HOME 歴史と見どころ 知恩院の宝物 知恩院の宝物 知恩院は48巻にも及ぶ法然上人の伝記「法然上人行状絵図」(国宝)、鎌倉時代の浄土教絵画の代表作「阿弥陀二十五菩薩来迎図」(国宝)をはじめ、数々の美術品を所蔵しています。 ※通常非公開 阿弥陀二十五菩薩来迎図国宝 鎌倉時代 1幅 絹本著色 高くそびえ立つ山岳に沿って、観音菩薩・勢至菩薩を先頭に阿弥陀如来と諸菩薩が、念仏行者のもとに急ぎ来迎する様が描かれています。 行者の前の机には経巻が置かれ、虚空に宝楼閣や多数の化仏が描かれていることから、上品上生(じょうぼんじょうしょう)の来迎を表していることがわかります。 桜や滝をあしらった彫りの深い山水や、速度感あふれる来迎雲の表現はみごとで、速やかな来迎を願った鎌倉時代の人々の願望を物語っており、通称「早来迎(はやらいこう)」と呼ばれています。 法然上人行状絵図国宝 鎌倉時代 48巻 紙本著色 法
木造五大虚空蔵菩薩坐像、絹本着色釈迦如来像、紫綾金銀泥両界曼荼羅図ほか(国宝) 大師堂、絹本著色真言八祖像8幅、木造日光菩薩・月光菩薩立像ほか(重要文化財) 神護寺(じんごじ)は、京都市右京区梅ヶ畑高雄町にある高野山真言宗の遺迹(ゆいせき)本山の寺院。山号は高雄山。本尊は薬師如来。開基は和気清麻呂である。 概要[編集] 京都市街の北西、愛宕山(924メートル)山系の高雄山の中腹に位置する山岳寺院で、紅葉の名所として知られる。清滝川に架かる高雄橋から長い参道を歩いた先の山中に金堂、多宝塔、大師堂などの堂宇が建つ。神護寺は空海が東寺や高野山の経営に当たる前に一時住した寺であり、最澄もここで法華経の講義をしたことがあるなど、日本仏教史上重要な寺院である。 寺号は詳しくは「神護国祚真言寺(じんごこくそしんごんじ)」と称する。寺の根本史料である「神護寺略記」や国宝の「文覚上人四十五箇条起請文」などに
釈迦が金棺に身を横たえたとき、天上からはせ参じたものの間に合わなかった母のため、神通力を用いて復活説法する場面を描いている。典拠は『摩訶摩耶経 (まかまやきょう)』。この主題を単独画面として描いたものは本作品だけであり、平安仏画の大画面の遺品としてもたいへん貴重である。 横長画面 形式の中央には、金棺より身を起こした釈迦が、左下でひざまずく母摩耶夫人(まやぶにん)に向かって体を傾けている。金棺の正面には、供物を載せた卓、そ の左手には仏衣を載せた机が置かれる。こうした構成は石山寺本仏涅槃(ねはん)図に近い。その周囲に70をこえるおびただしい会衆(かいしゅう)が描き込 まれている。 画面はさまざまな中間色、さらに金銀彩を加えた豊麗な色調で彩られる。着衣には片ぼかしや段暈(だんぐま)などの色暈が施され、さ らに白の照暈(てりぐま)がかけられてやわらかい色の組合せが生じている。また着衣の輪郭に彩
摩訶摩耶経の説く釈迦再生説法の場面を描いた図である。同経によると、釈迦が入滅したことをとう利天で聞いた仏母摩耶夫人は、急ぎ涅槃の場にかけつけ、釈迦の鉢と錫杖とを抱いて泣いた。そのとき、釈迦は大神通力をもって棺の蓋をあけ、身を起して母のためにこの世の無常の理を説き、説き終って再び棺の蓋を閉じた。この図は、身の毛孔から千百の光明を放ち、一一の光明中に千百の化仏を現じて説法する釈迦と、それに対する摩耶との対面を中心に、画面一ぱいに描き込まれた群衆が、この神変に目をみはらし息をのむ光景を描いた壮大な仏画である。美しい色彩や截金文様のほか、随所に墨線が躍動し、この劇的な場面の描写に功を奏している。 絹本著色 160.0×229.5cm 平安時代後期(11世紀) 国宝 松永記念館寄贈 京都国立博物館 A甲373
吉祥天像(薬師寺蔵) 薬師寺吉祥天像(やくしじ きちじょうてんぞう)は、奈良時代の吉祥天の画像で、奈良県薬師寺に所蔵されている。1951年、日本の国宝に指定された。「吉祥天女画像」とも称する。 概要[編集] 材質・様式等[編集] 国宝指定名称は「麻布著色吉祥天像」(まふちゃくしょくきちじょうてんぞう)。サイズは53.0×31.7センチメートル。麻布に描かれ、額装仕立てになっている。日本の絵画は絹や紙に描かれたものが多く、麻布に描かれたものはまれであるが、正倉院宝物の菩薩像や東大寺伝来の釈迦霊鷲山説法図(ボストン美術館蔵)のような奈良時代の作品には麻布に描かれたものがある。吉祥天像は両手を胸辺の高さに上げ、左手に如意宝珠を持ち、向かって右向きに表される。頭部に円形の光背を表す。頭髪は髷を結い、華やかな髪飾りを付ける。衣は薄紅と朱を主体として花文様を表し、裳(スカート)は色変わりの縞模様、前掛
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