ブックマーク / xtech.nikkei.com (239)

  • [解決への道]プライバシーコミッショナー制度を確立せよ

    前回は、“法的にグレー”なスマートフォンアプリが少なくない現状について見た。この状況を脱するには、まずアプリ開発者やサービス提供者の意識を変えることが求められる。ただ、それだけでは不十分だ。法制度についても、併せて考え直していく必要がある。 利用者情報を扱う場面が増えるなど、環境が複雑化し、従来の法規制のアプローチだけでは対処が難しくなっている。プライバシーに関わる情報の活用を進めるには、欠かせない動きだろう。 スマートフォンによって携帯電話事業者中心の垂直統合モデルが崩れ、モバイルアプリの分野でパラダイムシフトが起こっている。このことが、プライバシー問題の注目度が高まる背景にもなっている。岡村弁護士は「パラダイムシフトは法規制の面でも進んでいる」と指摘する。垂直統合モデルが崩れたことで、これまで規制当局が携帯電話事業者を介して業界をコントロールしてきたやり方が通じなくなっているからだ。

    [解決への道]プライバシーコミッショナー制度を確立せよ
  • 「総合的な模倣だ」 アップルが怒りを露わにする理由

    競争優位を生み出す商品デザインを解説する専門誌、日経デザインは、米アップルが韓国サムスン電子を訴えたデザイン訴訟について詳しく調べ上げた。第1回の今回は外観のデザインパテントや商標の争点について取り上げ、次回の第2回ではインターフェースに関する争点を解説する。第3回ではサムスンの反論を紹介、第4回ではこの大係争が今後の商品デザインにどう影響を及ぼしていくのかについて考える。 ※  ※  ※ 米調査会社IDCが2011年8月4日に発表した4月から6月期のスマートフォン(多機能携帯電話)の世界出荷台数で、これまで首位を維持していたフィンランドのノキアを初めて追い落とし、米アップル(以下アップル)が前年同期比2.4倍の2030万台で首位に立った。 そして2位には、前年同期比4.8倍の1730万台を出荷した韓国サムスン電子(以下サムスン)が浮上し、アップルを追い上げている。スマートフォン市場で、こ

    「総合的な模倣だ」 アップルが怒りを露わにする理由
  • 情報工学は面白い!

    毎日の仕事に追われていると、ついITの原理原則を忘れがちになるものだ。何事にも言えることだが、基礎を理解してこそ、初めて応用ができるのである。 連載『矢沢久雄の情報工学“再”入門』では、ITの根幹を成す学問体系である「情報工学」を解説している。おそらく学生時代や入社時の研修で習った方も多いとは思うが、この機会に復習していただきたい。必ず新たな発見があるはずだ。

    情報工学は面白い!
  • “日本は特殊な国”か、通信を可視化してみたら意外な事実が分かった

    例えばFacebookやTwitterなどのソーシャルサービスは、実際にどれくらい国内企業ネットで使われているのか---。大手ファイアウォールベンダーの米パロアルトネットワークスは、半年に一度、世界中のユーザー企業を対象に大規模なトラフィック調査を実施し、様々なデータを収集および分析している。来日した調査担当者に、日の国内企業におけるトラフィック傾向などについて話を聞いた。 まずは調査の概要について教えてほしい。 2008年から約半年に1回の割合で、世界中のユーザー企業を対象にトラフィック調査を実施している。最新のデータは2011年5月に実施した調査で得たもので、調査対象となった企業の数は全世界で合計1253社、そのうち日の企業は87社入っている。調査対象企業の数は回を重ねるごとに大きく増えており、前回(2010年10月)は723社、前々回(2010年3月)は347社だった。具体的な企

    “日本は特殊な国”か、通信を可視化してみたら意外な事実が分かった
  • GoogleがNortelの特許オークションに入札、膨大な知的資産を獲得へ

    Googleは米国時間2011年4月4日、カナダNortel Networksの特許オークションに参加すると発表した。Googleは、現在の特許システムは改善の余地があること、同社が比較的若い会社であるため競合会社ほど特許を持っていないことなどを踏まえ、入札することを決定したと説明している。 Nortelは2009年1月に、米国とカナダで破産法による保護を申請した(関連記事:Nortelが破綻、連邦破産法11条の適用を申請)。以来、企業向けソリューション事業、光通信/Ethernet事業、GSM事業など各部門や技術の売却を進めている(関連記事:NortelのGSM事業、Ericssonなどが1億300万ドルで落札)。 Googleは長い間、特許を保有しているだけで何も創造していない企業が特許訴訟を起こすなどして技術革新を阻害しているとして、特許を見直すべきだと主張してきた。「しかし、この

