冷凍食品で、自宅でお酒のつまみにできる商品が増えている。お酒をコンビニやスーパーで買って自宅で飲む「家飲み」が定着しつつあるためだ。弁当向けの冷凍食品は少子化で頭打ちで、メーカーは新市場開拓を図っている。 【写真】日本水産「おうちおつまみ こんがり焼きつくね」 味の素冷凍食品の「夜九時のひとり呑(の)み」シリーズは、豚角煮、にんにく空芯菜、よだれ鶏など居酒屋で好まれるメニュー6種類をそろえた。電子レンジで調理できる。グルメ雑誌と共同開発したメニューで、一人で帰宅後に飲む人がターゲット。量を70~80グラムと少なめに抑えた。同社は「おつまみ向けの冷凍食品を世の中に広めたい」。実勢価格は税抜き248円~398円。 日本水産は、「おうちおつまみ」シリーズで新たに「こんがり焼きつくね」を追加発売した。黒こしょうと一味唐辛子で、鶏肉をビールに合うピリ辛味に仕上げた。実勢価格は税抜き298円。ニチレイ