4日午前11時15分ごろ、京都市左京区永観堂町の東山中学・高校でイノシシ2頭が出没する騒動があった。同校によると、イノシシは通用門横に現れ、中庭から北館の校舎に入り込んだ。また、その約30分後には、別のイノシシが西にある中学の校舎に現れ、プールに入って死んだ。 京都府警川端署によると、学校から110番があった。同署などが北館に入り込んだ1頭の捕獲を進めている。 同校の柴田昌彦事務局長によると、イノシシは2匹とも体長1メートルくらい。「生徒や教職員がいる中でけががなかったのは幸い。今までサルやタヌキが出ることはあったが、イノシシは初めて」と話した。 京都市内では、11月末にもイノシシが平安神宮に出没。工事中の作業員がぶつかられ、腕を骨折するなどの被害が出た。このイノシシは40分にわたる逃走劇の末、約4キロ離れた二条城の堀に飛び込んで溺死した。 ▼【関連ニュース】「侵入グマ、校庭で射殺」なぜ非