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ブックマーク / news.mynavi.jp (37)

  • 平成最後の有馬記念は機動戦士ガンダムとコラボ!「有馬戦士ガンダム」始動

    中央競馬会は、2018年12月23日(祝・日)に中山競馬場で開催される第63回有馬記念(GⅠ)に先立ち、アニメ『機動戦士ガンダム』とコラボレーションした特設サイト「有馬戦士ガンダム」を公開した。 「有馬戦士ガンダム」特設サイトでは、ガンダムの世界観と有馬記念が融合したオリジナル動画を視聴できる「NEW TYPE MOVIE」のほか、人気キャラクター「シャア」と競馬の魅力に触れるゲームコンテンツ「育成のシャア~ジオン競馬場で学べ~」、『ガンダムキャラクター×モビルスーツ』の組み合わせがデザインされたオリジナル「ガンダム馬券」が生成される「ハロガチャ」、さらに、これらコンテンツと連動したプレゼントキャンペーンも開催される。 「NEW TYPE MOVIE」では、アムロ役の声優・古谷徹とシャア役の声優・池田秀一が再び集結、新たな名セリフが収録された長尺動画2、短尺動画20が一挙公開される

    平成最後の有馬記念は機動戦士ガンダムとコラボ!「有馬戦士ガンダム」始動
  • アニメ映画大ヒットの陰で実写が伸びない、内容以前の問題 - 『秘密結社鷹の爪』FROGMAN氏が危惧する映画メディアの不在

    インタビュー アニメ映画大ヒットの陰で実写が伸びない、内容以前の問題 - 『秘密結社鷹の爪』FROGMAN氏が危惧する映画メディアの不在 2016年は邦画において、『君の名は。』や『この世界の片隅に』が"予想を上回る"大ヒットを記録した"アニメ映画の年"だった。この現象を、今年は"アニメ映画が豊作だった年"、"良作に恵まれた年"と解釈することもできるが、アニメ『秘密結社鷹の爪』シリーズを手がけてきたFROGMAN氏は「それだけではない」と指摘する。 2006年にスタートした同シリーズは、放送局をまたぎながらも今年で11年目。劇場版も最新作『鷹の爪8 ~吉田くんのXファイル~』で8作目を数える息の長いコンテンツだ。作品を届けるメディアや情報を収集する手段がどんどん変わっていく中で、一つのシリーズを続けていくことは、きっと並大抵のことではないだろう。 『秘密結社鷹の爪』はなぜここまで続いている

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  • ペットボトルや缶の形が違う理由とは? 身近な包装容器の秘密に迫る

    缶やペットボトル、びん、紙コップなど、私たちの生活は様々な包装容器(商品を入れたり包んだりしているもの)であふれています。これらの形は千差万別ですが、それはデザイン性の違いだけなのでしょうか? 今回は、包装容器の秘密についてお伺いするべく、包装容器を専門に作る東洋製罐グループホールディングス株式会社の篠田和正さんを訪問しました。インタビューではマイナビニュース会員200名に行った「缶に関するアンケート」で出た疑問、そして「こんな製品も缶に詰められるのか」という質問についてもお話しいただきました。 おなじ500mlのペットボトルなのに、どうして形が違う? ――日はマイナビニュース読者から寄せられた包装容器に関する疑問についてお答え頂ければと思います。そもそもですが、包装容器とはどのようなものを指すのでしょうか。 その名の通り、商品を入れたり包んだりしているものを「包装容器」と呼んでいます。

    ペットボトルや缶の形が違う理由とは? 身近な包装容器の秘密に迫る
  • 「日本に必要なのは、社会全体でサイエンスを支えるという意識」- 東工大・大隅良典 栄誉教授

    東京工業大学 科学技術創成研究院 大隅良典栄誉教授は、細胞の自作用である「オートファジー(Autophagy)」の機能を世界で初めて肉眼で確認し、その分子レベルでのメカニズムや関連遺伝子について明らかにしてきた細胞生物学者だ。 オートファジーは、神経変性疾患や癌などといったさまざまな病態に関する多くの機能と関連があることが示唆されている。大隅栄誉教授は、生物科学および医学分野に重大な影響をもたらしたことにより、今年6月に国際ポール・ヤンセン生物医学研究賞を受賞した。 同賞は、80以上の医薬品の発見と開発に貢献したベルギーの薬理学者 ポール・ヤンセン博士の栄誉を称えるために創設された賞だが、大隅栄誉教授は「私自身は良い薬を作ったわけではなく、研究が直接的に社会の役に立ったわけではない」とあくまで基礎科学の研究者として一貫した姿勢をくずさない。 一方で、日においては国立大学運営費交付金など

