ロシア、中国より格下扱い ウクライナ侵攻で記述は増加―米安保戦略 2022年10月14日07時05分 サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)=9月30日、ワシントン(EPA時事) 【ワシントン時事】バイデン米政権は12日に公表した国家安全保障戦略で、ウクライナに侵攻するロシアを「自由で開かれた国際秩序に対する差し迫った脅威」と位置付けた。昨年3月に公表した戦略の暫定指針から記述は大幅に増加。しかし、「唯一の競争相手」と名指しした中国に比べて扱いは低かった。 貿易協定超える枠組み構築 対中国「今後10年が決定的」―米政権 「ロシアのウクライナ侵攻が、バイデン政権の外交政策のやり方を根本的に変えたとは思わない」。戦略の取りまとめを担ったサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は公表後、記者団にこう語った。 戦略は経済力や外交力、軍事力、技術力などで中国への警戒感をあらわにする一方、ロシアは