瓦が落ち、屋根が崩落した民家=13日午前8時38分、兵庫県洲本市、朝日新聞社ヘリから、竹花徹朗撮影 今回の地震について、多くの専門家は、「阪神大震災の『余震』の可能性がある」と指摘する。その理由は、淡路島周辺には断層帯が広がり、今回の震源が阪神大震災の余震域の南端にあたっていること、さらに大地震の後には数十年と比較的長期にわたって余震が続く、といった過去の例もあるからだ。 気象庁によると、今回の地震の震源は阪神大震災と同じ淡路島で近接している。地震を引き起こすエネルギーは阪神大震災の数十分の1程度。遠田晋次・東北大教授(地震地質学)は「阪神大震災は淡路島の北部で断層が動き、島の中央部に伝わったひずみが今回の地震に影響したと考えられる。阪神大震災後、余震は減っているとはいえ、体に感じられない程度の地震は今も続いている。今回も広い意味で阪神大震災の余震と考えられる」と話す。 ただ、地震の