ウクライナ・マリウポリのアゾフスターリ製鉄所を写した衛星画像。マクサー・テクノロジーズ提供(2022年5月12日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO /SATELLITE IMAGE ©2022 MAXAR TECHNOLOGIES 【5月31日 AFP】ロシア国防省は31日、ウクライナ南東部マリウポリ(Mariupol)にあるアゾフスターリ(Azovstal)製鉄所の地下でウクライナ兵152人の遺体が見つかり、ウクライナ側に引き渡すと発表した。 同省によると、ロシア軍が「戦闘員とウクライナ軍兵士の計152人の遺体」を発見。遺体が保管されていたのは冷蔵施設内で、遺体の下から四つの地雷が見つかったと主張している。 ロシア軍は4月下旬にマリウポリを掌握。市内に残っていたウクライナ兵は、製鉄所の地下に立てこもって数週間にわたり抵抗を続けていたが、5月に入り数千人が投降した。ロシア側は、投降
ウクライナ東部ルガンスク州のセベロドネツクとリシチャンスクを結ぶ、破壊された橋(2022年5月22日撮影、資料写真)。(c)ARIS MESSINIS / AFP 【6月1日 AFP】ウクライナ東部ルガンスク(Lugansk)州のセルヒー・ハイダイ(Sergiy Gaiday)知事は5月31日、ロシア軍との激戦が続く同州の要衝セベロドネツク(Severodonetsk)の化学工場で、硝酸の入ったタンクが空爆を受けたことを明らかにした。 ハイダイ氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で、ロシア軍が硝酸入りタンクを空爆したと説明。硝酸は吸い込んだり、のみ込んだり、肌に触れたりすると危険だとし、住民に対して屋外に出ないよう呼び掛けた。(c)AFP
ウクライナ南東部マリウポリで、アゾフスターリ製鉄所から投降するウクライナ兵。ロシア国防省提供の動画より(2022年5月17日撮影、18日公開)。(c)AFP PHOTO / Russian Defence Ministry / handout 【5月31日 AFP】ウクライナ東部の親ロシア派共和国当局者は30日、南東部マリウポリ(Mariupol)のアゾフスターリ(Azovstal)製鉄所から撤収してロシア側に投降したウクライナ兵について、死刑が科される可能性もあると語った。 ロシア通信(RIA)は、親ロ派「ドネツク人民共和国(DNR)」のユーリー・シロワトコ(Yuri Sirovatko)「法相」の発言として「投降兵については法廷が裁きを下す」と伝えた。シロワトコ氏は「DNRにおいては(投降兵が犯したような)罪に対しては最高刑として死刑が定められている」と語った。 また、製鉄所からの投降
<プーチンは依然としてウクライナ東部ドンバスでの勝利は可能だと信じているが、そのために払う犠牲はロシア軍にとって重すぎると英機密文書では分析される> [ポーランド東部ルブリン発]ウクライナに侵攻するロシアのウラジーミル・プーチン大統領がすでに3万350人の兵士を失ったにもかかわらず、東部ドンバスでの「小さな勝利」を手にするためには支払うに値する代償だと考えている──英大衆紙デーリー・ミラーは、ロシア軍の現状と問題点を分析した英機密報告書の内容をスクープした。【木村正人(国際ジャーナリスト)】 【動画】プーチン病気説の決定打?どう見ても怪しい動画 英国防情報部も5月30日のツイートで「ロシア軍は中堅・下級将校が壊滅的な損失を被っているとみられる」と指摘。「旅団や大隊の指揮官は部隊のパフォーマンスに対し容赦ない責任を負わされるため、危険な場所に前方展開せざるを得なくなっている」と分析している。
