両者は2016年1月に、パナソニックの高感度なスペクトラム拡散ミリ波レーダー技術と京都大学の特徴点ベースの心拍推定アルゴリズムを組み合わせた生体情報センシング技術を発表している。今回の成果では、センサーシステムの体積を従来比で10分の1という小型化に成功した。また、複数の人物を同時に計測する場合に互いに離れる必要がある距離を7.5cm程度と従来比で8分の1まで縮めたことにより、これまで不可能だった複数の人物の心拍間隔を同時に計測できるようになった。 前回の発表では、帯域幅が500MHzの60GHz帯ミリ波レーダーを使用していたが、今回はさらに広帯域な79GHz帯ミリ波レーダーを採用した。また、ミリ波レーダーの送受信ICをCMOS技術で1チップ化することにより、測定感度の向上と、レーダーシステムの大幅な小型化を同時に実現できたという。 さらに、79GHz帯の広帯域ミリ波レーダーを用いることに
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