    「日本に必要なのは、社会全体でサイエンスを支えるという意識」- 東工大・大隅良典 栄誉教授
  • 米国発3DCGアニメ『RWBY VOLUME2』、初日舞台挨拶に早見・日笠・嶋村が登壇

    2016年10月1日(土)、東京・新宿ピカデリーにて米国Rooster Teeth Productions(ルースターティースプロダクションズ)による3DCGアニメシリーズ「RWBY」の第2作目『RWBY VOLUME2<日語吹替版>』の公開初日舞台挨拶が行われた。 早朝からの上映・舞台挨拶にも関わらず客席は満員。早見沙織(ルビー・ローズ役)、日笠陽子(ワイス・シュニー役)、嶋村侑(ブレイク・ベラドンナ役)の3人が、客席からの大きな拍手が迎えられ、作品の魅力について語った。 ルビー役の早見は「堂でみんなで戦うシーンが好き」と話すと、材を使ったバトルアクションシーンについて、全員がツッコミたいところを指摘し、会話は盛り上がりを見せる。続けて日笠が「ジョーンがワイスに向けて歌を歌うシーンがとても印象的で、ワイスにそっぽを向かれているいつものジョーンっぽさがとても際立った」と話し、会場の笑

    米国発3DCGアニメ『RWBY VOLUME2』、初日舞台挨拶に早見・日笠・嶋村が登壇
  • 渕上舞、映画『ガルパン』で新人声優賞「声優人生最後の作品だと思っていた」

    都内・東京芸術劇場にて25日、「日映画批評家大賞」の授賞式が開催され、声優の渕上舞が『ガールズ&パンツァー 劇場版』の主人公・西住みほ役で新人声優賞を受賞した。 渕上は、「作品が始まった時にはうまくいかないことが多くて、『これが声優人生最後の作品なのかな』と思っていました。今、大切なキャラクターたちと出会うたびに、あの時やめなくてよかったなという気持ちになります」と語り、自身にとって『ガルパン』が特別な作品であることを明かした。そして、「これから先も、できるだけ長く西住みほといっしょに歩んでいけたら」とキャラクターへの愛を語った。 受賞理由について、選考委員を務めたテレビ東京アニメ局局長・川崎由紀夫氏は、「キャラクターの内に秘めた芯の強さと渕上さんの演技の太さが見事にマッチし、数多くの個性がひしめく作品の中で、ひと際際立った存在感を示しています。スピード感、緊張感あふれる場面から、静寂の

    渕上舞、映画『ガルパン』で新人声優賞「声優人生最後の作品だと思っていた」
  • 『機動戦士ガンダムUC』TV放送実現の裏にはメ~テレの熱い"ガンダム愛"があった - 福嶋更一郎コンテンツ局長明かす

    インタビュー 『機動戦士ガンダムUC』TV放送実現の裏にはメ~テレの熱い"ガンダム愛"があった - 福嶋更一郎コンテンツ局長明かす メ~テレに『ガンダム』が帰ってくる! 2月に各メディアを駆け巡ったニュースに、『ガンダム』ファンから大きな反応が寄せられた。OVAシリーズとして人気を博した『機動戦士ガンダムUC』が再編集され、『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』として4月3日毎週日曜朝7時からメ~テレ・テレビ朝日系列にて地上波に初登場することが明らかになったのだ。 『機動戦士ガンダムUC』は、『機動戦士ガンダム』から続く"宇宙世紀"を舞台とした物語の新章として、作家・福井晴敏氏による同名小説をサンライズが映像化したアニメーション作品。重厚なストーリーと魅力的なキャラクター、カトキハジメ氏らによるメカニックデザインは新・旧ファンを取り込み、OVA版の『ガンダム』としてはBlu-ray

