49年前の9月1日、三重県を縦断する伊勢鉄道が開業しました。 国鉄が有効活用せず第三セクター転換へ 拡大画像 伊勢鉄道の鈴鹿駅に停車する快速「みえ」(画像:写真AC)。 今から49年前の1973(昭和48)年9月1日。三重県の河原田駅と津駅をむすぶ伊勢鉄道が「国鉄伊勢線」として開業しました。 名古屋方面から伊勢方面まで、三重県を縦断する鉄道は近鉄(名古屋線・山田線)と国鉄(関西本線・紀勢本線)の2社がありました。しかし近鉄は真っすぐ南北に走るのに対し、国鉄ルートは内陸部の亀山駅まで大きく迂回するため、近鉄に対してタイムロスとなっていました。 そのため、四日市から津までを短絡する鉄道が求められ、国鉄の新線「伊勢線」として工事が開始されました。1964(昭和39)年のことです。当時の建設路線の特徴である「高架線でまっすぐネットワークをつなぐ」構造が多く採用され、高速運行が可能となっています。
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