(CNN) ローマ法王フランシスコは訪問先のブラジルからローマに戻る専用機内で29日、記者団の質問に答え、自分は同性愛者を「裁く」立場にはないと語った。歴代の法王とは一線を画し、同性愛者に対する教会の姿勢の変化を示唆した発言と受け取れる。 フランシスコ法王は、バチカン内部に同性愛の聖職者がいると伝えられた問題について質問され、「もし同性愛の人が主を求めていて、善意の持ち主であるならば、私に裁く資格があるだろうか。彼らを排除すべきではない。(同性愛の)傾向は問題ではない。彼らは私たちの兄弟だ」と述べた。 質疑応答は1時間半にわたり、記者団からの質問は同性愛やバチカン銀行での不正、女性の役割、人工妊娠中絶など多岐にわたった。 カトリック教会での女性の役割について法王は、さらに深化させる必要があるとしながらも、女性を聖職者とすることは「教会が否定している。門戸は閉ざされている」と言明。一方、妊娠
厚生労働省が「精神障害者保健福祉手帳」の性別欄を2014年にも削除する方向で検討に入った。性同一性障害(GID)の人に配慮し希望をもたらす積極的な判断として、率直に評価したい。 一手帳の見直しだが、こうした取り組みが他省庁や地方自治体の公文書、証明書などの記載見直しに波及すれば、GIDの人の負担緩和、社会参加を後押しするだろう。フロントランナーとして、厚労省に実効ある改革を期待したい。 保健福祉手帳を持つことで税の控除や一部交通機関の運賃割引などの支援を受けられるが、現在は手帳を提示する際、戸籍上の性別が明らかになる恐れがあるため、利用を控える人が多いという。 GIDの人らでつくる「日本性同一性障害と共に生きる人々の会」(東京、山本蘭代表)は、パスポート、健康保険証といった公的な証明書などの性別欄の削除や表記変更も政府に求めている。国や社会の成熟度が試される。関係機関は要望に最大限応えてほ
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