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ブックマーク / mainichi.jp (93)

  • 戦うって何?:「反戦」のはずがロシア擁護? “嫌韓”に似るウクライナ批判の左翼 | 毎日新聞

    ロシアウクライナ侵攻に反対する在日ロシア人による反戦デモで「ロシア人も戦争反対」と声をあげる人たち=東京都渋谷区で2023年2月25日、和田大典撮影 ロシアウクライナ侵攻開始以来、日の社会運動や知識人らの一部に、ロシア擁護論やウクライナ批判があります。なぜこうなるのか? 今の情勢で反戦運動は何を主張すべきなのか? 学生時代からさまざまな運動に関わり、開戦後はウクライナの左翼団体への支援活動をするノンフィクション作家、加藤直樹さんに聞きました。【聞き手・鈴木英生】 ウクライナ批判を始めた左翼の友人たち ――加藤さんは、侵略に抗しつつ労働問題などに取り組むウクライナの左翼団体への募金活動などをしました。 ◆ウクライナの左翼団体「社会運動」を支援しようと思った元々の理由は、驚きと怒りです。開戦後すぐ、SNS(ネット交流サービス)で日の左翼や平和運動系の友人たちが何人も、ウクライナがいかに

    戦うって何?:「反戦」のはずがロシア擁護? “嫌韓”に似るウクライナ批判の左翼 | 毎日新聞
  • 戦うって何?:ロシア黙認は中小国侵略の許容 「地獄の世界秩序」が始まる | 毎日新聞

    戦争を止めるにはどうしたらよい? ロシアウクライナ侵攻後、日では、歴史学の重鎮らが両国に即時停戦を求める声明を発表するなど、平和を求める声がメディアをにぎわせてきました。が、それらの議論になぜか少し違和感を覚える部分もあります。違和感の正体を、ウクライナ研究会副会長などを務める国際政治学者、東野篤子筑波大教授に確かめてみました。【聞き手・鈴木英生】 「憂慮する日歴史家の会」(代表・和田春樹東京大名誉教授)は、3月と5月に即時停戦を訴える声明を出して、批判されました。他に、反戦的な動きへの反発として、在日ウクライナ大使館へ千羽鶴を送ろうとした施設や個人が「むしろ迷惑だ」と非難された例もあります。 世代間ではなく専門の違いで論争に ――ロシアウクライナ両国に即時停戦を訴える声明を出したベテラン研究者と、批判する中堅若手の研究者の間で世代間の論争が起きましたね。 ◆私は、世代間論争とは

    戦うって何?:ロシア黙認は中小国侵略の許容 「地獄の世界秩序」が始まる | 毎日新聞
  • 「見過ごせない」ボートの町・富士河口湖町がクロアチア合宿協力 | 毎日新聞

    クロアチアの代表チームが事前合宿で練習できることになった河口湖漕艇場=山梨県富士河口湖町で2021年6月16日午後3時35分、山悟撮影 山梨県内唯一の漕艇(そうてい)場を持つ富士河口湖町は、東京オリンピックでメダル候補とされるボートのクロアチア代表チームの事前合宿の受け入れを決めた。チームは新型コロナウイルスの影響で、日での合宿地が見つからない難局にあったが、ボートを通じてクロアチアと交流のあった同町在住の内田大介・早稲田大漕艇部監督(65)が、救いの手を差し伸べた。【山悟】 事前合宿に訪れるのは、リオデジャネイロ五輪(2016年)でそれぞれ金メダルを獲得したダミル・マーティン(33)=男子シングルスカル=と、ヴァレント・シンコビッチ(33)、マーティン・シンコビッチ(32)兄弟=男子ダブルスカル=の3選手とコーチ2人の計5人。3選手は欧州選手権や世界選手権でも優勝するなど強豪選手と

