行政書士・水口尚亮さん、橘昭子さんインタビュー(後編) 夫婦別姓を選択すると子供への影響は? 事実婚の夫婦が語る、周囲の対応 >>【前編はこちら】なぜ「夫婦別姓」は認められないのか? 事実婚夫婦に聞く、賛成派と反対派の対立 夫婦別姓でご結婚された行政書士の水口尚亮さんと橘昭子さんご夫妻。前編では、夫婦別姓を選択するために婚姻届を出さない事実婚の夫婦でも、基本的なルールを決め、契約書を作成し、遺言書を書くことで、法律上の夫婦とほぼ同等レベルにできるというお話を伺いました。後編では、子供への影響について伺います。 出生時に婚姻届が出されていない場合、子供の親権は自動的に母親に ――先生達にはお子様もいらっしゃいますが、お子様の姓はどうされたのですか? 親権はどうなるのでしょうか? 水口尚亮さん(以下、水口):1人目が妻の姓で橘、2人目を私の姓である水口にしました。1人目は妻の戸籍に、2人目は私