Tiago (Slight Delay)2009 Cottam / Cottam 3 / Cottam Crue-L Grand Orchestra / Classic Series / Crue-L DJ Kaos / Cosmischer Ruckenwind / Clone DJ Kent / Endless Boogie / Ene Tokyo Dominik Von Senger / No Name / Golf Channel Endless Boogie / Focus Level / No Quarter House Of House / Rushing To Paradise Harvey Mix / HOH1 Keita / Spa / Sound More [JPN] KZA / On & On & On / Mule Musiq Lobt Noch
ハウスのミックスCDと言われてとくに興味も湧かないような人でも、デリック・メイの13年振りのそれと知れば振り向くかもしれない。実際、都内のレコード店に行くとどこも力を入れて店頭展開している。われわれ世代にとっての最高のDJによる久しぶりの公式のミックスCDなのだから当然といえば当然だ。 僕にはこのミックスCDが期待以上に面白かった。女の笑い声からはじめるところもいいし、彼が----この一流のDJが、ピッチが多少合っていない箇所もそのままさらけ出した、実に生でヒューマンなミックスをしているところがとくに良かった。CDということもあってか、宇川直宏が言うところの"絶倫スタイル"は影を潜めているかもしれないが、彼のエレガントさ、未来的な響きとトライバルな展開との往復は健在である。 また、デトロイト・テクノならではの----というかデリック・メイならではの最初の3曲のかけ方----動物的だが上品で
1979年のアカデミー賞で視覚効果賞を受賞した『エイリアン』。たしかに視覚的なインパクトは絶大だったが、この映画が30年たった今でも、SF・ホラー映画史に残る傑作として古びていないのは、そこに強力な物語があったためでもある。 そんな『エイリアン』の物語は、追い詰められたひとりのSFファンの、孤独な夢想から生まれた。彼の名前はダン・オバノン。29歳、無職、無一文で、住む家も車もなく、友人の家のソファで寝起きし、SF映画の脚本を売ることで、そんな生活から抜け出すことを夢見ていた......。 1946年生まれのダン・オバノンは、南カリフォルニア大学の映画学部でジョン・カーペンターと出会って意気投合。カーペンターの卒業制作から始まった(のちに商業映画に格上げされた)宇宙SF『ダーク・スター』(1974年)で、脚本を書き、視覚効果を一手に手がけ、重要な役で出演する八面六臂の活躍を見せた。 卒業後は
"殺人犯"を通じて80年代の韓国を描いた『殺人の追憶』(03)と"怪物"を通じて家族とアメリカというテーマを描いた『グエムル -漢江の怪物-』(06)で世界の映画人にその名を知らしめた韓国の若き巨匠ポン・ジュノは、弱冠40歳にして本作『母なる証明』を世に問い、もはやその賞賛には何の疑いも挟む余地がないどころか、現代アジアを代表する映画作家の中でも随一のスケール感を漂わせる傑作の誕生に、日本での完成披露試写会場で本作を見たはずの若干年長の映画作家、是枝裕和も驚愕したに違いない。 映画は、韓国の民族性を感じさせながらそれに収まりきらないモダンな魅力を放つイ・ビョンウの素晴らしいスコアと静謐なキャメラワークで捉えた広大な平原を背景に主人公の女性キム・ヘジャが踊リ出すという驚くべきタイトルバックで開巻する。『グエムル〜』で組んで以来、僅か数年の歴史しか持たないポン・ジュノとイ・ビョンウのコンビだが
「生きる違和感」に普遍性 サリンジャー氏を悼む 柴田元幸 翻訳家・東大教授(1/2ページ)2010年2月2日10時33分 1982年5月11日、米フロリダの劇場で女優と話をするJ・D・サリンジャーさん=AP 書店に設けられたサリンジャーさんの追悼コーナー=29日、東京・八重洲、高橋雄大撮影 若者といえば反抗するもの、と相場が決まっていた時代、27日に亡くなったJ・D・サリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(1951)は、そうした若者たちの必読書という観があった。たとえば1960年代のアメリカでは、管理社会の息苦しさを精神病院に託して描いたケン・キージーの『カッコーの巣の上で』(1962)と、軍隊を舞台にやはり現代社会のいわば論理的な悪夢性を描いたジョゼフ・ヘラーの『キャッチ=22』(1961)とともに、『キャッチャー』は多感な少年の饒舌(じょうぜつ)な語り口を通し、大人の社会の画一
承前:2010-01-29■[映画から遠く離れて]映画を忘れろ!id:HALTAN:20100129:p106年公開の映画「フラガール」や05年「パッチギ!」、00年韓国映画「シュリ」などのヒット作を手掛けた映画製作配給会社のシネカノンが28日、関連の映画館運営会社と東京地裁に民事再生法の適用を申請した。帝国データバンクによると負債総額は2社合計で47億300万円。シネカノンが民事再生法の適用を申請 2010.1.29 05:00 サンケイスポーツhttp://www.sanspo.com/geino/news/100129/gnj1001290507009-n1.htm2ちゃんなどにも「分かっている」レスも無いでは無いのだが、少なくともネット上ではシネカノンの事実上の「倒産」について、僭越ながら見るべき意見は殆ど無い。ブログ検索しても納得できるエントリは以下程度しかなかった。シネカノンが
『奇談』 原題:기담(2007) 英語題:Epitaph 傑作。1942年の京城(ソウル)を舞台に、ある小さな病院で起こる怪異の数々をオムニバス風に綴った、異色のホラーファンタジー。監督・脚本を手がけたのは、これがデビュー作となるチョン・シク&ボムシク兄弟。「TRASH-UP!!」の韓国取材でお話をうかがった映画ライターの方が、自国のホラー映画ベスト5の1本として本作を挙げていて、さっそくDVDで観てみたら本当に素晴らしい作品だった。 氷の下で見つかった美しい女子高生の死体に魅せられる医学生パク。悲惨な交通事故から生還しながら終わらない悪夢に襲われる少女あさこ。そして、愛する妻に「影がない」ことを知ってしまったエリート医師ドンウォン。それぞれの物語は微妙に交錯し、生と死の境界はだんだんと曖昧になっていく……。そんな恐ろしくも物悲しい3つの“奇談”を、チョン兄弟はスタイリッシュな映像美とトリ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く