    『機動戦士ガンダムUC』TV放送実現の裏にはメ~テレの熱い"ガンダム愛"があった - 福嶋更一郎コンテンツ局長明かす
  • 定跡とは何か「将棋電王戦FINAL」第4局 - 村山七段の研究不発、ponanzaが示した可能性

    4月4日、プロ将棋棋士とコンピュータによる5対5の団体戦「将棋電王戦FINAL」の第4局が奈良県・薬師寺で行われ、将棋プログラム・ponanza(ポナンザ)が村山慈明七段に勝利した。コンピュータ側が開幕の連敗から巻き返し、これで両陣営譲らず2勝2敗。団体戦決着の行方は第5局に委ねられた。プロ棋士側にとっては第3局に続く勝ち越しのチャンスだったが、今回の敗戦で逆に後のない状況に追い込まれた。 村山七段は電王戦出場に意欲を示していた棋士のひとり。プロ間でも序盤研究に定評があり、事前研究ができる電王戦のルールとは特に相性のいい棋士と見られていたことは間違いない。ドキュメンタリーでも対コンピュータ戦に自信を持っていた様子がうかがえた。だが、その村山七段が「誤算」と言っていた存在がponanzaである。村山七段は「強さの次元が違う」など、ほとんど賞賛に近い評価をponanzaに向けていた。そして

    定跡とは何か「将棋電王戦FINAL」第4局 - 村山七段の研究不発、ponanzaが示した可能性
  • 稲葉七段の自信はどこで崩れたか「将棋電王戦FINAL」第3局 - 入玉も届かず、対ソフト戦の心理

    3月28日にプロ将棋棋士とコンピュータソフトによる5対5の団体戦「将棋電王戦FINAL」の第3局、稲葉陽七段対やねうら王(開発者:磯崎元洋氏)の対局が北海道・五稜郭で行われ、やねうら王が勝利。3局目でソフトが初白星を挙げ、プロ棋士側の団体戦勝利は第4局以降へ持ち越しとなった。 局後に行われた記者会見で磯崎氏は「勝てると思っていなかったので、まだ実感はありません」と正直な心境を吐露した。やねうら王は昨年の第3回にも出場し、佐藤紳哉六段を破っている。そして佐藤六段と対戦した昨年のソフトと今回のものを対戦させると6~7割は最新版が勝つという。にもかかわらず「勝てると思っていなかった」と振り返った磯崎氏の真意はどこにあったのだろうか。 「ソフトの貸し出しにより事前に研究されることはわかっていた、それなのにその対策をほとんどやっていなかった」 昨年の第3回より、ソフト側は番と全く同じバージョンのソ

    稲葉七段の自信はどこで崩れたか「将棋電王戦FINAL」第3局 - 入玉も届かず、対ソフト戦の心理
  • 努力の矛先「将棋電王戦FINAL」第2局 - Seleneを完全に読み切った永瀬六段の才知

    3月21日にプロ将棋棋士とコンピュータによる5対5の団体戦「将棋電王戦FINAL」の第2局、永瀬拓矢六段対Selene(開発者:西海枝昌彦氏)の対局が高知県・高知城で行われ、永瀬六段が勝利。第1局に続く連勝で、プロ棋士側は団体戦の勝利まであと1勝に迫った。電王戦史上、プロ棋士が2勝目を挙げるのは初となる。 この対局は異例の結末を迎えている。88手目、永瀬六段の指した「△2七同角不成」。この手を対戦相手のSeleneが認識できず、自玉の王手を放置する反則手「▲2二銀」を指したため反則負けとなったのだ。 なぜこんなことになったのか、大いに興味をそそられるところだが、実は反則が出た時点で永瀬六段は自身の勝ちをほぼ読み切っていた。つまり反則負けは最後のおまけのようなもので、勝負としてはそれ以前に決着がついていたということだ。反則負けの詳しい経緯は最後に確認するとして、まずは将棋の内容にしっかり迫っ

    努力の矛先「将棋電王戦FINAL」第2局 - Seleneを完全に読み切った永瀬六段の才知
  • 「将棋電王戦FINAL」第2局はコンピュータが王手放置の反則負け、プロ棋士2勝目

