今年108歳。篠田桃紅の画業をたどる展覧会がそごう美術館で開催2021年3月に108歳となる篠田桃紅。その長きにわたる画業をたどる展覧会「篠田桃紅展 とどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち」が横浜のそごう美術館で開催される。会期は4月3日〜5月9日。 文字のかたちにとらわれない水墨抽象画という独自のスタイルを確立し、現在までつねに新しい表現に挑戦し続けてきた篠田桃紅。その画業をたどる展覧会「篠田桃紅展 とどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち」が、横浜のそごう美術館で開催される。会期は4月3日〜5月9日。 篠田桃紅は1913年中国・大連生まれ。5歳の頃から父に書の手ほどきを受けて墨と筆に触れ、以後独学で書を極めてきた。戦後は文字を解体し、墨で抽象を描き始め、56年には単身渡米。ニューヨークを拠点に、ボストン、シカゴ、パリなどで個展を開催した。2年間の滞在を経て帰国した桃紅は、左右分割、明暗対照、