    「見過ごせない」ボートの町・富士河口湖町がクロアチア合宿協力 | 毎日新聞
  • 五輪事前合宿を見ぬまま急逝 「ボート3兄弟」が目指す夢の続き | 毎日新聞

    結城竜則さんのユニホームを手にする英和さん(左)、和大さん。後方はボート競技のドイツ、スイス代表五輪合宿練習場の円山川=兵庫県豊岡市城崎町で2021年7月14日午前7時9分、浜年弘撮影 東京オリンピックのボート競技に出場するドイツ、スイス両代表選手団が兵庫県豊岡市・円山川での事前合宿を終え、23日からの番へ向け選手村に入った。円山川の練習拠点には市職員として誘致に導いた後、2020年4月に41歳で病気で亡くなった結城竜則さんのボート用ユニホームが置かれた。古里の川面を疾走する強豪国のボート。竜則さんと共に「ボート3兄弟」と呼ばれた兄と弟は「誰よりも竜則が一番見たかった光景」を連日、見つめ続けた。

    五輪事前合宿を見ぬまま急逝 「ボート3兄弟」が目指す夢の続き | 毎日新聞
  • バレー男子、縮めた世界との距離 冬の時代越え真夏の舞台で結果 | 毎日新聞

    東京オリンピックは第12日の3日、バレーボール男子の準々決勝が行われ、日は連覇を狙う世界ランキング1位のブラジルに0―3で敗れた。1976年モントリオール五輪以来、45年ぶりの4強入りはならなかった。 13年ぶりに五輪の舞台に戻ってきたバレー日男子の戦いは、メダルマッチの手前で幕を閉じた。それでも長い冬の時代を思い返せば、真夏の熱い戦いぶりは想像以上だった。1次リーグで3勝を挙げた上、世界のバレー界をけん引するブラジルに必死でらいつき、一定の結果を残すことができた。 この5年で世界との距離は確実に縮まった。ミスを恐れずにサーブで攻める。中央からのクイックとバックアタックを絡め、常に4枚の攻撃の選択肢を作るという世界のトレンドがチームに浸透。25歳の石川祐希(ミラノ)、21歳の西田有志(ジェイテクト)らも順調に成長した。2019年のワールドカップでは28年ぶりの4位に入るなど結果を残し

    バレー男子、縮めた世界との距離 冬の時代越え真夏の舞台で結果 | 毎日新聞
  • バレー女子敗退の原因 中田久美監督が信じた「伝説」と現実の差 | 毎日新聞

    【日-ドミニカ共和国】第2セット、戦況を見守る中田久美監督(中央)=有明アリーナで2021年8月2日、宮間俊樹撮影 東京オリンピックのバレーボール女子日本代表は、1次リーグ最終戦でドミニカ共和国に1-3で敗れ、1勝4敗で決勝トーナメント進出を逃した。出場した五輪で決勝トーナメント進出を逃したのは、1996年アトランタ五輪に続いて2度目。 「伝説に残るチームを作る」。2017年の始動以来、中田久美監督は何度も語ってきた。だが、目標のメダルに遠く及ばない結果に終わった。その理由は、大会前から見えていた。 中田監督は現役時代、「天才セッター」と呼ばれ五輪3大会に出場。引退後、解説者を経て、12年7月に国内トップチームだった久光製薬の監督に就任。プレミアリーグ(現Vリーグ)で優勝3回、全日選手権で4連覇した。指導者としては一貫して、サーブレシーブを低い軌道でピンポイントにネット際のセッターに返

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  • 大阪・茨木市がワクチンの窓口予約を中止 徹夜覚悟の高齢者殺到 | 毎日新聞

