同性間関係の位置と神学的正当性をめぐる議論の現状を概観しようと、ウガンダ聖公会の司祭で英国国教会のケヴィン・ワード氏(リーズ大学アフリカ宗教学講座准教授)が11日、立教大学池袋キャンパス(東京都豊島区)で「アングリカン・コミュニオンにおける『性』言説を問う―ウガンダと日本における『近代』と『同性愛』をめぐる対照的な議論から見えてくるもの」と題して講演した。 立教大学大学院キリスト教学研究科の主催と同大学ジェンダーフォーラムの共催で行われたこの公開講演会で、ワード氏は、この問題が、この20年にわたってアングリカン・コミュニオン全体に分裂をもたらしてきたとして、1月に英国のカンタベリーで開催された聖公会の首座主教会議とその決議に焦点を当てた。 1月11日から15日まで行われたこの首座主教会議は、同15日に発表したコミュニケ(声明)の補遺Aで、同性婚を認める米国聖公会について、「結婚に関する教会
![アングリカン・コミュニオンにおける「性」言説を問う 立教大でケヴィン・ワード准教授が講演](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/447ecbea6d5bc5e50addbddaf9b14ad971f916f3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.christiantoday.co.jp%2Fdata%2Fimages%2Ffull%2F20482%2Fimage.jpg)