岡崎市消防本部に全国で1台だけ配備されている全地形対応車「レッドサラマンダー」が21日、初めて出動した。2013年の配備以来の初仕事。この日は災害発生に備えた待機のための出動で、実際の活動はなかったが、同本部では「ようやく活躍が始まった。これからの梅雨、台風の季節に向けて頼もしい性能が発揮されるはず」と期待していた。 同市では前線と低気圧の影響で風雨が強まり、午前11時45分に大雨洪水警報が発令された。市東部の額田地区で正午までの1時間に34・5ミリの大雨が降ったため、同本部が初出動を決定。午後0時50分に、専用の搬送トラックの荷台に載せられ、救助工作車1台を伴って中消防署を出発し、約13キロ離れた額田地区の東消防署額田出張所へ向かった。 しかし、出発した頃には雨は上がり、まもなく警報も解除されたため、特に活動をしないまま午後5時過ぎに中消防署へ帰還した。 レッドサラマンダーは浸水した場所