自民党総裁選で、注目されるのは財務省との「距離」だ。各候補と財務省との距離を計る目安や言動を検討してみよう。 現在、立候補の意向を示しているのは、青山繁晴参院議員(72)、石破茂元幹事長(67)、加藤勝信元官房長官(68)、上川陽子外相(71)、小泉進次郎元環境相(43)、河野太郎デジタル相(61)、小林鷹之前経済安保相(49)、斎藤健経産相(65)、高市早苗経済安保相(63)、野田聖子元総務相(63)、林芳正官房長官(63)、茂木敏充幹事長(68)である。 これらから、推薦人20人を得て、9月12日の告示時点で残るのは6~8人程度だろう。それでも過去最多の立候補者数であり、派閥解消の効果であろう。 マスコミは今のところ、「新鮮味」という観点から報道するので、「若さ」を持つ人と「女性」が優勢になる。新鮮味によって自民党の刷新感を出すというものだ。ただし、内政の実行力がないと短命政権になりか