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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/idconsult (8)

  • 数百例を経験した救急医のTip 診療中の先生がた、ご覧下さい! - 感染症診療の原則

    ミズーリ州の大庭先生が転送して下さった情報。板橋中央病院の加藤良太朗先生によりますと、この情報は加藤先生のMentorでらした元ワシントン大学のDr. Daniel Goodenberger(現セントルイスVA病院内科主任部長)の同僚の方からとのことです。 すでに数百例のCOVID-19症例を診ておられるようです。 以下、編集長が勝手にSamplingしたもの。重要と思ったものは日語も追加した。 臨床経過は定型的/予想通りに動く:Clinical course is predictable. ・潜伏期間:2-11 days after exposure (day 5 on average) flu like symptoms start. ・良くある症状は発熱、頭痛、乾性咳嗽、筋肉痛、悪心(嘔吐なし)、腹部不快感、時に下痢、嗅覚障害、欲低下、疲労感、(編集長:やはり咽頭痛少ない?)Co

    数百例を経験した救急医のTip 診療中の先生がた、ご覧下さい! - 感染症診療の原則
  • 残念な豊橋市のHIV検査ポスター - 感染症診療の原則

    12月1日は世界エイズデーイベント。 6月にはHIV検査啓発週間があります。 ふだんは平日昼間しか検査をしない自治体も、夜間検査、土日検査、1週間結果を待たなくてもいい「即日検査」rapid test等を計画します。 臨時検査の情報はHIV検査相談マップのイベントページ 豊橋市の啓発ポスターがネットで話題になっていました。 いろいろな意味で残念です。 こちら↓ 豊橋市のFacebookの記事で紹介 まず日のHIV感染症の流行状況ですが、東京 大阪 愛知 福岡などの都市部と若い人口がそう多くない地域では様子がちがいます。 ポスターは制服の男女 →検査啓発のターゲットとして10代男女の優先順位が高いのか? 愛知県エイズインフォメーションというサイトでみることができる疫学データには、なんと!感染症の説明に重要な性別と年齢の情報がありません。 びっくりしました。 豊橋市は数としても多いのか分かり

    残念な豊橋市のHIV検査ポスター - 感染症診療の原則
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    pub99 2015/05/27
  • いつ頃から針や注射器はディスポになったのか 1 - 感染症診療の原則

    「注射」というアイデアは古く、1650年頃までさかのぼります。 しかし、実際に使えそうなレベルものがCharles Gabriel Pravaz と Alexander Woodによってつくれられたのは1853年。 Maxwell W. Becton(ベクトンさん) と Fairleigh S. Dickinson(ディッキンソンさん)が出会ったのが1897年。 1950年のBritish Medical Journalの記事 A possible mode of transfer of infection by syringes used for mass inoculation BMJ 1950年7月22日 1951年の記事。 Syringe Needles and Mass Inoculation Technique BMJ 1951年3月17日 ワクチン用の注射器と針をBecton

    いつ頃から針や注射器はディスポになったのか 1 - 感染症診療の原則
  • ウガンダのエボラ出血熱アウトブレイク 対応その後 - 感染症診療の原則

    8月6日のニュース:ウガンダと国境を接するタンザニアの村で、こども1人を含む2症例がエボラ出血熱疑いでケアを受けていると英語メディアが伝えています。 今回のウガンダでのアウトブレイクは、どこからはじまったのか。国境なき医師団の医師をソースとする記事が伝えているところによると、まず3カ月の女児が死亡。この子どもの葬儀に参加した人たちが発症をしています。 多くの農村部がそうであるように、遺体の扱いや埋葬は家族や親類によって行われます。 Deadly Ebola outbreak in Uganda was spread at funeral for baby 7月の葬儀には65名が参加しており、このうち15名が発症。11名がすでに死亡しています。 この女児と母親が体調不良になったのは7月12日。 このアウトブレイク地の実情はよくわかりませんが、アフリカの農村部には、遺体を家族が水で清める習慣な

