「COBOLはもう終わり」。そんな考えは間違いかもしれない。第一線の現場では、最新の言語顔負けの開発を実践しているからだ。 何かとネガティブなイメージが付きまとうCOBOLだが、これから紹介する開発現場を見ると、イメージが変わるかもしれない。開発と運用が一体となって迅速なリリースにつなげるDevOpsや、仕様から設計、実装、テストまでを一気通貫で進める超高速開発を実現している現場である。 本当にそんな現場があるのか。そう思う読者も多いだろう。アクサ生命保険の中国・大連の開発現場がそれだ。同社は2018年4月から、COBOLシステムの開発・保守の高速化を目指し、アクセンチュアと共同で同拠点での新たな開発手法や開発環境の導入に取り組んでいる。 「保険商品の開発はスピードが命。新商品を素早く開発できれば、競合他社よりも有利にビジネスを進められる」。アクサ生命でCOBOLシステムを担当する菊池祐介
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