不況で冷え込んでいたIT業界の転職市場に、回復の兆しが見え始めている。だが、業種や職種によって採用数や条件に大きな差異が生まれている。転職市場の動向を追い、自身のキャリア戦略立案に生かしてほしい。 2010年はIT業界にとって、新たな市場の拡大に支えられた1年といえるだろう。 ソーシャル市場の盛り上がりや、iPad、スマートフォン(iPhone/Android)などの新デバイスの登場によって、IT業界の転職市場には新たな採用ニーズが発生した。一部の職種・スキル保持者に対しては、採用競争が激化の一途をたどっている。 新興市場での人材募集では、異業界・異業種からの採用を行うケースが多く見られ、新たなキャリアへの挑戦が可能だ。20代の若手であれば、ポテンシャル求人を狙うのもいいだろう。 ボーナス支給時期の前後や、期の変わり目となるお盆と年末年始は、「採用ニーズが低下する」ともいわれている。だが、
![新たな市場拡大――2010年 IT業界 転職市場を振り返る](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6e84fc6ab06f31b2e64248cbfc92fe06deb5bab5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_ait.gif)