    5人のプロ将棋棋士がコンピュータ将棋ソフトと団体戦で戦う「将棋電王戦FINAL」の第2局・永瀬拓矢六段 対 Seleneの対局が21日、高知県・高知城で行われた。 第2局は、21日19時7分、「第2回将棋電王トーナメント」第4位の将棋ソフト・Seleneが、王手放置のため反則負け。これにより第1局の斎藤五段に続いてプロ棋士側が2勝目をあげた。将棋は、盤は互角で進み、中盤ではSeleneがわずかにリードしたと見られた瞬間もあったが、その後、永瀬六段の鋭い踏み込みで一気に後手が勝勢。最後はSeleneのプログラムの問題により反則負けとなったが、仮に反則がなくても永瀬六段の勝ちは間違いなかったと見られている。手数は89手で、消費時間は永瀬六段が3時間27分(残り1時間33分)、Seleneが3時間38分(残り1時間22分)。 Seleneは飛車不成、角不成、歩不成を認識できないプログラム上の不備

    「将棋電王戦FINAL」第2局はコンピュータが王手放置の反則負け、プロ棋士2勝目
  • 反撃の狼煙は上がった「将棋電王戦FINAL」第1局 - 斎藤五段の鮮やかな勝利とAperyの誤算

    3月14日、プロ将棋棋士とコンピュータによる5対5の団体戦「将棋電王戦FINAL」の開幕局が京都府の二条城で行われ、斎藤慎太郎五段が将棋プログラム「Apery(エイプリー)」に勝利した。若手中心にメンバーを変えて逆襲を期す棋士側にとって、幸先の良い一勝だ。 序盤でリードを奪い、徐々に差を広げて押し切るという、対コンピュータ戦において理想ともいえる勝利。今回の第1局は斎藤五段の強さが目立った一方、Aperyにとっては不出来な一局だった。斎藤五段は局後の記者会見で、「(Aperyと)普段指していて感じた強さは、局では影を潜めていたように思う」と、練習対局との手応えの差について話している。しかし、だからといって局の勝利の価値がいささかも減じることはない。 3月16日、開発者の平岡拓也氏はAperyのソースコードとともに思考ログを公開した。このログを手がかりにしながら、第1局を読み解いていきた

    反撃の狼煙は上がった「将棋電王戦FINAL」第1局 - 斎藤五段の鮮やかな勝利とAperyの誤算
  • 「将棋電王戦FINAL」斎藤五段が完勝でプロ棋士1勝目「準備したことが出せた1局」

    5人のプロ将棋棋士がコンピュータ将棋ソフトと団体戦で戦う「将棋電王戦FINAL」が開幕し、第1局・斎藤慎太郎五段 対 Aperyの対局が14日、京都府・二条城で行われた。 第1局は、14日20時44分、斎藤五段が「第2回将棋電王トーナメント」第5位の将棋ソフト・Aperyに勝利し、全5局のうち、まずプロ棋士側が先勝をあげた形となった。将棋は、Aperyの四間飛車に対し、斎藤五段は居飛車穴熊を目指した。双方陣形が整わない段階でAperyが早い動きを見せたが、逆に斎藤五段が仕掛けてペースを握る。中盤でAperyに疑問と思われる手が出て斎藤五段がリードを奪うと、その差を徐々に拡大して押し切った。手数は115手で、消費時間は斎藤五段が3時間30分(残り1時間30分)、Aperyが5時間(残り0分)。また、これまでの「将棋電王戦」全体としては、阿部光瑠五段、豊島将之七段に続く3勝目なった。 終局後の

    「将棋電王戦FINAL」斎藤五段が完勝でプロ棋士1勝目「準備したことが出せた1局」
  • 「将棋電王戦タッグマッチ2014」Bブロック勝者は西尾明六段・ponanza組、FINAL進出

    Bブロックで優勝を果たし、10月12日に行われる「将棋電王戦タッグマッチ2014」ファイナルラウンドへ進む西尾明六段 将棋のプロ棋士がコンピュータ将棋ソフトとタッグを組んでトーナメントで対局する「将棋電王戦タッグマッチ2014」1st RoundのBブロックが23日、東京・六木のニコファーレにて行われ、西尾明六段・ponanza組が優勝した。 Bブロックには、佐藤紳哉六段・やねうら王、菅井竜也五段・習甦、西尾明六段・ponanza、船江恒平五段・ツツカナ、阿部光瑠四段・YSSの5組が出場。決勝ではトーナメントを勝ち進んだ西尾明六段・ponanza組と菅井竜也五段・習甦組が対戦し、角換わり模様の力戦から類型のない難解な戦いに進む。駒得になった後手が手厚い指し回しでリードを守り、152手で制して優勝を決めた。消費時間は▲菅井竜也五段が58分、△西尾明六段が1時間。表彰式で西尾六段は「pona