    10日午前6時ごろ、ワクチン接種を窓口で予約をしようと市民が殺到した大阪府茨木市福祉文化会館前=住民提供 徹夜覚悟の高齢者が殺到し、予約窓口を一転廃止に――。大阪府茨木市は10日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種の窓口予約を中止すると発表した。この日未明から多くの高齢者が窓口に集まったが、市は前日昼から並ぶ人に整理券を先に配布していた。徹夜で並ぼうとする高齢者の健康面を考慮したというが、10日に訪れた市民は納得できずに抗議。福岡洋一市長が早朝に呼び出され、警察官も駆け付ける騒ぎとなった。 市は6日から65歳以上の市民を対象に、コールセンター▽市のホームページ(HP)▽窓口――の3種類で予約を受け付けているが、今回の騒ぎを受けて窓口での予約を取りやめた。

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  • 見る探る:開成中高生がネット中傷に見た「人間の弱さ」と「破壊願望」 ある授業の到達点 | 毎日新聞

    SNSによる誹謗(ひぼう)中傷が大きな問題になる中、インターネットとどう向き合っていくのか。とりわけ教育現場の役割は重要だ。全国屈指の進学校、開成中学・高校(東京都荒川区)では8年前、ある「課題図書」を授業で取り上げ、ネット中傷について徹底的に考えたという。その課題図書とは、そこで交わされた議論とは……。【宇多川はるか/統合デジタル取材センター】 国語科教諭が見つけた「これだ!」 私はSNSによる誹謗中傷問題を取材する中で、中傷被害経験のあるお笑い芸人、スマイリーキクチさん(48)に取材をした。スマイリーキクチさんは「殺人関与」などのデマに長年苦しめられ、事件にも発展。その後、芸能生活のかたわら、ネットリテラシーについて各地で講演活動などをしている。そうした話題の中で、スマイリーキクチさんが「僕のをいち早く授業で使ってくれたのが開成だったんです」と語った。興味を持った私は早速学校を訪ねて

    見る探る:開成中高生がネット中傷に見た「人間の弱さ」と「破壊願望」 ある授業の到達点 | 毎日新聞
  • 「ここで財政出動せずにどうする」 日銀・安達委員、財政規律「話は早い」 | 毎日新聞

    3月に日銀の審議委員に就任した安達誠司氏が毎日新聞の単独インタビューに応じた。新型コロナウイルスの感染拡大を巡る危機対応について「ここで財政を出動せずにどうするのか。今のところ財政規律の話をするのは早い気がする」と述べ、財政健全化の議論は時期尚早との認識を示した。財政赤字の拡大に対しては「金利が一方的に上がって財政が破綻しないよう金利をコントロールする」と、日銀の積極的な国債購入で金利急騰を防ぐ考えを示した。 日銀は4月の金融政策決定会合で国債の無制限購入を表明。政府が新型コロナに対応する補正予算を編成して巨額の国債を追加発行しても、金利上昇など市場の混乱が起きにくい環境を整えた。安達氏は「リーマン・ショックの時のような金融システムの不安定化を避けることが優先事項の一つだ。迅速な対応で今のところは起きていない」と述べ、日銀の危機対応策がマーケットの安定に効いていると評価した。

    「ここで財政出動せずにどうする」 日銀・安達委員、財政規律「話は早い」 | 毎日新聞
  • 動画配信急拡大でクリエーター争奪戦 テレビ局守勢「ネトフリは信じられないお金を…」 | 毎日新聞

    CGのデータ作成に取り組むスタッフたち。ネット動画配信サービスの拡大で制作現場に変化が生じ始めている=東京都武蔵野市のSOLA DIGITAL ARTSで2020年2月7日午前11時8分、後藤豪撮影 米ネットフリックス(ネトフリ)などのインターネット動画配信サービスが急拡大していることが、経済産業省の調査で明らかになった。巨大な資金と配信網を持つ「黒船」の参入は、国内のアニメやドラマの制作現場でクリエーターを巡る争奪戦が起こるなど、変化を生んでいる。低賃金・長時間労働が課題になってきた業界にとって、光明となるのか。現状を探った。【後藤豪、宮崎稔樹】 2月上旬、東京都武蔵野市のCGアニメ制作会社「SOLA DIGITAL ARTS」では、ラフな服装の制作スタッフ数人が真剣な表情でパソコンに向かっていた。現在手がける3作品のうち2がネトフリ向けで、橋トミサブロウプロデューサー(48)は「ネ

