塩がチーズにもたらす旨味と個性!チーズづくりの最終工程「加塩」の目的と役割 更新:2023/05/31|公開:2018/03/15 その他 チーズづくりの最終工程は「加塩」です。文字通りチーズの元であるたんぱく質の塊に塩をまぶしたり、塩水に浸けるといった作業ですが、加塩の目的はチーズに塩味をつけることではありません。 不要な雑菌の繁殖を防いだり、内部に残る水分の排出といった製造に関わる理由に加え、チーズの種類によって適正な早さで熟成が行われるようにコントロールする役目を担い、また、チーズの醍醐味でもある「旨味」を作り出しています。様々なチーズごとに異なる、熟成前の最後の仕上げについてご紹介します。 熟成に欠かせない「加塩」は、チーズの個性づけの出発点 世界中の食卓に欠かせない存在とも言えるチーズは、およそ8000年という長い歴史の中で発展してきました。そして現在は1000を超える種類が製造