PY撮影ノート Vol.18 RAW現像で味付けを 写真表現に行き詰まってくると、何か抜け出す方法はないかと考えを巡らせる。写真集や絵画を眺めてみたり、カメラのシーンセレクトを分析したり、「藁にもすがる思い」でレンズの味を利用したりと。そんなあがきをPY撮影ノートでは紹介してきました。そんなあがきのひとつに「RAW現像」という“禁断”の方法があります。あえて“禁断”という言葉を使ったのは、現像に頼りすぎると「後でなんとかなるさ」と撮影時に何も考えなくなってくるからです。「考えなくてもいいのでは」という意見もあるかと思いますが、撮影時に仕上がりのイメージを思い描き撮影方法(セッティング)を考えることは、写真を楽しむ大事な要素ではないでしょうか。 今回の撮影ノートは「RAW現像」を撮影後に写真を作り込む方法と位置づけるのではなく、写真の味付けのためのひとつのツールとして考えてみます。 ( 写真
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