    ウガンダのエボラ出血熱アウトブレイク 対応その後 - 感染症診療の原則
  • 危機感の違い:多剤耐性にガクガクブルブル あるいは スルー - 感染症診療の原則

    ある言葉をきいたときの反応。 わからなければまず調べることになりますが、最初の反応は、、、、 「ひえーーーーーーーーーーー!」 と叫ぶほど驚く。 「ふーん・・・・」 冷製。しかし実はよくわかっていない。 「たぶん、大丈夫じゃない?」 正常バイアス。面倒くさがり。たにんごと。 「しかたないよ」 心が広い。実は何もしたくない。突然、「日人・文化論」を持ち出す人多し。 「それって陰謀だよ」 見ているソースが粗悪すぎ。論を楽しむことにずれていき、健康危機には関心がない。 ・・・などがあるとおもいますが、中には「無反応」という反応もあります。 じーっと眺めていると、「考え中」なのか、「そんな余計なこと言うなよボケ」と怒っているのを顔に出さないように必死にコントロール注なのかよくわかりません。 投げかけられた案件の深刻さに茫然自失・思考停止中なのかもしれません。 とりあえずは(徳田先生に習ったように

    危機感の違い:多剤耐性にガクガクブルブル あるいは スルー - 感染症診療の原則
  • 診療報酬改定とHIV感染症検査  - 感染症診療の原則

    6月の初めはHIV検査啓発週間となっています。季節イベントです。 6月の間に、いつもは週1回だけの検査が2回になったり、平日昼間しか検査しない保健所が、このときは週末や夜間検査をしたり、1週間結果をまたなくてはいけない通常検査じゃなくて、15分で判定できる(検査を受けた人へ結果返しはだいたい1時間後ですが)「迅速検査」をしたりもします。 なぜ6月かといいますと、12月1日が世界エイズデーで、その半分、6月、です。日独自です。(有病率が日より高い他の国はもっと頻繁に、女性とHIV、高齢者とHIVとか複数複合的イベントを展開中) 医療関係者の皆様。すでに日常の会話から消え、印象もなんだかわからんよ、的に言われるHIV感染症ではありますが、ハイリスク層での伝播は深刻で、1人あたり1億円ちかい医療費がかかるといわれていますので、早期診断・予防啓発へのご協力をよろしくおねがいします。 これまで、

    診療報酬改定とHIV感染症検査  - 感染症診療の原則
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    pub99 2012/05/21
  • コンドームの限界・予防ワクチン・oral sex・尿検査 - 感染症診療の原則

    5年に一度の見直しが行われているエイズと性感染症の予防指針の会議が大詰めです。 こんなん、何につかえるんだよーという意見を時々聞きますが、国や自治体での予算や施策立案根拠となりますので、どんなことが記載されているか、は重要です。 すでに会議資料が掲載されています。(はや~い) 感染症分科会感染症部会エイズ・性感染症ワーキンググループ 9月16日配布資料 初めて見る方は「あれっ」と思われると思いますが、性感染症の感染予防指針とエイズのそれが分断されているのは日独特の状況です。 扱う課も前者が結核感染症課、後者は疾病対策課で実は別です。 性感染症予防指針のほうの改定案、左の色マーカーがついているところをみると、何が新しいのかがわかります。 まず、オーラルセックスでの性感染の問題が明記されました。 性感染症は無症候が多いのが特徴ですが、特に咽頭のクラミジアや淋菌は症状がわかりにくいため、そのリ

    コンドームの限界・予防ワクチン・oral sex・尿検査 - 感染症診療の原則
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    pub99 2011/09/18
  • 書評『感染症のコントラバーシー~臨床上のリアルな問題の多くは即答できない』 - 感染症診療の原則

    岩田先生が監訳された書評。やっと仕上がりました! 出版社からOKをいただいたので、コチラでも紹介させていただきます。 編集長~おつかれさまです でもって、編集長が読みながら作ったメモ42ページも気になります。 こそっと見せてください。コソコソ 特に、コンサルテーション業務を担当している先生はとても役立つ1冊です。 ---------------------------------------------------------- 『感染症のコントラバーシー、マニュアル病からの解放』 感染症コンサルタント、サクラ精機学術顧問 青木 眞 感染症のコントラバーシーをようやく読了した。数日で終えるつもりであったが,毎日のように読み続け,何週間も経過している。としてはA5判で500ページ弱のボリュームであるが,気づけば最小フォントで綴った推薦文用のメモがA4で42ページになり,その内容の大きさ

    書評『感染症のコントラバーシー~臨床上のリアルな問題の多くは即答できない』 - 感染症診療の原則
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