米国のネット企業の成長を支えてきた米「通信品位法230条」に関わる重大な判決が間もなく下される予定だ。一部の専門家はウィキペディアやレディットなどのコミュニティが窮地に追い込まれる可能性を危惧している。 by Tate Ryan-Mosley2023.02.22 5 8 「ゴンザレス対グーグル」訴訟が2月下旬、米連邦最高裁判所で審理される予定だ(日本版注:ユーチューブのアルゴリズムがISISの動画を推奨したのは違法だとして、テロの犠牲者遺族がグーグルを訴えた裁判)。通信品位法230条が最高裁で裁かれるという画期的な訴訟で、メタ、グーグル、ツイッター、ユーチューブといった大手テック企業への影響が大きな注目を浴びている。 ユーザーが作成した有害コンテンツに対する訴訟からソーシャル・プラットフォームを保護し、自社の裁量で投稿を削除する自由を与えた通信品位法230条は、巨大テック企業に爆発的な成長
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