    GoogleがNortelの特許オークションに入札、膨大な知的資産を獲得へ
  • 「iPad対抗馬の本命」、NTTドコモのAndroidタブレットGALAXY Tabをさっそく触ってみた

    2010年11月26日にいよいよ発売となったNTTドコモのAndroidタブレット「GALAXY Tab」(SC-01C)。最新のAndroid 2.2を搭載し、高速なCPUと高精細な液晶を備えることから、現時点でのiPad対抗の命候補とみなす人も多い。いわゆる「スマートフォンサイズ」ではないこうしたタブレット型Android端末がこれから国内で普及するのかどうか、それを占う意味でも重要な存在といえるだろう。 そんなGALAXY TabをITpro編集部で購入したので、さっそくファーストインプレッションをお届けしよう。これからしばらく使ってみて、使用感や活用法、気になる点などを随時報告していく予定だ。 電源オフからの再起動は25秒で完了 外箱は体がピッタリ収まるサイズになっており、かなりコンパクト。箱だけなら普通のガラケーと大差ない。箱を開けるといよいよGALAXY Tabとのご対面で

    「iPad対抗馬の本命」、NTTドコモのAndroidタブレットGALAXY Tabをさっそく触ってみた
  • ブックオフが9月に新しいケータイ割引、Tポイント脱退しヘビーユーザー向けに衣替え

    ブックオフコーポレーションは2010年9月1日、携帯電話を使った新しい割引サービス「BOOKOFFタッチでおトクなメンバーズ」を開始する。顧客はブックオフ店舗での中古品の買い取りや購入のたびに、店頭に設置されたフェリカ端末に携帯電話でタッチすれば、電子的なスタンプをためられるというもの。10個たまると「1dayサンクスパス」と交換できる。 このパスは顧客が好きな日を1日だけ選んで使う。その日のうちであれば1日に何度でも、どのブックオフ店舗に行っても、全品10%の割引料金で買い物ができるようになる。 新サービスを始めるに当たり、ブックオフは同社の顧客動向を調査した。すると来店頻度が高いヘビーユーザーほど複数のブックオフ店舗をはしごして利用する傾向が高いことを突き止めた。こうしたヘビーユーザーは来店1回当たりの購入金額も高く、ブックオフでは上位10%の優良顧客で売り上げ全体の60%を占めている

    ブックオフが9月に新しいケータイ割引、Tポイント脱退しヘビーユーザー向けに衣替え
  • MozillaがiPhone版Firefoxを作れない理由

    米Mozillaは2010年7月1日、Firefox向けの機能拡張ソフト(アドオン)「Firefox Sync」(旧称Weave Sync)の最新バージョン1.4を公開したことを明らかにした(Mozilla Japanのブログ記事)。Firefox Syncは、複数のパソコンやスマートフォンでFirefoxのブラウザーデータを同期できるようにするアドオン。Mozillaのサーバーを介して、Firefoxのブックマークやパスワード、閲覧履歴、フォーム入力履歴などを同期する。バージョン1.4では日語へのローカライズが行われており、より使いやすくなったとしている。 Firefox Syncの便利な点は、自宅や勤務先、モバイル用のパソコンなど複数のパソコンを使っている場合でも、一つのパソコンでFirefoxの設定を施してしまえば、その設定をサーバー経由で他のパソコン上のFirefoxに反映できる

    MozillaがiPhone版Firefoxを作れない理由
  • 東芝,電子書籍の新たな展開を「検討しているのは事実」

    東芝は,7型のタッチ・パネル付き液晶パネルを2枚搭載した小型パソコン「libretto W100」を発売する(Tech-On!関連記事)。この製品の用途の一つとして同社が掲げるのが,電子書籍である。 東芝は2010年4月,ノート・パソコンを手掛けるPC&ネットワーク社のカンパニー名称を改名し,デジタルプロダクツ&ネットワーク社とした。これを受け,事業領域も拡大し,電子書籍についても同カンパニーが手掛ける方針を明確にした。 その第1弾とも言えるのが,今回のlibretto W100である。2画面の液晶パネルを備えるため,縦方向に持つと,を見開いたような形態になる。2004年2月にパナソニック(当時は松下電器産業)が発売した電子書籍端末「ΣBook」も,同様な見開き型だった(Tech-On!関連記事)。このような見開き型の端末については最近,電子書籍に詳しい専門家からも待望の声が挙がっていた

