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ブックマーク / mattune.hatenadiary.org (16)

  • あいうらのOPはなぜ蟹なのか - まっつねのアニメとか作画とか

    アバンがないアニメの場合、 その作品にとって、OPは最初に見せる映像ということになる。 それは、その作品がどういう作品であるかとを示す 作品の顔であり、 その作品の「格」を示すものでもあり 非情に重要だ。 そのため、多くのアニメではOP用にスペシャルな演出家や原画マンを呼んだり、 特徴的な歌手・楽曲・詩を用意したりと、 その作品の全てをOPへと凝縮する。 あるいは、そういったことを逆手にとった「OP詐欺」なども存在する。 それもいわば「このアニメはOP詐欺をするようなアニメなんですよ」という宣言であり、 やはり重要だ。 「あいうらのOPがなぜ蟹なのか」 これはあいうらのOPを見た多くの人が疑問に思ったはずだ。 私も最初は分からなかった。 放映初期にそれを分析しようとしたものとして ストレンジャーさんの http://d.hatena.ne.jp/tunderealrovski/201304

    あいうらのOPはなぜ蟹なのか - まっつねのアニメとか作画とか
    pushol_imas
    pushol_imas 2013/06/28
    そっか、爪じゃなくて足か
  • 今期は画面分割アニメが熱い!それと「戦う山伏」ことRDG - まっつねのアニメとか作画とか

    ラブライブが終わって呆然としてましたが、 今期なんか結構面白い。 特に1話から画面分割を使ってきた これら三作品は非常に良い出来! マジェスティックプリンスは、変に大作志向にならずに、 元永監督らしい「B級っぽさ」を出してきたところが良い。 戦争を軽く考えるとか緊張感とか、そういうことは 「自称アニメ作家」にやらせとけばいい。 平井久司のキャラの崩し方も、さすがは元永作品という感じ。 また「美少年」的な要素についても、 代表作「プリンセス・プリンセス」での経験が生きていて ダイアローグの魅せ方はさすが。 このまま、B級路線を突っ走りつつ、 元永さんお得意のnice.boatやアール回などで見せた「元永爆弾」を 投下してくれることを期待してます。 「絶対防衛レヴィアタン」 前々から「今期は絶対防衛レヴィアタンで決まり、わかるか北久保(原画で参加している北久保弘之さんは関係ない)」 と言ってい

    今期は画面分割アニメが熱い!それと「戦う山伏」ことRDG - まっつねのアニメとか作画とか
    pushol_imas
    pushol_imas 2013/04/07
    マジェスティックプリンスの画面分割はよかったなあ。元永・平井コンビにはすごく期待してる
  • ラブライブ12話〜渡邊哲哉の望む永遠part2 - まっつねのアニメとか作画とか

    「きっと、インベルは……ううん、iDOLでも人でも、好きな人と一緒になるって、そういうことじゃないよ。好きな人と一緒になるって、その人と同じになるんじゃない。きっと、違うところをお互いに見つけていくことなんだよ。だから、わかんないことも、キライって思うこともいっぱいあるかも知れないけど、でも、きっとそれでいい。それでよかったのに。インベルは千早さんを見てたのに。千早さんは、インベルに見てもらおうとするだけで、インベルを見なかった。それはきっと……愛じゃないもの!」 当に待ったよ。 こういう回が来るのをじっと待っていたよ。 途中、けいおんの悪夢を思い出させるような合宿回を入れるから、 結構心配してたんだ。 それでも俺たちの花田先生はやってくれたんだ。 でも、この回は花田先生だけの功績ではない。 かのお禿御大も言うように、「アニメはコンテが7割」 コンテマンがもし京極監督だったら、ここまで秀

    ラブライブ12話〜渡邊哲哉の望む永遠part2 - まっつねのアニメとか作画とか
  • ラブライブ9話と都市論 - まっつねのアニメとか作画とか

    ラブライブ9話を見て、驚いたのは都市論を持ち出してきたことだ。 ラブライブ9話を見て 「小説JUNE」の幾原邦彦さんと竹宮恵子さんの対談があって その中で、都市論が話題になっているのを思い出した。 幾原: 僕が先生のマンガで好きなのは、街の話を描いているところ。 都市論みたいなのがでてくるのがすごく好きなんです。 「天馬」は、都から追われた男の人 と女の人の話でしょう。そういうところとか、あとイスマイルが都の快楽に体を毒される じゃないですか。「俺のことかな?」って(笑)。僕ももっとチヤホヤして欲しいとか、 雑誌に出たいとか(一同爆笑)。 草原の民だというのを彼自身忘れかけてる。「風と木の詩」も最後、 街で話の決着がつくじゃないですか。セルジュの両親なんかも街を追われた人だし。 “街” と、“もう一人の自分”の話はすごく惹かれますね。もう一人の自分、 半身の話を描く少女マンガ家は多いんです

