地震の高確率は、同地震だけに当てはまる「時間予測モデル」の計算式に基づく。だが、他の地域では採用されていないモデルということや、他地域と同じモデルで計算すると20%ほどになることは、評価文の「主文」でまったく触れていない。評価文の後段の説明文には一部記載があるものの、意図的な構成と疑われても仕方がないだろう。同モデルの信
地震調査委員会が、南海トラフ地震の発生確率を「70%程度」から「70~80%」に変更した昨年二月、識者から「水増し」「えこひいき」との指摘があった。入手した専門家会議の議事録には「科学的根拠がない」との批判が続出していたことが判明。確率が独り歩きする背景を探った。 地震学の研究者たちが南海トラフ地震の確率について、「低い確率も正直に述べるべきだ」と訴えた主張はあえなくはね返された。防災学の学識者が「税金を優先的に投入」「まず、お金を取らないと」と赤裸々に語っていることに驚いたが、減率への反対意見がいきなり出てきたわけではなかった。
「まずお金を取らないと」。議事録には、発生確率80%を下げることへの反対意見で飛び出した、生々しい言葉が残る 南海トラフの「70~80%」という発生確率に対し、多くの地震研究者たちが「信頼性が低い」「科学的におかしい」と訴えているにもかかわらず、なぜ二〇一三年の評価文ではそのまま公表されたのか。巨大地震の予測を検討する専門家会議(海溝型分科会)の議事録で発言している研究者たちに聞くことにした。 発言者が黒塗りになっているため、誰が何を話したかははっきりしていないが、議事録を読む限り、ほとんどの研究者が、時間予測モデルを使った「70~80%」という高い確率だけを出すことに強い抵抗を示していた。
南海トラフの確率「80%」を割り出した算出方法「時間予測モデル」は、地震研究者による「海溝型分科会」で批判の的になった。 「全国地震動予測地図で南海トラフだけ時間予測モデルを使っていることはおかしい。確かにそこだけ赤くなる(=高確率を示す)が、本当にそれが科学的に正しいのかということをきちんと見直す必要がある」
予想してはいたものの、南海トラフ地震の発生確率に対して、専門家の間でこれほどまでにすさまじい異論が噴き出しているという現実は、想像を超えていた。 二〇一二~一三年にかけて開かれた「海溝型分科会」の議事録。日本各地で予想される地震の新たな発生確率を決める地震学者による専門家会議で、発言者の名前は黒塗りだが、委員には著名な研究者が名を連ねる。そのほぼ全員が、一二年当時60~70%だった南海トラフ地震が三十年以内に発生する確率の算出方法に疑問を持っていたことが、議事録で判明したのだ。
名古屋大漕艇(そうてい)部の四年榊原舞子さん(21)=岡崎市出身=と、三年関根優佳さん(20)=滋賀県彦根市出身=が、八月に埼玉県戸田市であった全日本大学選手権大会(インカレ)女子舵手(だしゅ)なしペア種目で優勝した。一九四九年に新制大学漕艇部となってからは初の快挙。二人のオールを握る手にますます力がこもる。 午前五時。名古屋市中川区の庄内川右岸にある艇庫から出艇し、二時間半の朝練。平日はその後、講義に出る。艇庫に併設された合宿所で一~四年の部員約六十人が暮らす。 農学部で学ぶ榊原さんは「朝練と夕練があり、午後十~十一時に寝る毎日。リポートが多いと大変」。医学部保健学科で放射線技師を目指す関根さんは「試合で勝つといううれしい瞬間があるから、やめられない」と話す。
トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事 【芸能・社会】 声優の仲村秀生さん死去 「あしたのジョー」力石徹 2014年8月6日 紙面から 舞台俳優で、アニメ「あしたのジョー」の力石徹役、「宇宙戦艦ヤマト」の島大介役など声優として活躍した仲村秀生(なかむら・しゅうせい)さん=本名・中村秀男=が7月30日、東京都内の病院で死去した。79歳。東京都出身。葬儀・告別式はすでに近親者で済ませた。遺族は後日、関係者やファンに向けた「お別れの会」の開催を検討している。 1950年代中ごろから舞台俳優を始めた仲村さんは、落ち着いた、深みのある声が特徴で、61年に米国の西部劇ドラマ「ローハイド」で初めて吹き替えを演じた。60年代後半からはテレビアニメでの仕事が増え、「アタックNo.1」の本郷コーチ、「あしたのジョー」で主人公・矢吹丈のライバルだった力石、「ど根性ガエル」の南先生、
トップ > 静岡 > 3月4日の記事一覧 > 記事 【静岡】 「蓬來橋」アニメ聖地に 島田市にファンが巡礼 Tweet mixiチェック 2014年3月4日 アニメ「ゴールデンタイム」の聖地として話題の蓬來橋=島田市南で 「世界一長い木造歩道橋」としてギネスブックに登録されている島田市南の蓬來橋(ほうらいばし)が、BS放送のアニメ「ゴールデンタイム」に登場し、ファンの間で話題になっている。アニメの舞台を探訪する“聖地巡礼”で訪れる人もおり、地元では観光効果に期待する声が上がっている。 「ゴールデンタイム」は、東京で暮らす主人公の男子大学生が静岡県出身という設定。回想シーンや帰省の場面などで、蓬來橋や茶畑が広がる風景などが印象的に登場する。 大井川に架かる蓬來橋は、島田市を代表する観光スポット。周辺に電線がほとんどなく、四季折々の景観に恵まれていることから、時代劇や映画「男はつらいよ」のロ
トップ > 静岡 > 静岡けいざい > 特集 > 記事一覧 > 2013年の記事一覧 > 記事 【静岡経済 特集】 模型王国の挑戦 静岡ホビーショー編(上) 「ガルパン」旋風 Tweet mixiチェック 2013年5月23日 ◆少女と戦車 絶妙マッチ 痛車の実車(左上)や、戦車のプラモデルの新作(右上)の展示、出演声優のイベント(下)などで静岡ホビーショーを席巻した「ガールズ&パンツァー」(C)GIRLS und PANZER Projekt 女子高生が戦車に乗って活躍する異色のアニメ「ガールズ&パンツァー」。「ガルパン」の愛称で昨年秋から模型業界に一大ブームを巻き起こしている超人気アニメは、静岡ホビーショーでも当然のように台風の目になった。「前回のホビーショーからは、誰も想像できなかった状況」。関係者がそう口をそろえる「ガルパン旋風」はどこまで続くのか-。 ホビーショーでは、プラッツ
トップ > 滋賀 > 12月31日の記事一覧 > 記事 【滋賀】 「ちはやふる」効果、浸透中 「かるたの大津」発信へ Tweet mixiチェック 2012年12月31日 近江神宮前を走り抜ける「ちはやふる」のラッピング電車=大津市神宮町で 競技かるたを題材とした人気漫画「ちはやふる」を大津市の観光振興に役立てようと、キャンペーン実行委員会が発足してから10カ月余り。作中に登場する近江神宮で新春1月5日、小倉百人一首の競技かるた日本一を競う「名人位・クイーン位決定戦」が開かれるのを前に、漫画を生かした「かるたの聖地・大津」の浸透度と、今後の展望を探った。 キャンペーン実行委は二月、びわ湖大津観光協会の呼びかけで発足。三月に、キャラクターが描かれた看板を近江神宮の鳥居横やJR大津駅構内などに設置した。すでに、ちはやふるの作中に登場する近江神宮やJR大津京駅の周辺では「信者」と呼ばれるファン
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