    「将棋電王戦タッグマッチ2014」Bブロック勝者は西尾明六段・ponanza組、FINAL進出
  • 「将棋電王戦タッグマッチ2014」Aブロックは森下九段・ツツカナ組が優勝

    Aブロックで優勝を果たし、10月12日に行われる「将棋電王戦タッグマッチ2014」ファイナルラウンドへ進む森下卓九段 将棋のプロ棋士がコンピュータ将棋ソフトとタッグを組んでトーナメントで対局する「将棋電王戦タッグマッチ2014」1st RoundのAブロックが20日、東京・六木のニコファーレにて行われ、森下卓九段・ツツカナ組が優勝した。 Aブロックは、屋敷伸之九段・ponanza、森下卓九段・ツツカナ、加藤一二三九段・やねうら王、高橋道雄九段・YSS、中村太地六段・習甦の5組が出場。決勝ではトーナメントを勝ち進んだ森下卓九段・ツツカナ組と中村太地六段・習甦組が対戦し、相矢倉の戦いから二転三転する熱戦を森下卓九段・ツツカナ組が196手で制し優勝した。消費時間は両者1時間。表彰式で森下卓九段は「まさか優勝できるとは思わなかった。ツツカナのおかげ」、中村六段は「参考になる内容だった。公式戦に生

    「将棋電王戦タッグマッチ2014」Aブロックは森下九段・ツツカナ組が優勝
  • 「第3回将棋電王戦」閉幕、プロ棋士1勝4敗 - 約1カ月の激戦をプロ棋士と開発者が振り返る

    5人のプロ将棋棋士がコンピュータ将棋ソフトと団体戦で戦う「第3回将棋電王戦」がプロ棋士1勝4敗という結果で12日に幕を閉じ、最終戦・第5局の終局後に東京・千駄ヶ谷の将棋会館にて全体記者会見が行われた。 会見には、日将棋連盟会長・谷川浩司九段、「第3回将棋電王戦」主催のドワンゴ・川上量生会長に加え、対局を終えた5名のプロ棋士と、5名のコンピュータ将棋開発者が出席。プロ棋士側にとって今年は、昨年の「第2回将棋電王戦」1勝3敗1分の成績を下回る結果となってしまったが、3月15日~4月13日まで約1カ月にわたった激闘を振り返るとともに、それぞれの想いや今後の展望について語っていった。 なお、会見の前には「第3回将棋電王戦」のMVPも発表。プロ棋士側から豊島将之七段、ソフト側から習甦の開発者・竹内章氏がニコニコ生放送の視聴者からの投票で選出され、この二人の決戦投票で竹内氏がMVPに輝いた。スポンサ

    「第3回将棋電王戦」閉幕、プロ棋士1勝4敗 - 約1カ月の激戦をプロ棋士と開発者が振り返る
  • 屋敷九段とPonanzaが一致していた読み筋「第3回将棋電王戦」第5局 - 「将棋観」の差異が最も色濃く出た一局 (1) コンピュータは駒の数を、棋士は駒の効率をそれぞれ支持した | マイナビニュース

    将棋には、結果だけで語るには惜しい対局というものがある。今回の戦いも、将棋の奥深さをまざまざと見せつけられる一局だった。 4月12日、プロ棋士とコンピュータとの5対5の団体戦「第3回将棋電王戦」の第5局が東京都渋谷区の東京・将棋会館で行われ、将棋プログラム「Ponanza(ポナンザ)」が屋敷伸之九段に勝った。すでに第4局までにコンピュータ側が3勝1敗と勝ち越しを決めており、プロ棋士側は第5局の敗戦で、前回の1勝3敗1分を下回る1勝4敗という成績で今回の電王戦を終えた。