──音を立てず、ロシア軍の熱感知でもほぼ捉えられない利点が。荒野を自在に駆け、偵察からミサイル発射までをこなす 戦地で重宝するのは、大型の装甲車両だけとは限らないようだ。ウクライナ軍は特別仕様の電動バイクを一部地域で導入しており、その最高速度は最高時速90キロに達する。 動画:ウクライナ軍の特別仕様のeバイク 一般的な装甲車両やガソリン式バイクなどとは異なり、eバイクでは敵陣のごく近くにまでほぼ無音で接近することが可能だ。偵察から対戦車ミサイルの射出まで、多用途に活用されている。導入対象は現時点で一部部隊に留まるが、自分の部隊にも導入したいとの声が将校たちから聞かれるようになった。 エネルギー専門ニュース誌の米エレクトレックは、「これまでのガソリン式ダートバイクよりも軽量であり、騒音も少なく、熱反応を監視しているロシアのドローンに映る放熱も削減している」と利点を強調する。 中央ヨーロッパの
第二次世界大戦中、軍隊では偵察用としてオートバイが広く使われた。日本軍もマレー作戦において、徒歩でゆっくり移動するイギリス軍を出し抜くために自転車を使い、「自転車電撃作戦」や「銀輪部隊」などと呼ばれた。 【動画】eバイクで疾走するウクライナ兵 そして今、ロシア軍と戦うウクライナ軍も二輪車を活用している。現代のウクライナ軍が使うのは、スポーツタイプの電動自転車「eバイク」だ。 主に偵察任務、地雷除去作業、医療品の運搬などに電動自転車を使用されているほか、スナイパーチームが利用することもあるという。最高速度は時速90キロ弱。比較的静かなためロシア軍に見つかりにくい。 ウクライナのメーカーであるEleek社は、戦争が始まった当初、軍に数台のバイクを提供した。だがその後すぐに、車体を軍用グリーンにして、後輪に小さなウクライナの国旗を施した、戦闘員のためのeバイクを大量生産するようになった。 「戦争
防衛省が中国海軍の空母「遼寧」の発着艦などを写真付きで随時公表していたことに対し、中国側が不快感を示したことについて、岸防衛相は「よほど気に入らなかったのか」などと述べた。 防衛省によると、中国海軍の空母「遼寧」は5月2日から21日にかけて、沖縄南方の太平洋上で300回を超える艦載戦闘機などの発着艦を行った。 防衛省は連日、「遼寧」などの動向を発表し、その際、発着艦が行われる様子などの写真を公開してきた。 中国国防省の報道官は26日、「日本の艦船や戦闘機はネット上で遼寧の『御用撮影師』と呼ばれている。このような撮影師は必要ない」などと述べていた。 これに対して、岸防衛相は31日の会見で、日本周辺の警戒監視活動は「防衛・警備の観点から当然」と述べた上で、「国際法に則って、安全に配慮した上で行った」と強調した。 また、中国側が写真の公表に不快感を示したことについては、「よっぽど気に入らなかった
北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故で、国後島で見つかり、現地で安置されている2人の遺体について、斉藤国交相は、ロシア側から、DNA鑑定などに必要な材料の提供を求められていると明らかにした。 維新・鈴木宗男参院議員「(ロシア側から)DNA鑑定の要請が来ていて、日本側が早く返事しなければ、身元確認できない」 斉藤国交相「ロシア側から、(身元の)同定に必要な材料を日本側から提供してほしいと要請があり、いま、家族の間にご協力を求めて、それを集めている」 観光船沈没事故では、いまだ12人の行方がわかっておらず、ロシアが実効支配する国後島で見つかった2人の遺体は、観光船の乗船者とみられているが、身元が確認されていない。 斉藤国交相は、参院予算委員会で、ロシア側から身元確認に向けて、DNA鑑定などに必要な材料の提供を求められていることを明らかにしたうえで、「乗船者の家族に協力を求めている」と述べた
米農務省は、バージニア州カンバーランドで毒物研究用にビーグル5000匹を繁殖・飼育しているエンヴィゴ社について、過去1年間で70件以上の動物福祉法違反を記録した。(PHOTOGRAPH BY PETA) 5000匹以上のイヌが、糞とカビにまみれた狭いケージに押し込められていた。生後3週間の子イヌはケージの下の排泄物受けに閉じこめられ、乾燥した糞が体にこびりついていた。互いに争って死んだ個体もいた。そのうちの1匹は「内臓をえぐり出されて」死んでいた。 米国の動物福祉法に違反するこれらの行為は、最近発表された米農務省の報告書に記されたものだ。バージニア州にあるこの動物繁殖施設の所有者は、北米と欧州に20の拠点を持ち、製薬や生物医学の研究用に動物を提供するエンヴィゴ社。動物福祉法を管轄する農務省はしかし、何カ月もの間、同施設で飼育されていたイヌを押収することも、同施設の許可を停止したり取り消した