    東芝,電子書籍の新たな展開を「検討しているのは事実」
  • 講談社,「小田実全集」を電子書籍版とオンデマンド版で刊行

    講談社は,2007年に亡くなった作家・小田実氏の全集「小田実全集」を,電子書籍版と通常の紙版の両方の形態で刊行する。紙版は,注文を受けてから印刷するオンデマンドの方式を採る。「個人全集を電子書籍版とオンデマンド版で出版するのは,業界初の試み」(講談社)。2010年6月25日から毎月2~3点ずつ,2014年5月まで5年かけて刊行する。 電子書籍版は,パソコンと米Apple社のスマートフォン「iPhone」で読むことができる。価格は,1巻525~2100円。全巻そろえると,7万8750円になる見込み。一方,オンデマンド版の価格は,1巻2520~5565円。全巻そろえると,31万7415円になる見込みである。 講談社は,2010年5月に発行した京極夏彦氏の新作小説「死ねばいいのに」において,電子書籍版もほぼ同時に発売している。電子書籍版は,5日間で1万部が販売されたという。電子書籍に関する出版社

    講談社,「小田実全集」を電子書籍版とオンデマンド版で刊行
  • 「の」を3つ以上連続して使わない

    今回は、助詞「の」の使い方について、学習しましょう。まずは、次の文章を読んでみてください。 どこが問題? ここが問題! 一文に「の」が連続して3回以上使われている 同じ文章の中に「~の~の~の」と「の」が連続して3回以上続くと、文が間延びした感じになり、稚拙な印象を与えてしまいます。これは口語的な表現に近いためだと考えられます。 これで解決! 他の言葉に置き換える、または「の」を省略する 「の」の連続使用は2回までとし、3回以上連続させないためには、以下のように、他の言葉で置き換える、または省略する方法があります。 ・場所に関すること:「~の」を「~にある」「~にいる」に置き換える。 例:「会議室の机の上の…」→「会議室にある机の上の…」 ・時に関すること:「~の」を「~における」に置き換える。 例:「入社時の注意点の話の内容…」→「入社時における注意点の内容…」 ・対象に関すること:「~

    「の」を3つ以上連続して使わない
  • 2画面Androidブックリーダー「Alex」が日本で初お目見え

    Open Embedded Software Foundation(OESF)が2010年4月21日に東京都内で開催した「Android Steps Ahead 2010/Tokyo」で,ハフトテクノロジー社が2画面を持つ新型のAndroidブックリーダー「Alex」を展示した。OESFAndroidをベースとした組み込み機器向けプラットフォームを開発する団体である。

    2画面Androidブックリーダー「Alex」が日本で初お目見え
  • 「Google Books」を巡る著作権侵害問題、写真業界団体などが集団訴訟

    米国のメディア写真家協会American Society of Media Photographers(ASMP)をはじめとする画像業界団体は現地時間2010年4月7日、米Googleを著作権侵害でニューヨーク州南部の連邦地方裁判所に提訴したと発表した。 原告側は、Googleが著作権保持者の許可を得ずに、著作権付き画像が掲載された多数の書籍や出版物をスキャンし、書籍全文検索サービス「Google Book Search(Google Books)」などで公開していることは著作権侵害にあたると主張している。 Google Book Searchを巡っては、Googleは作家団体および出版業界と和解に合意し、裁判所の承認を待っている状態だ。ASMPなどの団体は、この訴訟に加わることを望んだが、裁判所に却下された。これを受け、写真家、イラストレーター、ビジュアル・アーティストの権利保護ための集

    「Google Books」を巡る著作権侵害問題、写真業界団体などが集団訴訟
  • 「クレジットカードより小さい」Android携帯「Xperia X10 mini」と、キーボード付き「mini pro」発表

    Sony Ericsson Mobile Communicationsは2010年2月14日(現地時間)、Android携帯「Xperia X10」(日での製品名はXperia)の小型版「Xperia X10 mini」および「mini pro」を発表した。miniは「クレジットカードよりも小さい」(Sony Ericsson)。2010年第2四半期に出荷する。 Xperia X10同様、これまでの操作履歴を時系列で呼び出せる独自開発ユーザー・インタフェース「Timescape」を備える。「Xperia X10 mini pro」は、スライド式のハードウエア・フルキーボードを装備している。 タッチスクリーンは2.55インチのTFT液晶で、解像度は240×320ピクセル。カメラは5メガピクセル。CPUは動作周波数600MHzのQualcomm MSM7227。Bluetooth、GPSも備

    「クレジットカードより小さい」Android携帯「Xperia X10 mini」と、キーボード付き「mini pro」発表
    pygmalion313
    pygmalion313 2010/02/28
    auででてくれないと
  • もう外国語で悩まない!? リアルタイムな翻訳システムの実用化が間近