    屋敷九段とPonanzaが一致していた読み筋「第3回将棋電王戦」第5局 - 「将棋観」の差異が最も色濃く出た一局 (1) コンピュータは駒の数を、棋士は駒の効率をそれぞれ支持した | マイナビニュース
  • 森下九段とツツカナが創り出したもの「第3回将棋電王戦」第4局 - 好敵手から生まれた名勝負の秘密

    「矢倉は将棋の純文学である」 将棋電王戦の創設に尽力した、故・米長邦雄永世棋聖の言葉である。 「矢倉」というのは将棋の戦法名のひとつのこと。将棋の戦法は大きな分類でざっと10種類ほどあるが、こんな例えをされる戦法は他にない。プロ棋士にとって、矢倉は特別な戦法なのだ。 局は、先手のツツカナと後手の森下九段の呼吸がぴたりと合って、一直線に矢倉に進んだ。大一番に相応しい戦いの幕開けである。 矢倉の伝道師・森下卓 森下卓九段は、1980年台後半から90年台前半にかけて大活躍した棋士。勝率は常にトップクラス、タイトル戦にも次々と出場した。その活躍の原動力となったのが矢倉戦法である。その中でも「森下システム」と呼ばれる作戦の体系は、森下九段が築き上げた偉大な定跡であり、矢倉の進化と発展に大きな影響を与えた。 矢倉戦法でトッププロの地位を築いた森下九段は、1999年に『現代矢倉の思想』、『現代矢倉の闘

    森下九段とツツカナが創り出したもの「第3回将棋電王戦」第4局 - 好敵手から生まれた名勝負の秘密
  • 人間が勝つ鍵はどこにあるか「第3回将棋電王戦」第3局 - 豊島七段・会心の勝利に見えた横歩取りの深淵なる世界

    人間はもうコンピュータに勝てないのか…… そう絶望していた人も多いだろう。なにしろ第2回電王戦以来、途中引き分けを挟み5連敗中なのだ。だが、局は人間の圧勝。パーフェクトゲームだった。これまでの対局と何が違うのか、人間が勝つ鍵はどこにあるのか。その秘密に迫りたい。 3月29日、将棋のプロ棋士とコンピュータ将棋ソフトが戦う「第3回将棋電王戦」第3局、豊島将之七段対YSS(開発者:山下氏)の一戦が、大阪・あべのハルカスで行われた。対戦形式は5対5の団体戦で、ここまで将棋ソフト側が2連勝。プロ側は敗れると団体戦の敗北が決まる崖っぷちの戦いである。 3月7日に全面開業したばかりのあべのハルカスは、地上60階、高さ300mは日一の高さ。対局場は、あべのハルカス内の大阪マリオット都ホテル55階インペリアルスイートが用いられた 対局が開始され、互いに最初の一手を指したところで、豊島七段は上着をパサリと

    人間が勝つ鍵はどこにあるか「第3回将棋電王戦」第3局 - 豊島七段・会心の勝利に見えた横歩取りの深淵なる世界
  • 佐藤六段に待ち受けていた光と闇「第3回将棋電王戦」第2局 -罠をかいくぐり最後に生き残ったのはどちらか

    3月22日、将棋のプロ棋士とコンピュータ将棋ソフトが戦う「第3回将棋電王戦」第2局、佐藤紳哉六段対やねうら王の一戦が、両国国技館で行われた。対戦形式は5対5の団体戦で、第1局は将棋ソフト「習甦」が制している。プロ棋士側は連敗すれば早くも後がなくなる重要な一戦である。 将棋電王戦の第1局が行われていた日、筆者は将棋のタイトル戦のひとつ「棋王戦」の前夜祭の取材で富山県にいた。現地ではもちろん電王戦が話題の中心で、関係者の誰もがプロの勝利を期待していた。だが、第1局はプロが敗れた。内容的にも完敗である。 「この敗戦は痛い。もしかすると全敗するんじゃないか」と、がっくり肩を落とす関係者たち。筆者も同じ思いだった。しかし、それから1週間経って第2局を迎えてみると、関係者の雰囲気は変わっていた。「菅井五段の敗戦はプロ側にとって痛いが、勝負はこれから」と前向きになっていた。 菅井五段は生粋の振り飛車党だ

    佐藤六段に待ち受けていた光と闇「第3回将棋電王戦」第2局 -罠をかいくぐり最後に生き残ったのはどちらか