年に一度のGW、旅行や外出もいいけれど、たまにはゆっくり読書などいかがでしょうか。最近続けて放映されたドラマ『パディントン発4時50分〜寝台特急殺人事件〜』や『黒井戸殺し』で、原作のアガサ・クリスティーに興味を持たれた方も多いかと思いますが、これを機に翻訳ミステリを読んでみようという方に、今すぐ書店で手に入る最新のオススメ本を3作ご紹介いたします。 今人気の作品が読みたい! 翻訳ミステリはほとんど読んだことがないし、謎解きも得意じゃないし、あまり長いと最後まで読めるかどうか不安、という方にまずオススメしたいのは、刊行直後からSNS上で絶賛され続けている話題のサスペンス、ピーター・スワンソン『そしてミランダを殺す』(務台夏子訳/創元推理文庫)です。 空港のバーで時間つぶしに飲んでいたテッドは、見知らぬ女性リリーに声をかけられます。話はいつのまにか妻の浮気疑惑に進み、テッドはリリーの関心をひこ