旧ソビエトや中国など共産主義国家の成立に大きな影響を与えた思想家、カール・マルクスの生誕200年に合わせて、出身地のドイツ西部の町に中国政府からマルクスの銅像が贈られ、5日、披露されました。 マルクスの生誕から200年となった5日、出身地のドイツ西部トリーアでは、友好の証しとして中国政府から贈られた銅像が披露されました。高さ5.5メートルの銅像は中国の彫刻家が制作したもので、マルクスが書物を手に歩く姿が表現されています。 披露式典では中国の国務院新聞弁公室の郭衛民副主任があいさつし、「中国共産党はマルクス主義を継承し、中国の実情に合わせて発展させている」と述べ、マルクスと中国とのつながりを強調しました。また、トリーア市のライベ市長は「銅像はマルクスがこの市で生まれたからこそ贈られた友好の証しだ」と歓迎しました。 銅像の受け入れをめぐっては、マルクスに対する評価が分かれていることなどから地元