    「Where is the nearest station?」「えっ、なに?なに?I can’t speak English.」――。もう、こんな恥ずかしい思いはしなくてすむかもしれない。相手が話した言葉を自動的に翻訳し、メガネ型の表示ディスプレイなどに翻訳内容をほぼリアルタイムに表示するシステムの実用化が近いからだ。英語のほか、中国語と韓国語にも対応する。まずは、日を訪れた観光客との“通訳”として期待されている。 “通訳”となるのは、音声認識ソフトと自動翻訳ソフトを組み合わせたシステム。マイクで音声を検知し、それを自動的に翻訳して各種の表示装置に表示する。会話する双方が利用することで、例えば日語を知らない外国人観光客と、英語を知らない日人の会話が可能になる。

    もう外国語で悩まない!? リアルタイムな翻訳システムの実用化が間近
  • GoogleがYouTube動画に自動で字幕,日本語への翻訳も可能に

    Googleは米国時間2009年11月19日,同社が運営する動画投稿サイト「YouTube」で,動画再生時に自動で字幕を付ける機能「Auto-caps(automatic captions)」を追加と発表した。 これまで字幕を表示するには,動画の投稿と同時に字幕を記述したファイルをアップロードしなければならなかった。この方法ではユーザーに負担がかかり,YouTubeにある膨大な動画すべてに字幕を付けるのは困難と判断。機械生成による方法も採用することにした。 この機能は,同社の自動音声認識技術を利用している。映画などの字幕と同じく人物がまだ話し終えていないセリフもあらかじめ表示する。また字幕は翻訳することもできる。約50の言語に対応しており日語表示も可能。利用するには,画面右下にあるアイコンにマウスを持っていくと表示される「Transcribe Audio」や「Translate Cap

    GoogleがYouTube動画に自動で字幕,日本語への翻訳も可能に
  • 議事録のプロ

    システム構築の現場は,人と人とのコミュニケーションの場でもあり,ヒアリングや報告などさまざまな目的の会議がたくさん開かれる。そこで問題となるのが「議事録」だ。会議の議事録の取り方を観察していると,実に様々な流儀・方法を目にすることができる。 時々見かけるのが会議をすべて録音して,後日,誰かがほとんど1日費やして聞きなおしてすべて書き出すというもの。出来上がった議事録は数ページに及び,それを関係者に配ったとしても誰も見ようとはしない。それほどに冗長な議事録ではなくても,議題ごとに誰が何と言ったかについて克明に記述された議事録はよく目にする。 第一話で登場したIさんは要求定義ヒアリングのプロであるだけでなく,議事録のプロでもある。Iさんに「議事録の書き方はどうしたらいいか」と尋ねると,「決まったことだけ書いてください。それ以外は基的にいらないといっていいでしょう」と言い切る。 会議の場では様

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  • 【CEATEC】シャープが電子書籍事業に本腰,専用端末の試作品も披露

    シャープは,2009年10月6~10日に幕張メッセで開催している「CEATEC JAPAN 2009」において,同社が今後取り組む電子書籍サービスの姿を披露した。アピールしたキーワードは「ワンソース・マルチユース」。すなわち,一つのコンテンツをさまざまな端末に最適なレイアウトに変換して表示させるというもの。同社が開発したフォーマットである「XMDF」を活用して実現した。 展示では,シャープが提供する複数の端末に,同じコンテンツを表示させた。具体的には,液晶テレビ「AQUOS」,ノート・パソコン「Mebius」,ネットブック「NetWalker」,電子辞書「Brain」といった端末である。いずれの端末も,XMDF用のビューワ「ブンコビューワ」を改良したビューワを利用して,コンテンツを表示させた。 さらに,専用端末の試作品にもコンテンツを表示させた。この試作品は,5型で1024×600画素の液

    【CEATEC】シャープが電子書籍事業に本腰,専用端末の試作品も披露
  • 【CEATECプレビュー】「AQUOSで毎日新聞を読む」,電子新聞の実証実験開始に合わせてシャープがデモ

    シャープは2009年9月29日に開催した液晶テレビ「AQUOS」の記者発表会場で,同日に実証実験が始まった電子新聞サービス「毎日新聞×DoTV」のデモを実施した。 「毎日新聞×DoTV」は,AQUOSのインターネット接続対応モデルに向けて,毎日新聞社とNTTコミュニケーションズが提供するサービスである。NTTコミュニケーションズのテレビ向けポータルサイト「DoTV」を通して,毎日新聞を読むことができる。 このサービスで読めるのは,毎日新聞朝刊(東京最終版)の1面,2面,3面,第2社会面,社会面の5ページ。新聞紙面そのままのレイアウトで表示される。ただし,広告は紙面オリジナルのものではなく,NTTコミュニケーションズやシャープの広告に差し替わっていたり,空白になっていたりする。紙面コンテンツは,毎朝5時30分に「DoTV」に用意される。 AQUOSのリモコン操作で,紙面を拡大表示させることも

    【CEATECプレビュー】「AQUOSで毎日新聞を読む」,電子新聞の実証実験開始に合わせてシャープがデモ