サル痘ウイルス粒子の電子顕微鏡画像。2003年にサル痘が流行した際にヒトの皮膚から採取された。左側の楕円形のものは成熟したウイルス粒子、右側の三日月形や球形のものは未成熟なウイルス粒子。(CDC/CYNTHIA S. GOLDSMITH/SCIENCE SOURCE) 2022年5月7日に英国でサル痘の感染者が確認されて以来、世界各地に感染が広がっており、各保健当局が状況を注視している。世界保健機関(WHO)の5月29日の発表では、5月13〜26日の間に、欧米の少なくとも16カ国およびオーストラリアとイスラエルで、サル痘の確認例が257件、疑い例が約120件報告されている。 サル痘の自然界での宿主は中央アフリカと西アフリカの動物と考えられており、主に森林地帯で流行しているため、それ以外の場所で人間がサル痘に感染することはまれだった。2018年から2021年までの間に、サル痘の流行地以外で感
前代未聞である。公官庁に設置された記者クラブで、ある社の報道姿勢やその後の対応をめぐり、他の加盟社が激怒。「出ていけ」と追放したのだ。ブースの使用を禁じられ、鍵の返却まで求められた社は、なんと公共放送のNHK。特ダネを報じたいがためにクラブの取り決めを破ったばかりか、“遺族心情”まで踏みにじったというのだ。 【写真6枚】知床遊覧船・桂田社長が従業員を解雇させる際、一方的に送りつけた“LINE画面” *** 「荷物をまとめて出ていけ」 NHKに“追放処分”を下したのは、兵庫県警記者クラブ。5月27日に総会を開き、除名処分とした。処分理由は、「幹事社業務を怠り、遺族と報道機関との信頼を損ねた」。加えて、「説明責任を尽くさず、クラブの品位を傷つけた」ともある。今後、クラブが主催・共催のレクや記者会見への出席を認めず、クラブ内のブース使用も禁止。30日午前中までに荷物をまとめて鍵を返却するよう求め
映画「トップガン マーヴェリック」が2022年5月27日(金)、公開されました。作品の公開前に来日したトム・クルーズは、記者会見で作品の見どころの1つに、リアルを追求した空撮シーンをあげ、熱く語りました。その見どころに、山岳地帯を低空飛行する場面があります。このロケ地は、アメリカ・ワシントン州の湖「リムロック・レイク」付近です。映画では、湖に流れ込むタイトン川の両岸に迫る山をすり抜ける編隊飛行の迫力あるシーンを楽しめます。実際、「リムロック・レイク」付近では、映画「トップガン マーヴェリック」に出てくるアメリカ海軍のF/A-18スーパーホーネット、アメリカ空軍のF-35ライトニングIIによる訓練飛行が行われています。さらに、世界には映画に登場するような厳しい地形の訓練エリアが存在します。今回は、スピード感や音、風圧を楽しめ、実際に訪れることができる人気の3大スポットをご紹介します。 ■イギ
医師 / 日本内科学会認定医 / 日本臨床腫瘍学会指導医 2011年より日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授。あらゆる部位のがんを診られる「腫瘍内科」の立ち上げは、当時の日本では画期的であった。国内における臨床試験のパイオニアの一人。Lancet誌など世界的医学雑誌に多数の論文を発表し、卵巣がんの化学療法などに関して世界の医学に多大な影響を与えている。 インチキ・トンデモ医療の実態「消える」「消す」「死滅する」「勝つ」には要注意たとえば、「食べ物を制限すればがんが消える」という根拠の無い宣伝を信じた結果、病的なレベルにまで体重が落ちてしまった患者さんをお見かけしたことがあります。「がんが消える」という言葉は魅力的で、そのように説明された方が何でも試したくなる気持ちは、我々医師としても大変よくわかります。しかし、がんについて「消える」「消す」「死滅する」「勝つ」などと書かれている言葉は要注意
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く