    動画配信急拡大でクリエーター争奪戦 テレビ局守勢「ネトフリは信じられないお金を…」 | 毎日新聞
  • 2週間の断酒で「認知症状態」から回復した高齢者 | 知ってほしい「認知症の大事な話」 | 小田陽彦 | 毎日新聞「医療プレミア」

    明けましておめでとうございます。新年で、お酒を楽しんでいらっしゃる方が多いことでしょう。今回は「お酒と認知症」のお話をします。認知症の患者さんをみる医師としては、「お酒の飲み過ぎで脳が萎縮し、認知症のような状態になる」方がいることを知ってほしいと思います。そして、お酒で起きた「認知症のような状態」は、薬では治りません。一方、お酒をやめることで、よくなる方は多いのです。

    2週間の断酒で「認知症状態」から回復した高齢者 | 知ってほしい「認知症の大事な話」 | 小田陽彦 | 毎日新聞「医療プレミア」
  • 外務省、「ローマ教皇」に呼称変更 安倍首相と25日に会談 | 毎日新聞

    外務省は20日、フランシスコ・ローマ教皇が23~26日の日程で来日するのに合わせ、これまで日政府として「ローマ法王」としてきた呼称を「ローマ教皇」に変更したと発表した。外務省幹部は「カトリック関係者をはじめ一般に『教皇』の呼称を用いる例が多くみられるため」と理由を説明。ただ、「『法王』を使用しても間違いではない」と話し…

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  • ラグビーW杯「全試合満員可能」 御手洗組織委会長ら会見 | 毎日新聞

    ラグビーW杯開幕を前に記者会見し、笑顔で並ぶワールドラグビー、ラグビーW杯2019組織委員会、日ラグビー協会の関係者ら=東京都新宿区で2019年9月17日、長谷川直亮撮影 ラグビーW杯日大会の公式記者会見が17日、東京都内で開かれ、国際統括団体ワールドラグビー(WR)のビル・ボーモント会長や大会組織委員会の御手洗冨士夫会長らが出席した。販売予定のチケット180万枚のうち164万枚が販売済みで、御手洗会長は「大変順調。全48試合を満員にする目標は実現可能な勢いだ」と語った。 アジア初開催となる日大会について、ボーモント会長は「(開催都市でファンが集う)ファンゾーンの入場者数も記録的になるかもしれない。世界のラグビーの普及に資する大会になる」と強調した。

    ラグビーW杯「全試合満員可能」 御手洗組織委会長ら会見 | 毎日新聞
  • 米ユダヤ系団体:ナチス帽着用でBTS非難 - 毎日新聞

    米ユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は11日、原爆のきのこ雲がプリントされたTシャツを過去に着用したことで日テレビ出演が中止になった韓国の男性音楽グループ「BTS(防弾少年団)」が、過去にナチス親衛隊(SS)の記章をあしらった帽子をかぶったり、コンサートでナチスを想起させる旗を掲げたりしていたとして非難した。

    米ユダヤ系団体:ナチス帽着用でBTS非難 - 毎日新聞
  • NYビート:セリーナ騒動の報道にみる米国文化 - 毎日新聞

    國枝すみれ(くにえだ・すみれ)ニューヨーク特派員。1991年入社。英字新聞毎日デイリーニューズ編集部、西部社福岡総局で警察担当記者、ロサンゼルス支局、メキシコ支局を経て、2016年4月から現職。05年、長崎への原爆投下後に現地入りした米国人記者が書いたルポを60年ぶりに発見して報道し、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

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  • タイ洞窟:13人全員が生還 最後の5人救出 | 毎日新聞