    ラブライブ9話と都市論 - まっつねのアニメとか作画とか
  • 琴浦さんと中二病でも恋がしたいの比較〜あるいはあおしまたかしと花田十輝について - まっつねのアニメとか作画とか

    前期割かし楽しんでみていた中二病と、今期のダークホースだった琴浦さん。 見ていると妙に比較したくなる両作品。 まず、前提としてみるのは、 あおしまたかしと花田十輝の関係。 ともにあかほりさとるの事務所・SATZの所属脚家で、 ・ぷちぷり*ユーシィ ・花右京メイド隊 La Verite ・かしまし ・H2O ・カンピオーネ! と花田十輝のシリーズ構成作品の多くにあおしまたかしが参加している。 一方、あおしまたかしのシリーズ構成作品には花田十輝は参加しない。 ここに、二人の一種の上下関係みたいなものを感じる。 この前提を頭に入れつつ比較していこう ●ヒロインの特殊性と主人公 両作品のヒロインの特徴は、特殊であるがゆえに周りとの人間関係がない、ということだ。 琴浦さんは「人の心が読める」という超能力、六花ちゃんは「自分が能力者である」と錯覚している中二病。 その人間関係から隔離されたヒロインに

    琴浦さんと中二病でも恋がしたいの比較〜あるいはあおしまたかしと花田十輝について - まっつねのアニメとか作画とか
    pushol_imas
    pushol_imas 2013/02/01
    ギャグのためのシリアスとシリアスのためのギャグの対比ってのは良くわかるし、前者が好きなんだよなあ
  • たまこまーけっと1話のアバンの作画に関する考察 - まっつねのアニメとか作画とか

    たまこまーけっとのアバンの作画素晴らしかった。 特に1カット目と2カット目である。 これは、田中宏紀の作画を初めて見た時に以来のショックがあった。 ただ素晴らしいというだけではない、エポックであった。 何がエポックだったのか。 1、中割りなしの2コマ全原画、「フル2コマ」であった点 2、3DCGでもロトスコープでもない、手描きでしか出来ない動きの発想をしている点 3、三人のキャラクターがそれぞれアイデンティティを持った動きをしている点 4、アニメらしいポーズで作っていく作画(演算系)でなく タイムライン的な書き送りであった点 ざっと思いつくだけでこれだけある。 まず、1について。 私はこのアバンの1カット目2カット目を見た時にある種不思議な感覚に襲われた。 それは 「こんなに『動いている』アニメ、動きの密度のある作画をいたことがない」 という感覚だ。 私にとってこの密度は初体験であった。

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  • 神山さんの予言 - まっつねのアニメとか作画とか

    昔から気になっていたことで、ちょっと思いついたので書いてみる。 アニメスタイルのこれ http://www.style.fm/as/04_watch/watch21_2.shtml の 神山 それから『マモー編』って、写真とか絵画のコラージュを使うじゃないですか。 ああいった手法は今はやりづらくなっているけど、アニメを作る上で、 それが2次元であるっていう事を最大限に生かしてたと思うよね。 それはマンガ映画としての手法であって、今は失われちゃったものなんです。 それを含めてひとつのパッケージとして完結したものだと思いましたね。 あれをやろうとすると、僕らの世代は、拒絶反応があるんだよね。 ―― 突然写真を入れたりする事について? 神山 うん。質感の違うものを登場させる事に、僕らの世代はアレルギーがあるの。 空間が存在してるものを作ってるっていう自負があるから。 そこに2次元のものが入れると

    神山さんの予言 - まっつねのアニメとか作画とか
  • 新房監督と幾原監督 - まっつねのアニメとか作画とか

    さて、ピングドラム1話放映以降、この二人のどっちがどっちのパクリだ という議論が盛んに行われているという。 前にも 「新房シャフトはウテナのパクリ」なんていうことを言っている人がいたが、 ここらへんが 「新房シャフト」という考え方の限界だろう。 俺の認識としては 二人はアニメの歴史の中では「同期」であるという認識だ まったく別のところ出てきて同じような道を途中まで歩んでいた 似た者同士と言ってもいい ●セーラームーンと幽☆遊☆白書 さて、幾原監督について話す時に、まず出てくるのがセーラームーンであろう。 彼は、個性溢れる演出スタイルが特徴だが、 原作モノをそのバックボーンとしている。 しかも、今の深夜アニメのような原作ではない。 3大少女漫画雑誌、しかも当時はその中でもトップであった。 そういう原作モノの中で、 彼はその個性を遺憾なく発揮し、 注目を集める。 最初に注目を集めたのは セーラ

