この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。 今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。 12歳になる春、俺はとあることに気が付いた。 俺って水琴春鷹(みずこと はるたか)じゃん!! いや、生まれた時から知っているけど、俺が気が付いたのはそういうことじゃない。 これは超大作RPG、ファンキャンの愛称で知られるファンタジーキャンパスのキャラの一人だ。 主人公キャラなら良かったのだが、残念ながら水琴春鷹はそういうキャラではない。 いわゆる噛ませ犬である。 主人公の強さ、かっこよさ、優しさを際立させるための引き立て役でしかない。 たまに炒飯に入っているグリーンピース的なポジションだ。子供たちからは基本好かれない。 恵まれた家系。恵まれた容姿。更には恵まれた能力を有しながら、それを一切発揮することのない最強不遇キャラ。 この不遇の原因はいくつかの地雷を踏むこ