    【チェンライ(タイ北部)西脇真一】タイ北部チェンライの洞窟に最後まで取り残されていた少年ら5人が10日、無事救出された。地元サッカーチームの11~16歳の少年12人とコーチ(25)が洞窟に入って18日目。世界が注目した救出劇は、全員の生還によって終わった。一方、タイ政府の保健当局者は同日、記者会見し、9日までに救出された8人の体調について「発熱はなく良好だ」と明らかにした。 「きょう我々は任務を達成した」。洞窟から約1.5キロ離れた屋外の「プレスセンター」で10日夜、救助責任者のナロンサク・オソタナコーン氏が切り出すと、ボランティアや世界中から集まった記者が歓声を上げた。ナロンサク氏は今回の件について、自然災害から身を守る「全ての人の教訓となるだろう」と話した。

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    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2018/07/10
    次のワールドカップに招待せんとな。
  • サッカー:ハリル氏、謝罪と慰謝料1円求め提訴へ - 毎日新聞

  • 特集ワイド:公文書改ざん、加計問題、日報隠し 「倒閣」だけでは解決せず 東浩紀さんに聞く | 毎日新聞

    木を見て森を見ず--。国会は全体を見渡す視点を失っていないか。次々と発覚する政権を巡る不祥事に、野党は安倍晋三首相の責任を追及している。だが、民主主義の危機を感じている評論家の東浩紀さんは「トップだけ代えても解決しない」と見る。問題の質はどこにあるのか。【小松やしほ】 民主主義国家の基礎は脅かされた 末端の現場も処罰すべきだ 東さんのオフィスは、東京・五反田にあるビルの一室。壁一面は書籍で埋まっている。落ち着いた雰囲気の中で、穏やかならぬ言葉を口にした。「今回の財務省による公文書改ざん問題で、民主主義国家の基礎は脅かされたと言っていい」 いきなり厳しい現状認識を聞いて戸惑いの表情を浮かべたからなのだろうか、東さんは説明を続けた。「国会が、行政府に求めて差し出させた文書に改ざんがあったということは、立法府による行政府の監視が働いていないということ。つまり三権分立が機能していないという状態で

    特集ワイド:公文書改ざん、加計問題、日報隠し 「倒閣」だけでは解決せず 東浩紀さんに聞く | 毎日新聞
  • 山梨の国有地:日本航空学園に格安売却 評価の8分の1 財務省 | 毎日新聞

    山梨県内の国有地を地元の学校法人が約50年無断で使い続け、管理する財務省関東財務局が把握しながら放置した末、2016年5月に評価額の8分の1で売却していたことが明らかになった。国は学校法人「森友学園」への国有地売却問題を機に国有財産の処分の適正化に着手したが、ずさんな管理と不透明な取引の実態が改めて浮かんだ。

    山梨の国有地:日本航空学園に格安売却 評価の8分の1 財務省 | 毎日新聞
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2018/01/08
    どの財務局も杜撰なんやんけ。
  • メディア時評:村中璃子氏受賞、なぜ報じない?=三浦瑠麗・国際政治学者 | 毎日新聞

    医師でジャーナリストの村中璃子(りこ)さんが英科学誌ネイチャーなどが主宰するジョン・マドックス賞を受賞した。「公共の利益にかかわる問題について健全な科学とエビデンスを広めるために、障害や敵意にさらされながらも貢献した個人」への賞だ。 村中さんは、子宮頸(けい)がんワクチンの副反応とされる事例の根拠づけがいいかげんだとあらがった。このワクチン接種は世界各国で実施されていて、接種した若年層が大人になれば子宮頸がんは大幅に減るだろう。しかし日だけは子宮頸がんは発症し続ける。「副反応」を訴える声に押され、政府が積極的勧奨を中止したからだ。親が適切な判断をしてくれなかった少女たちは見捨てられる。子宮頸がんは性交渉を通じて感染するので、少女のうちの予防接種に多くの母親がイ…

    メディア時評:村中璃子氏受賞、なぜ報じない?=三浦瑠麗・国際政治学者 | 毎日新聞