    新房監督と幾原監督 - まっつねのアニメとか作画とか
  • みんなも「俺たちに翼はない」を見ようよ!〜こんな人にこのアニメは向いてます編〜 - まっつねのアニメとか作画とか

    久々の大ヒットアニメ(俺ん中で)の 「俺たちに翼はない」 をもっと広く見てもらいたいということで、ちょっと書いていこうと思う。 いくらなんでも、「30歳の保険体育」より見られてない(俺調べ)のは 不憫だと思うんだ。 そんなわけで、まず初級編。 どんな人にこのアニメを見てもらいたいの? ここからはじめようと思う。 結局のところ、アニメの「特徴」から言っても、 ネタバレにはなるわ、編見ろといいたくなるわで、 ラチがあかない。 というわけで、こういう人に「俺たちに翼はない」を見てもらいたいって感じでいく。 1、エヴァやウテナなどの90年代後半の先進的で衒学的なアニメが好きな人 2、押井監督や今敏監督、あるいはコゼットの肖像以前の新房監督のような、 「虚構と現実」で構成されているアニメが好きな人 3、山内重保監督の作品が好きな人 4、ギャラクシーエンジェルやエンジェルビーツ5話のような、シュール

    みんなも「俺たちに翼はない」を見ようよ!〜こんな人にこのアニメは向いてます編〜 - まっつねのアニメとか作画とか
  • アニメキャラクターのパーソナリティ - まっつねのアニメとか作画とか

    キャラクターというのは実在はしない。 ただ、フィクションの魅力は、命のない形に命が吹き込まれることでもある。 実在はしないが命はある。 まあそこらへんの記号論的なこととかあるいはフィクションとはみたいな 一般論はおいておいて、アニメの話。 キャラクターが「生きている」と感じるためには キャラクターのパーソナリティ・アイデンティティが必要だ。 そしてアニメにおいてそのパーソナリティを支えている二大要素が「声」と「絵」である。 この流れで「絵」の話でいえば、 一人のアニメーターが一人のキャラクターを担当するという いわゆるディズニー方式は理に適っている。 この場合、アニメーターのパーソナリティが即ち担当キャラクターのパーソナリティとなる。 アニメーターの手癖、みたいなものも キャラクターのパーソナリティとして許容しやすいというわけだ。 しかし、日のアニメーションはそういうシステムを取っていな

    アニメキャラクターのパーソナリティ - まっつねのアニメとか作画とか
  • 日常の6話〜ダンベルに囲まれたアニメーターの日常〜 - まっつねのアニメとか作画とか

    karimiさんのところも記事で思い出したけど、 日常の6話って木上さんのあにまる屋魂爆発だよねぇ って記事を書こうと思ってたんだった 色々あって完全に忘れてた。 木上さんはいまは京都アニメーションの人として有名になったけど、 もともとは、アニメ業界屈指の武闘派スタジオ・あにまる屋の出身。 あにまる屋の逸話は多く、ウィキペにも http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%9E%E3%83%AB 過去には所属するアニメーターがプロレスファンであったことから「肉体派アニメーター」を自称し、シンエイ動画時代からスタジオにトレーニング場を設け、ダンベルやバーベルなどボディビルの器具が設置されているという異色のスタジオであった。入社の基準もある程度の重さのバーベルを持ち上げられること

    日常の6話〜ダンベルに囲まれたアニメーターの日常〜 - まっつねのアニメとか作画とか
    pushol_imas
    pushol_imas 2011/06/07
    こういう所でも、プロレス的なつながりがあるのねw
  • 新房さんが凄いのは - まっつねのアニメとか作画とか

    齢40を過ぎてから、現実路線に転換し、さらに成功したことだ。 王道パターンと言えば、 始めは、現実・現場的な路線で修行して下地を固めて、 実力をつけて、作家主義的な路線に進出する。 押井、幾原、原と言った面々や 最近で言えば、あおきえい、長井龍雪、そして山寛もそのパターンだと思う。 あるいは古くは富野監督の名前もあがるだろう。 もちろん、最初から個性バリバリだった出崎さん・庵野さん・河森さんのような人もいる。 しかし、個性→現実で成功となるとなかなか思いつかない。 なぜかといえば、そういう方向転換をすると、大抵は凡百に埋もれてしまうからだ。 しかも、40も半ばというところからの方向転換である。 新房監督の転換期は、 明らかに「コゼット」「月詠」「なのは」と監督作三作品が乱立した2004年にあり、 作家性を前面に出し、ほぼ妥協せずに作ったであろうコゼットは商業的に惨敗し、 月詠・なのははヒ

