半導体関連の市場調査を手掛ける米IC Insights, Inc.は,太陽電池メーカーの設備投資が2010年に底を打ち,2011年から回復/成長基調に戻るとの予測を発表した(発表資料)。 太陽電池セル/モジュールのメーカーによる2009年の設備投資は,景気後退の影響を受けて前年比で23%減の11億3000万米ドルとなる見込み。ただし,前年まで積極的な投資が続いていたため,2009年の生産能力は同32%増の11.5GWまで拡大するとIC Insights社は予測する。一方,2009年の太陽電池の世界導入量(需要)は前年比22%減の6.8GWまで落ち込む見通し。このため,太陽電池の工場稼働率は2008年の83%から2009年は54%まで低下するとIC Insights社はみている。 2009年の需要減退を受けてメーカー各社は投資を絞り,2010年の設備投資は前年比40%減の6億8000万米ドル