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  • 手詰まり感 - まっつねのアニメとか作画とか

    アニメに限らず、流行り・最新のものというのはやはり活気があるものだ。 その一方でいわゆる古典といわれるものは活気はないけれども、 時間を経ただけの熟成がある。 で、どっちが良いってものでもないわけで。 例えば、現在の風潮とかを知りたいなら、 直近の流行りのものの方が手っ取り早いわけだし、 その結果の一つが アニメで言えば、アニメから社会を読み解く、とか あるいは売上からアニメオタクを読み解くとか そういう考え方。 逆に、古典にあたる事で、 アニメの中の普遍的な部分を探ったり、 あるいは「新古典主義」的に 古典の中でネタとして再利用できる部分を発掘したり。 で、俺は別にアニメ制作者でも社会学者でもないので、 別に現代社会の風潮もアニメオタクの動向も、 アニメのネタ探しもしなくて良い。 アニメ視聴者としてやっぱり重要なのは 「面白いと思えるアニメにどれだけ出会えるか」 だと俺は思っている。 そ

    手詰まり感 - まっつねのアニメとか作画とか
  • 須永司・西村純二・今川泰宏〜プロ猿三羽烏〜 - まっつねのアニメとか作画とか

    舞乙見てると、須永コンテのバランスの良さというのが シリーズの演出力の底上げをしているように感じる アニメ演出家で三羽烏というと、 大地丙太郎・佐藤竜雄・桜井弘明の 「チャチャ三羽烏」が有名ではあるけれど、 個人的には 須永司・西村純二・今川泰宏 の三人もセットというイメージが強い。 その始まりは、最近アニスタで板垣さんが話題にしている プロゴルファー猿 http://www.style.fm/as/05_column/itagaki/itagaki207.shtml この三人の中では西村純二さんがちょっと年上で、今川・須永両氏はほぼ同い年。 西村さんは「うる星」で押井CD時代、そしてその後のADとして活躍し、 今川さんは富野作品で猛威を奮っていた。 須永さんもこの頃は初コンテ作品の「パーマン」で注目されたりしていたようだ。 藤子作品はいわゆる「アニメオタク」とは違ったマニアが居て、 須永

    須永司・西村純二・今川泰宏〜プロ猿三羽烏〜 - まっつねのアニメとか作画とか
  • 舞乙7話の作画〜ライブ感〜 - まっつねのアニメとか作画とか

    椛島洋介さんがツイッターで舞乙のことを話していた 椛島さん「頭冷やすために舞乙見てる。Zだけどw そういや、初めて参加したのが7話でアリカがマイスターローブにマテリアライズするからそこをと言われ原画描かせていただいた。懐かしい。決めのポーズをその時ハマってた中国拳法取り入れてみたり。」 「だけど久行さんにその時既にあったニナのローブを見せられちょっと抑えてとあの形に。必殺技のところはどうしたいのか良くわからなかったからリボンをサイバーフォーミュラのブーストみたいにしたらかっこいいかなぁとメカっぽくしたら喜んでいただいてホッとした記憶。」 うむ、確かにサイバーのブーストみたいだw これに対して大塚健さん(7話のメカ作監)が 大塚さん「デザイン的にメカの要素は無かったようだけど、あの原画が良かったので、アリになったみたいだね。原画が作品世界に影響する好例だねw 」 「原画が作品世界に影響する」

    舞乙7話の作画〜ライブ感〜 - まっつねのアニメとか作画とか
  • スイプリ2話・作画以外でツボったところ - まっつねのアニメとか作画とか

    ここの 「やればできるじゃん!」 「まあね」 ってやりとり。 なんか榎戸洋司っぽいというかウテナっぽいというか 「まあね」への情報の圧縮率が半端ない 続く、このシーンの 「いこ、奏!」 「今は」 この「今は」のところで、一回二人の手が離れるところとか まさに絶妙な芝居 そこからの 「今は・・・奏じゃないよ。キュアリズム!」 ですよ そうそう、なんで今までのプリキュアはこのやりとりをやらなかったのか! ってくらい素晴らしい。 だって、変身した瞬間に呼び方が変わるなんて不自然じゃない、凄く それは前から気になってたんだ。 で、その不自然さを解消しつつさらに 「プリキュアネーム」で呼び合うことで、 「一緒にプリキュアをやる決意」 みたいなものを表現しちゃうっていうのが抜群。 「プリキュア」における常識を いままで「プリキュア」に関わってこなかったスタッフを起用したことで こういう最高の形の覆すと

    スイプリ2話・作画以外でツボったところ - まっつねのアニメとか作画とか
    pushol_imas
    pushol_imas 2011/02/13
    ここの一連の流れは最高だった。思わず声が上がってしまった。ウテナは構図とかにもすごい類似性を感じた
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